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<動意株・7日>(大引け)=電算、ライトアップ、ワンプラなど

配信日時:2025/07/07 15:33 配信元:MINKABU
 電算<3640.T>=上値指向強める。6月17日につけた年初来高値2857円を払拭しての新値街道突入を意識させる動きとなっている。情報処理システムの開発を手掛けるが、本社を長野市に構え信越を地盤に地方自治体向けの需要獲得を進め、首都圏にも営業エリアを広げている。業績変化率は目を見張るものがあり、にわかにマーケットでも注目度が高まっているもよう。生成AI市場の拡大を背景としたデータセンター建設ラッシュが進むなか収益環境の追い風は強く、26年3月期営業利益は前期比7割を超える大幅増益で過去最高更新が続く見通しにある。PERがわずか5倍台ということもあって、データセンター関連の出遅れとして継続的な投資資金の流入が観測される。  ライトアップ<6580.T>=後場強含む。同社はきょう午前11時30分ごろ、中小企業の営業業務を包括的に支援する「営業7領域AIエージェント構想」を発表しており、これが買い手掛かりとなっているようだ。営業プロセスを「商品企画」から「新規サービス企画」まで7つの領域に分解し、各工程を支援する専用AIエージェントとSaaSを段階的に提供するとしている。なお、同社は6月17日に、中小企業向け「人事7領域 AIエージェント構想」に着手することを明らかにしていた。  ワンダープラネット<4199.T>=急速人気でストップ高。同社は4日、バンダイナムコホールディングス<7832.T>傘下のバンダイナムコエンターテインメントが制作し、配信を予定しているモバイルゲーム「ジャンプ+ジャンブルラッシュ」の開発を担当していることを明らかにしており、これが材料視されているようだ。このタイトルは、「少年ジャンプ+」10周年を記念して制作されたジャンプ+キャラクターが多数出演するスマホゲーム。配信開始は今秋ごろを予定している。  ワイヤレスゲート<9419.T>=商い伴い大幅高。一気に年初来高値を更新した。同社は4日取引終了後、訪日外国人観光客や国内旅行者向けに、国内で利用可能な500メガバイトの無料eSIMを企業が無料配布できる新サービス「WG FREE eSIM」の提供を開始したことを明らかにしており、これが材料視されているようだ。WG FREE eSIMは、店舗や企業が自社のマーケティング施策の一環としてeSIMを無料配布し、利用者が通信容量を追加購入(リチャージ)することで、その売り上げの一部が企業に還元される成果報酬型の仕組みを採用。これにより、旅行者のための無料データ通信を販促ツールとして活用しながら、新たな収益源の創出が可能になるとしている。  マックハウス<7603.T>=物色人気にストップ高。カジュアル衣料を全国チェーン展開するが、業績は売り上げが苦戦するなか損益も営業赤字が続いている状況で、新規参入による業容拡大など新境地開拓への思惑も浮上しやすくなっている。そうしたなか、前週末4日取引終了後に画像認識プラットフォームを核としたAIソリューションサービスを展開するトリプルアイズ<5026.T>の子会社で暗号資産マイニング国内トップのゼロフィールド(東京都港区)と、暗号資産事業に関する基本契約を締結したことを発表した。これを材料視する形で投資資金が集中している。  ニューテック<6734.T>=急伸。一時、344円高の1986円まで買われ年初来高値を更新した。同社は前週末4日の取引終了後、第1四半期(3~5月)連結決算を発表。売上高が前年同期比2.0倍の14億4300万円、純利益が4.3倍の7000万円になった。同社はストレージや周辺機器の製造開発や販売を手掛ける。堅調な業況を評価した買いが入ったようだ。新製品のMAGNAシリーズを含めRAID(レイド)が好調に推移し、ストレージ本体と周辺機器の売上高が前年同期と比べて大きく伸びた。医療関連品のキッティングも伸長した。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS

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