注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~日米の関税交渉に対する期待感~
配信日時:2025/04/30 08:47
配信元:FISCO
*08:47JST 前場に注目すべき3つのポイント~日米の関税交渉に対する期待感~
30日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■日米の関税交渉に対する期待感
■NEC、25/3営業利益 36.4%増 2564億円
■前場の注目材料:兼松、IT人材2.5倍・仮想サーバー受注拡大、情報系企業を年度内買収
■日米の関税交渉に対する期待感
30日の日本株市場は、買い先行で始まり、その後も底堅さが意識されそうだ。29日の米国市場は、NYダウが300ドル高、ナスダックは95ポイント高だった。3月の米雇用動態調査(JOLTS)求人件数や4月の米消費者信頼感指数が予想以上に悪化したため、成長減速を警戒した売りが重荷となった。ただし、ベッセント米財務長官が今後数週間で17か国との会合を予定しており、通商交渉が進展していることを明らかにした。米商務長官はインタビューで最初の貿易協定を巡り、議会の承認待ちであることを明らかにしたことを受けて、買戻しが優勢となった。シカゴ日経225先物は大阪比175円高の36085円。円相場は1ドル=142円20銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。米国市場では関税交渉の進展期待を背景に買われている。赤沢亮正経済財政再生相は30日から3日間の日程で訪米し、ベッセント米財務長官らと関税を巡る2回目の協議が予定されている。日米の関税交渉に対する期待感から買い戻しの動きが強まりやすいだろう。トランプ米大統領は、自動車関税の負担を軽減する大統領令に署名した。関税政策に対する強硬姿勢が和らいでいるとの見方から押し目買い意欲は強そうた。
日経225先物はナイトセッションで36230円まで買われる場面もみられた。ボリンジャーバンドの+1σ(36320円)に接近してきたことで、同バンドを突破してくるようだと75日線(37070円)辺りが次のターゲットとして意識されてくるため、先物市場ではショートカバーの動きが強まる可能性はありそうだ。トランプ大統領は自動車関税の負担を軽減する大統領令に署名したことで、自動車株への買い戻しが強まるようだと、センチメントを明るくさせそうだ。
もっとも、米中対立は不透明であることから、積極的な上値追いの動きは限られると考えられ、押し目狙いのスタンスである。ショートカバーを意識したインデックスに絡んだ商いのほかは、決算を手掛かりとした個別対応に向かわせやすい。なお、28日の引け後に決算を発表したところでは、住友ファーマ<4506>、トーエネック<1946>、丸大食<2288>、NEC<6701>、Aiming<3911>、積水化<4204>、NSSOL<2327>、三菱電<6503>、SMS<2175>、美樹工業<1718>などの動向が注目される。
■NEC、25/3営業利益 36.4%増 2564億円
NEC<6701>が発表した2025年3月期業績は、売上収益が前期比1.5%減の3兆4234億3100万円、営業利益は同36.4%増の2564億9700万円だった。主力の国内ITサービス事業で行政を中心に需要が旺盛だった。社会インフラ事業も航空宇宙・防衛分野で政府の防衛予算の増額が追い風に。26年3月期業績は、売上収益が前期比1.9%減の3兆3600億円を計画。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(35839.99、+134.25)
・NYダウは上昇(40527.62、+300.03)
・ナスダック総合指数は上昇(17461.32、+95.19)
・シカゴ日経225先物は上昇(36085、+175)
・VIX指数は低下(24.17、-0.98)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・兼松<8020>IT人材2.5倍・仮想サーバー受注拡大、情報系企業を年度内買収
・オリックス<8591>NEC系に180億円で8社売却
・ソニーG<6758>半導体事業分離「具体的な計画なし」
・丸紅<8002>消費ビジネス投資加速、企業発掘で新会社
・豊田通商<8015>米電解鉄メーカーに出資、「グリーンスチール」原料確保
・スマートドライブ<5137>車両書類クラウド管理、データ作成効率化
・いすゞ自<7202>タイでEVピックアップトラック生産開始、欧市場向け
・島津製作所<7701>走査電子顕微鏡3種発売、ブースター非搭載で安価
・KDDI<9433>ドローンポートを社会基盤化、石川で災害状況共有・避難誘導実証
・NEC<6701>米ファンドに出資、経済安保領域を強化
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 3月鉱工業生産速報値(予想:前月比-0.5%、2月:+2.3%)
<海外>
・10:30 豪・3月消費者物価指数(予想:前年比+2.2%、2月:+2.4%)
・10:30 中・4月製造業PMI(予想:49.7、3月:50.5)
・10:30 中・4月非製造業PMI(予想:50.6、3月:50.8)
・10:45 中・4月財新製造業PMI(予想:49.7、3月:51.2) <ST>
■日米の関税交渉に対する期待感
■NEC、25/3営業利益 36.4%増 2564億円
■前場の注目材料:兼松、IT人材2.5倍・仮想サーバー受注拡大、情報系企業を年度内買収
■日米の関税交渉に対する期待感
30日の日本株市場は、買い先行で始まり、その後も底堅さが意識されそうだ。29日の米国市場は、NYダウが300ドル高、ナスダックは95ポイント高だった。3月の米雇用動態調査(JOLTS)求人件数や4月の米消費者信頼感指数が予想以上に悪化したため、成長減速を警戒した売りが重荷となった。ただし、ベッセント米財務長官が今後数週間で17か国との会合を予定しており、通商交渉が進展していることを明らかにした。米商務長官はインタビューで最初の貿易協定を巡り、議会の承認待ちであることを明らかにしたことを受けて、買戻しが優勢となった。シカゴ日経225先物は大阪比175円高の36085円。円相場は1ドル=142円20銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。米国市場では関税交渉の進展期待を背景に買われている。赤沢亮正経済財政再生相は30日から3日間の日程で訪米し、ベッセント米財務長官らと関税を巡る2回目の協議が予定されている。日米の関税交渉に対する期待感から買い戻しの動きが強まりやすいだろう。トランプ米大統領は、自動車関税の負担を軽減する大統領令に署名した。関税政策に対する強硬姿勢が和らいでいるとの見方から押し目買い意欲は強そうた。
日経225先物はナイトセッションで36230円まで買われる場面もみられた。ボリンジャーバンドの+1σ(36320円)に接近してきたことで、同バンドを突破してくるようだと75日線(37070円)辺りが次のターゲットとして意識されてくるため、先物市場ではショートカバーの動きが強まる可能性はありそうだ。トランプ大統領は自動車関税の負担を軽減する大統領令に署名したことで、自動車株への買い戻しが強まるようだと、センチメントを明るくさせそうだ。
もっとも、米中対立は不透明であることから、積極的な上値追いの動きは限られると考えられ、押し目狙いのスタンスである。ショートカバーを意識したインデックスに絡んだ商いのほかは、決算を手掛かりとした個別対応に向かわせやすい。なお、28日の引け後に決算を発表したところでは、住友ファーマ<4506>、トーエネック<1946>、丸大食<2288>、NEC<6701>、Aiming<3911>、積水化<4204>、NSSOL<2327>、三菱電<6503>、SMS<2175>、美樹工業<1718>などの動向が注目される。
■NEC、25/3営業利益 36.4%増 2564億円
NEC<6701>が発表した2025年3月期業績は、売上収益が前期比1.5%減の3兆4234億3100万円、営業利益は同36.4%増の2564億9700万円だった。主力の国内ITサービス事業で行政を中心に需要が旺盛だった。社会インフラ事業も航空宇宙・防衛分野で政府の防衛予算の増額が追い風に。26年3月期業績は、売上収益が前期比1.9%減の3兆3600億円を計画。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(35839.99、+134.25)
・NYダウは上昇(40527.62、+300.03)
・ナスダック総合指数は上昇(17461.32、+95.19)
・シカゴ日経225先物は上昇(36085、+175)
・VIX指数は低下(24.17、-0.98)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・兼松<8020>IT人材2.5倍・仮想サーバー受注拡大、情報系企業を年度内買収
・オリックス<8591>NEC系に180億円で8社売却
・ソニーG<6758>半導体事業分離「具体的な計画なし」
・丸紅<8002>消費ビジネス投資加速、企業発掘で新会社
・豊田通商<8015>米電解鉄メーカーに出資、「グリーンスチール」原料確保
・スマートドライブ<5137>車両書類クラウド管理、データ作成効率化
・いすゞ自<7202>タイでEVピックアップトラック生産開始、欧市場向け
・島津製作所<7701>走査電子顕微鏡3種発売、ブースター非搭載で安価
・KDDI<9433>ドローンポートを社会基盤化、石川で災害状況共有・避難誘導実証
・NEC<6701>米ファンドに出資、経済安保領域を強化
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 3月鉱工業生産速報値(予想:前月比-0.5%、2月:+2.3%)
<海外>
・10:30 豪・3月消費者物価指数(予想:前年比+2.2%、2月:+2.4%)
・10:30 中・4月製造業PMI(予想:49.7、3月:50.5)
・10:30 中・4月非製造業PMI(予想:50.6、3月:50.8)
・10:45 中・4月財新製造業PMI(予想:49.7、3月:51.2) <ST>
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