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<動意株・8日>(大引け)=SBIIG、タカラスタ、レナなど

配信日時:2025/05/08 15:32 配信元:MINKABU
 SBIインシュアランスグループ<7326.T>=後場に入り上げ幅急拡大。一気に年初来高値を更新した。8日午前11時30分、25年3月期の連結決算発表にあわせ、26年3月期の業績・配当予想を開示した。今期の純利益予想は前期比25.7%増の25億円と、前期に続き過去最高益の更新を計画するほか、年間配当予想は同17円増配の40円としており、これらを好感した買いが入ったようだ。25年3月期の純利益は前の期比37.1%増の19億8800万円だった。損害保険や生命保険、少額短期保険の各事業で保有契約件数が堅調な伸びを示した。26年3月期以降の配当性向に関しては40%程度を目安とする。これまでは30%程度の水準で実施する方針を示していた。株主への利益還元が可能になると判断し、新たな配当方針を導入する。  タカラスタンダード<7981.T>=後場急動意で新高値。きょう正午、25年3月期の連結決算発表にあわせ、26年3月期の連結業績予想を開示。今期は過去最高益となる見通しを示したほか、増配計画と自社株買いの実施も公表。一連の発表内容をポジティブ視した買いが集まった。26年3月期の売上高は前期比1.5%増の2470億円、最終利益は同15.4%増の128億円を計画する。リフォーム市場への拡販を図るとともに、生産の合理化や在庫圧縮などを進め、経費削減につなげる。また、前期の期末配当予想を従来の見通しから22円増額したうえで、今期の年間配当予想は前期比22円増配の100円とした。加えて、27年3月期のROE(自己資本利益率)目標を8%(従来は7%)に引き上げ、配当性向を50%(同40%)とし、27年3月期にかけて約220億円の自社株買いを実施し、株主還元を強化する方針を示した。25年5月9日から26年2月20日までにおいては、取得総数600万株(自己株式を除く発行済み株式総数の8.92%)、取得総額110億円を上限とする自社株買いを行う。  レナサイエンス<4889.T>=ストップ高。男性型脱毛症及び加齢性脱毛症外用薬「ET-02」に関し、同社がライセンス契約を締結している米エイリオン社が米国時間7日、ET-02の臨床試験結果に関する学会発表を行う予定だとホームページで告知した。これを材料視した買いが集まったようだ。カリフォルニア州サンディエゴで開催される国際研究皮膚科学会(Society for Investigative Dermatology)の2025年次総会において、米国時間9日に予定されているポスターセッションにおいて公表するという。なお、レナは7日の取引終了後、慢性骨髄性白血病に向け第3相臨床試験を実施しているPAI-1阻害薬RS5614について、日本医療研究開発機構(AMED)の「革新的がん医療実用化研究事業」での助成期間が2年間延長されたことを受け、このほど今年度の助成金額が5200万円で確定したと開示している。  コロプラ<3668.T>=急反発。7日の取引終了後、25年9月期第2四半期累計(24年10月~25年3月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比10.6%増の140億4300万円、営業利益は同4.0倍の14億1300万円、最終利益は微増の1億7700万円だった。投資育成事業においてタイミー<215A.T>などの株式を売却した影響が出た。スマートフォン向けゲームの「ドラゴンクエストウォーク」も好調に推移し、引き続き業績に貢献した。一方、投資有価証券の一部で減損処理に伴う評価損14億4900万円を特別損失として計上した。  クスリのアオキホールディングス<3549.T>=上値指向に6日続伸。年初来高値を更新した。7日の取引終了後、4月度の月次営業速報を発表。既存店売上高が前年同月比11.8%増と増収基調を継続したことが好材料視されているようだ。既存店の客数は同5.6%増、客単価は同5.9%増といずれも増加した。なお、全店売上高は同20.8%増だった。  林兼産業<2286.T>=上げ足強め新高値。豚肉や魚肉練り製品など食肉メーカーの老舗で、水産最大手のマルハニチロ<1333.T>との関係が密接。7日取引終了後、25年3月期業績予想の修正を発表した。営業利益は従来予想の7億円から10億7600万円(前の期比54%増)に大幅増額し、前期比横ばい見通しから一転して5割を超える増益見込みとなったことが好感されている。養魚用飼料の販売数量増加に伴う増収効果が利益押し上げに寄与している。また、政策保有株式縮減に伴う売却益も計上した。株価500円台と値ごろ感があるほか、PER4倍、PBR0.3倍と超割安圏に放置されていたことから見直し機運が高まっている。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS

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