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サンワテクノス Research Memo(7):新中期経営計画を始動(3)
配信日時:2025/06/25 14:07
配信元:FISCO
*14:07JST サンワテクノス Research Memo(7):新中期経営計画を始動(3)
■長期ビジョンと中期経営計画
(3) 成長を支える投資と個別戦略の実施
a) 投資戦略
サンワテクノス<8137>の投資戦略に関しては、内部成長と外部成長を相互に補完しあう「事業協調型」による戦略的投資を推進する。投資資金としては手元キャッシュや自己株式等を活用するほか、必要に応じて最適な資金調達手段の選択を柔軟に検討する方針で、3年間で約100億円を投下する。内部成長のための投資としてはインフラ投資、DX投資、技術投資、人的投資を、外部成長投資としては既存事業とのシナジーが期待できる分野を対象にM&Aやアライアンスを検討する。
b) DX戦略
DX戦略では「守りのDX」から「攻めのDX」へシフトし、データとテクノロジーで成長加速を目指す。具体的には「業務効率化×標準化×スリム化」を実現する次世代基幹システムの導入準備に着手する。国内外の経営・業務データの収集と活用によりグローバル経営の意思決定を加速するほか、営業・マーケティング情報のAI・データ分析により営業戦略の強化を図る。また、スマート物流による「見える化システム」で物流拠点の最適化と高精度運営を実現することで顧客満足度の向上に取り組むほか、先端テクノロジーに対応できるDX人材の育成と活用を推進し、組織力を強化する。
c) 人財戦略
人財戦略として、社員一人ひとりが活躍できる制度と組織の構築に取り組み、中期経営計画の達成と企業価値の向上につなげる。重点施策として、個々のスキルと成果を反映する評価制度と報酬体系を検討するほか、営業人財の強化・スペシャリストの育成・内勤営業体制の最適化を図る。そのほか、ダイバーシティの推進や次世代リーダーの育成、社員のリスキリング、社員エンゲージメントの構築、ウェルビーイングなどにも取り組む予定だ。
連結営業利益80億円超、ROE10.0%超、PBR1.0倍超の達成を目指す
4. 資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について
同社は、PBR1.0倍超を達成するために、営業利益80億円超、ROE10.0%超を目標とし各種施策に取り組む。営業利益80億円超の達成に向けた取り組みについては既述のとおりで、3つの成長戦略を推進して実現する考えだ。また、ROEについては2025年3月期で5.0%に落ち込んだが、2023年3月期は13.3%、2024年3月期は10.8%と10%超の水準であったことから、収益が回復すれば達成可能な水準と言える。同社ではROEの向上施策として、収益の拡大に加えて総資産回転率の向上にも取り組む方針だ。具体的には、資本効率や在庫回転率の向上、政策保有株式の売却などの検討を進める。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<HN>
(3) 成長を支える投資と個別戦略の実施
a) 投資戦略
サンワテクノス<8137>の投資戦略に関しては、内部成長と外部成長を相互に補完しあう「事業協調型」による戦略的投資を推進する。投資資金としては手元キャッシュや自己株式等を活用するほか、必要に応じて最適な資金調達手段の選択を柔軟に検討する方針で、3年間で約100億円を投下する。内部成長のための投資としてはインフラ投資、DX投資、技術投資、人的投資を、外部成長投資としては既存事業とのシナジーが期待できる分野を対象にM&Aやアライアンスを検討する。
b) DX戦略
DX戦略では「守りのDX」から「攻めのDX」へシフトし、データとテクノロジーで成長加速を目指す。具体的には「業務効率化×標準化×スリム化」を実現する次世代基幹システムの導入準備に着手する。国内外の経営・業務データの収集と活用によりグローバル経営の意思決定を加速するほか、営業・マーケティング情報のAI・データ分析により営業戦略の強化を図る。また、スマート物流による「見える化システム」で物流拠点の最適化と高精度運営を実現することで顧客満足度の向上に取り組むほか、先端テクノロジーに対応できるDX人材の育成と活用を推進し、組織力を強化する。
c) 人財戦略
人財戦略として、社員一人ひとりが活躍できる制度と組織の構築に取り組み、中期経営計画の達成と企業価値の向上につなげる。重点施策として、個々のスキルと成果を反映する評価制度と報酬体系を検討するほか、営業人財の強化・スペシャリストの育成・内勤営業体制の最適化を図る。そのほか、ダイバーシティの推進や次世代リーダーの育成、社員のリスキリング、社員エンゲージメントの構築、ウェルビーイングなどにも取り組む予定だ。
連結営業利益80億円超、ROE10.0%超、PBR1.0倍超の達成を目指す
4. 資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について
同社は、PBR1.0倍超を達成するために、営業利益80億円超、ROE10.0%超を目標とし各種施策に取り組む。営業利益80億円超の達成に向けた取り組みについては既述のとおりで、3つの成長戦略を推進して実現する考えだ。また、ROEについては2025年3月期で5.0%に落ち込んだが、2023年3月期は13.3%、2024年3月期は10.8%と10%超の水準であったことから、収益が回復すれば達成可能な水準と言える。同社ではROEの向上施策として、収益の拡大に加えて総資産回転率の向上にも取り組む方針だ。具体的には、資本効率や在庫回転率の向上、政策保有株式の売却などの検討を進める。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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