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みずほリース Research Memo(6):「中期経営計画2025」は変革に挑戦する3年間
配信日時:2025/07/02 16:06
配信元:FISCO
*16:06JST みずほリース Research Memo(6):「中期経営計画2025」は変革に挑戦する3年間
■みずほリース<8425>の成長戦略
1. 「中期経営計画2025」
同社は2023年5月に「中期経営計画2025」(2024年3月期~2026年3月期)を策定した。中長期的に目指す姿を「リース会社から大きな飛躍を遂げ、事業・社会的課題解決に寄与するマルチソリューション・プラットフォーマー」として、本中期経営計画のキーワードに「挑戦」「変革」「成長」を掲げ、目指す姿の実現に向けて飛躍的な成長を遂げるため、ビジネス・経営基盤双方へ積極的に経営資源を投下する期間と位置付けた。経営目標としては、最終年度2026年3月期の親会社株主に帰属する当期純利益420億円、ROA1.6%以上、ROE12%以上を掲げている。また経営資源投下額としては、営業資産残高7,000億円超の増加、インオーガニック投資1,500億円規模、ITシステム投資100億円超、専門ビジネス人財80名超の増加を目途としている。
基本戦略は、成長の時間軸が異なる複層的な事業ポートフォリオマネジメントとして、事業ポートフォリオを「変革」「挑戦」を支えるための岩盤収益源として着実・継続的な成長を実現するコア分野(国内リース、不動産など)、中長期目標での飛躍によりコア分野に次ぐ収益柱を目指すグロース分野(グローバル、航空機、戦略投資、環境エネルギーなど)、長期目線で大きく花開くことを展望するフロンティア分野(サーキュラーエコノミー、XaaSなど)に分類した。そして、みずほグループ及び丸紅との連携を中心に、M&A・アライアンス等のインオーガニック戦略を積極活用しながら、事業ポートフォリオ運営の変革・高度化を推進する。さらに成長を支えるためのサステナビリティ経営、IT基盤整備・DXの加速、人財戦略高度化・企業カルチャー変革、ガバナンス・リスクマネジメント高度化も推進する。
注力分野の戦略としては、コア分野の国内リースでは顧客の経営課題解決に資する価値共創・課題解決型営業スタイルの徹底、みずほグループとの連携を通じた顧客基盤のさらなる拡大など、不動産では安定収益源のメザニンローンや不動産リースの拡大、中長期的な運用を視野に入れた不動産取得と共同開発などを推進する。
グロース分野のグローバルではモノ価値に依拠したソリューション提供による収益機会創出、丸紅との共同投資や独自ソーシングM&Aを通じた新たな成長マーケットへの進出など、航空機ではAircastle(米国)を軸とした航空機ビジネスのバリューチェーンから生じる収益機会の獲得、資産回転型ビジネスやオペレーティング・リースの強化など、戦略投資ではファンド投資と事業会社への直接投資強化、メザニン・エクイティ高収益案件への選別的対応、CVCを活用したスタートアップ企業への価値共創投資拡大など、環境エネルギーでは再エネ発電設備容量1GWの確保と再エネ電源供給者としての高いプレゼンス発揮、再エネ電力供給体制構築、系統用蓄電池等の新たな領域への取り組みなどを推進する。
フロンティア分野のサーキュラーエコノミーではアライアンスパートナーとの連携による「高度循環型社会」「脱炭素社会」の実現に向けたプラットフォーム構築、資源の効率的利用による最大限の付加価値創出など、XaaSではロボットのアセットホルダーとして様々なソリューションを提供するRaaS(Robotics as a Service)や、モビリティとエネルギーの融合分野でバッテリーを核とした事業を展開するBaaS(Battery as a Service)のプラットフォーム構築を推進する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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1. 「中期経営計画2025」
同社は2023年5月に「中期経営計画2025」(2024年3月期~2026年3月期)を策定した。中長期的に目指す姿を「リース会社から大きな飛躍を遂げ、事業・社会的課題解決に寄与するマルチソリューション・プラットフォーマー」として、本中期経営計画のキーワードに「挑戦」「変革」「成長」を掲げ、目指す姿の実現に向けて飛躍的な成長を遂げるため、ビジネス・経営基盤双方へ積極的に経営資源を投下する期間と位置付けた。経営目標としては、最終年度2026年3月期の親会社株主に帰属する当期純利益420億円、ROA1.6%以上、ROE12%以上を掲げている。また経営資源投下額としては、営業資産残高7,000億円超の増加、インオーガニック投資1,500億円規模、ITシステム投資100億円超、専門ビジネス人財80名超の増加を目途としている。
基本戦略は、成長の時間軸が異なる複層的な事業ポートフォリオマネジメントとして、事業ポートフォリオを「変革」「挑戦」を支えるための岩盤収益源として着実・継続的な成長を実現するコア分野(国内リース、不動産など)、中長期目標での飛躍によりコア分野に次ぐ収益柱を目指すグロース分野(グローバル、航空機、戦略投資、環境エネルギーなど)、長期目線で大きく花開くことを展望するフロンティア分野(サーキュラーエコノミー、XaaSなど)に分類した。そして、みずほグループ及び丸紅との連携を中心に、M&A・アライアンス等のインオーガニック戦略を積極活用しながら、事業ポートフォリオ運営の変革・高度化を推進する。さらに成長を支えるためのサステナビリティ経営、IT基盤整備・DXの加速、人財戦略高度化・企業カルチャー変革、ガバナンス・リスクマネジメント高度化も推進する。
注力分野の戦略としては、コア分野の国内リースでは顧客の経営課題解決に資する価値共創・課題解決型営業スタイルの徹底、みずほグループとの連携を通じた顧客基盤のさらなる拡大など、不動産では安定収益源のメザニンローンや不動産リースの拡大、中長期的な運用を視野に入れた不動産取得と共同開発などを推進する。
グロース分野のグローバルではモノ価値に依拠したソリューション提供による収益機会創出、丸紅との共同投資や独自ソーシングM&Aを通じた新たな成長マーケットへの進出など、航空機ではAircastle(米国)を軸とした航空機ビジネスのバリューチェーンから生じる収益機会の獲得、資産回転型ビジネスやオペレーティング・リースの強化など、戦略投資ではファンド投資と事業会社への直接投資強化、メザニン・エクイティ高収益案件への選別的対応、CVCを活用したスタートアップ企業への価値共創投資拡大など、環境エネルギーでは再エネ発電設備容量1GWの確保と再エネ電源供給者としての高いプレゼンス発揮、再エネ電力供給体制構築、系統用蓄電池等の新たな領域への取り組みなどを推進する。
フロンティア分野のサーキュラーエコノミーではアライアンスパートナーとの連携による「高度循環型社会」「脱炭素社会」の実現に向けたプラットフォーム構築、資源の効率的利用による最大限の付加価値創出など、XaaSではロボットのアセットホルダーとして様々なソリューションを提供するRaaS(Robotics as a Service)や、モビリティとエネルギーの融合分野でバッテリーを核とした事業を展開するBaaS(Battery as a Service)のプラットフォーム構築を推進する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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