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【↑】日経平均 大引け| 4日続伸、ハイテク株が買われ4万円大台回復 (6月27日)

配信日時:2025/06/27 16:28 配信元:MINKABU
日経平均株価 始値  39866.36 高値  40267.84 安値  39847.31 大引け 40150.79(前日比 +566.21 、 +1.43% ) 売買高  22億84万株 (東証プライム概算) 売買代金 5兆9221億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント  1.日経平均は566円高と4日続伸、前日の米株高受け買い流入  2.日経平均株価は4万円台を回復し1月初旬以来の年初来高値更新  3.米関税に関する警戒感が後退したことも買い要因に働いた  4.米エヌビディアの最高値を受け、東エレクやディスコが買われる  5.トヨタやホンダ、日産自、マツダといった自動車株に買いが膨らむ ■東京市場概況  前日の米国市場では、NYダウは前日比404ドル高と反発した。中東情勢懸念の後退やFRBによる早期利下げ観測で買いが優勢となった。  東京市場では、日経平均株価は大幅に4日続伸。ハイテク株などに買いが入り4万円台を回復し、1月上旬につけた年初来高値を更新した。  前日の米国市場でNYダウが上昇し、ナスダック指数は年初来高値を更新した。この流れを受け、東京市場も買い先行でスタート。米半導体大手のエヌビディアが最高値を更新したことを受け、半導体関連などハイテク株を中心に買いが流入。日経平均は4万円台を回復し一時、値上がり幅は680円を超えた。中東情勢への警戒感が後退したほか、トランプ米大統領が26日、中国と貿易に関する合意に署名したと述べたことも好感された。更に、米相互関税の国別上乗せ部分の一時停止措置の期限である7月9日が迫っていることに対して、ホワイトハウス報道官が期限は延長される可能性があることを示唆したことも買い要因となった。欧米市場に比べ日本株には出遅れ感が強いことも指摘された。今晩は米5月個人消費支出(PCE)物価指数が発表されることも様子見要因となり、後場に入りやや伸び悩んだものの大引けにかけ買い直され、結局1月7日につけた終値ベースの年初来高値(4万83円)を約5ヵ月半ぶりに更新して取引を終えた。  個別銘柄では、ディスコ<6146>やレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>が高く、ソフトバンクグループ<9984>も値を上げた。三菱重工業<7011>や川崎重工業<7012>が買われ、サンリオ<8136>やフジクラ<5803>もしっかり。トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>、日産自動車<7201>、マツダ<7261>といった自動車株に買いが流入した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や日本郵船<9101>も堅調だった。  半面、アドバンテスト<6857>やみずほフィナンシャルグループ<8411>が安く、ニデック<6594>やINPEX<1605>が軟調。オリンパス<7733>やすかいらーくホールディングス<3197>が値を下げ、中外製薬<4519>や日本郵政<6178>が下落した。  日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、ファストリ <9983>、SBG <9984>、TDK <6762>、リクルート <6098>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約308円。  日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、中外薬 <4519>、ニデック <6594>、オリンパス <7733>、アサヒ <2502>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約51円。うち31円はアドテスト1銘柄によるもの。  東証33業種のうち上昇は29業種。上昇率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)輸送用機器、(3)証券・商品、(4)電気機器、(5)機械。一方、下落はの4業種のみで下落率の上位から(1)ゴム製品、(2)精密機器、(3)銀行業、(4)不動産業。 ■個別材料株 △亀田製菓 <2220> [東証P]  米社の完全子会社化で今期は一転大幅な最終増益予想。 △フルッタ <2586> [東証G]  千葉県袖ケ浦市が返礼品としてアサイードリンクなど取り扱い開始。 △レゾナック <4004> [東証P]  次世代半導体パッケージ向けプロセスでの提携を材料視。 △浜ゴム <5101> [東証P]  野村證券が投資判断を格上げ。 △TMN <5258> [東証G]  自社株取得を好感。 △ナイル <5618> [東証G]  生成AIと編集スペシャリスト融合のコンテンツ制作サービス提供開始。 △イリソ電子 <6908> [東証P]  旧村上ファンド系が大量保有。 △トヨタ <7203> [東証P]  トランプ大統領が貿易問題で「中国との合意に署名」と表明。 △イクヨ <7273> [東証S]  ビットコインを最大12億円購入へ。 △ジオコード <7357> [東証S]  株主優待制度の新設発表で利回り妙味。 ▼ビューテHD <3041> [東証S]  配当・優待権利落ちで処分売りが優勢。 ▼ニデック <6594> [東証P]  イタリア子会社巡り有価証券報告書の提出期限を9月に延長申請。  東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)Aクリエイト <8798>、(2)シンフォニア <6507>、(3)ディスコ <6146>、(4)板硝子 <5202>、(5)亀田製菓 <2220>、(6)住友鉱 <5713>、(7)三井海洋 <6269>、(8)住友ファーマ <4506>、(9)浜ゴム <5101>、(10)川重 <7012>。  値下がり率上位10傑は(1)北里 <368A>、(2)マーケットE <3135>、(3)AndDo <3457>、(4)gumi <3903>、(5)サンウェルズ <9229>、(6)メディアス <3154>、(7)フジオフード <2752>、(8)メドピア <6095>、(9)ブロンコB <3091>、(10)ニデック <6594>。 【大引け】  日経平均は前日比566.21円(1.43%)高の4万0150.79円。TOPIXは前日比35.85(1.28%)高の2840.54。出来高は概算で22億84万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1183、値下がり銘柄数は391となった。東証グロース250指数は735.82ポイント(7.51ポイント安)。 [2025年6月27日] 株探ニュース

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