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<動意株・19日>(大引け)=大幸薬品、マイクロアド、エデュラボなど

配信日時:2025/06/19 15:14 配信元:MINKABU
 大幸薬品<4574.T>=後場急動意。同社はきょう、正露丸の主成分である「木(もく)クレオソート」が、魚介類に寄生するアニサキスの運動を抑制する働きがあることを、国立感染症研究所との共同研究で確認したと発表。これが材料視されているようだ。 この研究では、アニサキスを経口投与したマウスに「木クレオソート」を投与した後に、摘出したアニサキスの運動が抑制されたことを確認。この結果は「木クレオソート」が生体内においてもアニサキスの運動を抑制する効果を持つ可能性を示唆するもので、今後の応用展開に向けた重要な知見になるとしている。  マイクロアド<9553.T>=後場に入り一段高。年初来高値を更新した。同社はきょう、TikTok Shop総合支援の専門子会社であるUNIVERSE PULSEとともに、CCCMKホールディングス(横浜市西区)及び子会社のLivels(リベルス)と戦略的業務提携を締結したと発表。これが株価を刺激しているようだ。この提携は、日本でのTikTok Shopの本格展開に備え、UNIVERSE PULSEの提供するサービス及びクリエイターネットワークの強化を主な目的としたもの。CCCMKHDとの連携による実店舗でのプロモーションやデータ活用に加え、Livelsが持つ1000人超の厳選されたクリエイターと連携することで、より広告主のニーズを捉えたマッチングが可能になるとしている。  EduLab<4427.T>=物色人気にストップ高。18日取引終了後、グループ会社の教育測定研究所がスポーツ庁の実施する「令和7年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の業務を受託したと発表した。入力集計や分析・研究作業、結果提供の作成・配送といった調査に関する各種業務の実施と、有識者委員会の運営を行う。これが材料視されている。  HPCシステムズ<6597.T>=急反騰で因縁場の2000円大台ライン突破。同社株の2000円大台復帰は昨年5月中旬にマドを開けて急落する直前までさかのぼる。約1年1カ月ぶりに上値の重要ポイントをブレークした。科学技術用ハイパーコンピューターの開発・販売及びソリューション事業を展開するが、次世代コンピューティングの最右翼として注目される量子コンピューター分野でも豊富な知見を有している。昨年秋には名城大学などと共同で量子化学計算を用いた超精密定量分析手法を確立しているほか、量子化学計算のクラウドサービスも提供している。AIと次世代コンピューティング分野の融合でも同社はキーカンパニーとして存在感が高まっている。  AI inside<4488.T>=連日の急騰劇で視線集中。一時値幅制限いっぱいとなる700円高の4325円まで駆け上がる場面があった。ディープラーニングによるAI認識技術を活用したOCRサービス「DX Suite」をクラウドで提供し、同分野で業界トップシェアを誇る。また、従来人間が行う業務を汎用的に支援するAIエージェント「Heylix」に注力しており、ここ産業界でにわかに脚光を浴び始めたAIエージェント関連の有力株として頭角を現してきた。業績は26年3月期営業利益が前期比31%増の5億500万円を見込んでいるが、続く27年3月期はAIエージェントやエッジコンピューター分野の展開力をドライバーに利益成長が更に加速する可能性が意識されている。  フルッタフルッタ<2586.T>=急速人気でストップ高。同社はきょう、売れるネット広告社グループ<9235.T>子会社の売れる越境EC社と協業施策を開始すると発表しており、これが材料視されているようだ。これは両社の専門性などを生かし、中国版「TikTok」を主としたライブコマースを共同で推進し、同社のアサイー関連商品の越境ECにおける売り上げ拡大を狙うもの。同社にとって中国市場への本格参入となり、売れるGとの長期的な協業を通じて「定番商品の中国市場定着」「新SKU(在庫管理における最小の管理単位)・カテゴリ展開」「サブスクリプションモデル構築」といった中長期の成長ドライバーを創出するとしている。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS

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