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【↓】日経平均 大引け| 5日ぶり反落、朝高も円高が逆風で値を消す (5月14日)

配信日時:2025/05/14 18:33 配信元:MINKABU
日経平均株価 始値  38,199.03 高値  38,325.88 安値  37,851.80 大引け 38,128.13(前日比 -55.13 、 -0.14 ) 売買高  22億6098万株 (東証プライム概算) 売買代金 5兆4483億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント  1.日経平均は5日ぶり反落、朝高後に値を消す  2.米ハイテク株高好感も円高などが逆風材料に  3.エヌビディア物色人気で半導体株に資金誘導  4.一方で自動車株への売り顕著、全体押し下げ  5.値下がり銘柄1000超、TOPIXの14連騰ならず ■東京市場概況  前日の米国市場では、NYダウは前日比269ドル安と反落した。最高経営責任者の交代と収益見通しの撤回を発表したユナイテッドヘルスの急落が指数を押し下げた。  東京市場では、日経平均株価は前日の米ハイテク株高を受けてリスク選好でスタートしたものの買いが続かなかった。また、前日まで13連騰を記録していたTOPIXも下落した。  14日の東京市場は、朝方こそ日経平均がプラス圏でスタートしたが、その後はすぐに値を消す展開となった。前日の欧州株市場では独DAXが連日で史上最高値を更新したほか、米国株市場でもNYダウは構成銘柄の一角が暴落したことで安くなったものの、ハイテク株中心に物色意欲は旺盛、ナスダック総合株価指数は5日続伸しフシ目の1万9000台を回復した。エヌビディアが大きく買われたのをはじめ半導体セクターの上昇が目立ち、東京市場でもこの流れを引き継いで同関連株への買いが活発だった。ただ、日経平均は朝高後に値を消しマイナス圏に。外国為替市場でドル安・円高方向に振れたこともあって、自動車セクターへの売りを誘発し市場センチメントを冷やしている。後場は下げ渋ったものの、プライム市場の値下がり銘柄が1000を超え全体の63%を占めた。一方、売買代金は前日に続いて高水準だった。  個別では、売買代金で群を抜いたディスコ<6146>が急騰したほか、アドバンテスト<6857>も商いを伴い大きく水準を切り上げた。フジクラ<5803>、ソフトバンクグループ<9984>、IHI<7013>なども買いを集めた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも強い動き。ブイ・テクノロジー<7717>、グンゼ<3002>がストップ高に買われ、三井松島ホールディングス<1518>も値幅制限いっぱいに買われた。ネクソン<3659>が急騰、第一工業製薬<4461>も大幅高、日本道路<1884>も値を飛ばした。  半面、川崎重工業<7012>が安く、サンリオ<8136>も売りが優勢だった。トヨタ自動車<7203>が下落、任天堂<7974>、ファーストリテイリング<9983>も値を下げた。ニトリホールディングス<9843>も安い。日本CMK<6958>、シップヘルスケアホールディングス<3360>が急落、ロート製薬<4527>、サワイグループホールディングス<4887>も大きく下値を探った。メニコン<7780>も大幅安。  日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、SBG <9984>、ネクソン <3659>、ディスコ <6146>、東エレク <8035>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約224円。  日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、トヨタ <7203>、テルモ <4543>、ダイキン <6367>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約104円。  東証33業種のうち上昇は14業種。上昇率の上位5業種は(1)銀行業、(2)証券・商品、(3)鉱業、(4)非鉄金属、(5)パルプ・紙。一方、下落率の上位5業種は(1)不動産業、(2)水産・農林業、(3)石油・石炭、(4)化学、(5)ゴム製品。 ■個別材料株 △ハッチワーク <148A> [東証G]  第1四半期営業利益は3.8倍。 △Jエスコム <3779> [東証S]  前期経常は赤字縮小で着地。 △南海化学 <4040> [東証S]  今3月期営業38%増益見込みで3期連続の増配へ。 △フィナHD <4419> [東証G]  今期連続最高益見通しを好感。 △サークレイス <5029> [東証G]  今期経常は72%増で2期連続最高益更新へ。 △JBS <5036> [東証S]  25年9月期業績予想を上方修正。 △アヴィレン <5591> [東証G]  1-3月期営業益2.8倍化。 △京都友禅HD <7615> [東証S]  今期最終は黒字浮上へ。 △Vテク <7717> [東証P]  今期営業利益2.5倍へ。 △インプレス <9479> [東証S]  前期経常は赤字縮小で着地。 ▼みらいWKS <6563> [東証G]  1-3月期(2Q)経常は51%減益。 ▼三栄コ <8119> [東証S]  今期経常は40%減益。  東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)Vテク <7717>、(2)グンゼ <3002>、(3)ネクソン <3659>、(4)三井松島HD <1518>、(5)カメイ <8037>、(6)エイチワン <5989>、(7)オークネット <3964>、(8)栗本鉄 <5602>、(9)一工薬 <4461>、(10)日道路 <1884>。  値下がり率上位10傑は(1)日本CMK <6958>、(2)シップHD <3360>、(3)メイコー <6787>、(4)デジハHD <3676>、(5)ロート <4527>、(6)サワイGHD <4887>、(7)メニコン <7780>、(8)ケアネット <2150>、(9)ミルボン <4919>、(10)あらた <2733>。 【大引け】  日経平均は前日比55.13円(0.14%)安の3万8,128.13円。TOPIXは前日比8.85(0.32%)安の2,763.29。出来高は概算で22億6098万株。東証プライムの値上がり銘柄数は570、値下がり銘柄数は1033となった。東証グロース250指数は700.39ポイント(3.71ポイント高)。 [2025年5月14日] 株探ニュース

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