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HEROZ:将棋AIから進化したSaaSを展開、AIトランスフォーメーションにより事業規模拡大へ
配信日時:2025/04/28 14:20
配信元:FISCO
*14:20JST HEROZ:将棋AIから進化したSaaSを展開、AIトランスフォーメーションにより事業規模拡大へ
HEROZ<4382>はAI(人工知能)の技術を活用し、企業の業務効率化・高度化を支援するテクノロジー企業である。特に、AIを用いた業務プロセスの自動化の領域に強みを持ち、幅広い業種に対してAIソリューションやSaaS(Software as a Serviceの略であり、ソフトウェアをインターネット経由で提供し、ユーザーがインストール不要で利用できるサービス形態)を提供している。
同社の事業セグメントは、AI/DX事業及びAI Security事業により構成される。AI/DX事業はBtoCサービスとBtoBサービスに分類され、BtoCサービスでは個人向けに国内最大級のオンライン将棋対戦ゲーム「将棋ウォーズ」を提供している。BtoBサービスでは最先端のAI技術を活用し、金融、建設、エンターテイメントなど様々な業種のエンタープライズを中心に、DX推進及び業務効率化などに資するサービスを提供している。BtoB事業の特徴は、サービスに組み込まれているAIエンジンにある。世界トップレベルの将棋AIの開発により培ってきた高度な機械学習・深層学習の技術をもとに、最新の技術トレンドを取り入れながら独自に開発しており、需要予測、リスク分析、業務自動化などの複雑なニーズに対しても柔軟に対応することができる。また、同事業は法人向け生成AIサービスである「HEROZ ASK」をクラウドサービスとして提供しており、高度な技術をAIエージェントとして、スピーディーかつスケーラブルに展開することができる。AI Security事業は、子会社のバリオセキュア<4494>がインターネットに関するセキュリティサービスを展開している。主に中小企業を対象とし、ファイアウォールなどセキュリティ機器の調達及び導入から、運用・監視・保守に至るまでワンストップでサービス提供している。サブスクリプション型の収益モデルを採用しており、専門的な知識がなくても運用も含めてセキュリティを安心して任せることが出来るサービス設計が特徴である。AIの活用などにより未知の脅威の検知や攻撃予測など高度なセキュリティ対策を実現しており、サイバー攻撃が高度化・複雑化するなかで顧客の安全性確保に貢献している。
2025年4月期第3四半期累計業績は、売上高が前年同期比19.7%増の4,346百万円ながら、EBITDA(営業利益+減価償却費+敷金償却+のれん償却額(特別損失分を除く)+株式報酬費用+棚卸資産評価損により算出)が同32.6%減の492百万円、営業利益が同60.7%減の158百万円、経常利益が同73.3%減の91百万円、親会社株主に帰属する四半期純損益が同180百万円の損失(前年同期は921百万円の損失)と減益であった。売上面は、HEROZ AIソリューション売上の拡大、リカーリング収益の積み上げ、ティファナ・ドットコム社及びVOIQ社の買収に伴う新規連結効果などにより二桁増収となった。主要KPIを見ると、ARR(年次経常収益)は同23.3%増の4,105百万円、リカーリング売上比率は同2.5ポイント改善の65.4%と伸長した。利益面は法人向け生成AIサービス「HEROZ ASK」やクラウドサービス連携プラットフォーム「JOINT」など新規サービスの先行投資費用の拡大により営業減益となったが、先行投資を除いた実力値ベースの営業利益は概ね前年同期並みであったと見られる。
2025年4月期通期業績は、売上高が前期比23.9%増の6,000百万円、EBITDAが同11.0%増の1,000百万円、営業利益が同10.8%増の500百万円、経常利益が同22.0%増の450百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が30百万円(前期は1,134百万円の損失)の見通しである。通期営業利益計画に対する第三四半期累計の進捗率は31.7%と低水準だが、第4四半期は、AI/DX事業のBtoBサービスにおいて上期に発生した売上の期ずれ解消が見込まれていることに加え、人材採用に伴うコスト増の一巡、大型案件の売上計上などが見込まれるため、通期の業績予想は精査中として据え置きとしている。
同社は中長期的には、顧客の生産性向上を支援するAIツールの提供だけにとどまらず、業務そのものをAIが担う主体へと進化させる「AI BPaaS」を加速していきたいとしている。生成AIの進展により自動化可能な業務領域が拡大しており、AIを高品質かつ低コストの労働力として活用することにより、コールセンター、営業代行、採用代行等のアウトソーシング市場を中心に、人手不足という社会課題に対する根本的な解決策の提供を目指している。
同社は、株主還元として株主優待を実施しており、700株以上保有する株主に対して年2回、所有株式数に応じた株主優待ポイントを付与している。同ポイントは株主専用サイト「HEROZプレミアム優待倶楽部」で5,000種類以上の商品と交換可能である。株主は同社が提供する「将棋ウォーズ」で提供している将棋AI利用券への交換が可能となっている。また、「WILLsCoin(ウィルズコイン)」に交換すると、他企業の株主優待ポイントと合算できる特徴がある。優待ポイントは保有株数に応じて段階的に増加し、700株で年間7,000ポイント、2,000株以上では年間50,000ポイントが付与される(2025年4月21日時点)。
<HM>
同社の事業セグメントは、AI/DX事業及びAI Security事業により構成される。AI/DX事業はBtoCサービスとBtoBサービスに分類され、BtoCサービスでは個人向けに国内最大級のオンライン将棋対戦ゲーム「将棋ウォーズ」を提供している。BtoBサービスでは最先端のAI技術を活用し、金融、建設、エンターテイメントなど様々な業種のエンタープライズを中心に、DX推進及び業務効率化などに資するサービスを提供している。BtoB事業の特徴は、サービスに組み込まれているAIエンジンにある。世界トップレベルの将棋AIの開発により培ってきた高度な機械学習・深層学習の技術をもとに、最新の技術トレンドを取り入れながら独自に開発しており、需要予測、リスク分析、業務自動化などの複雑なニーズに対しても柔軟に対応することができる。また、同事業は法人向け生成AIサービスである「HEROZ ASK」をクラウドサービスとして提供しており、高度な技術をAIエージェントとして、スピーディーかつスケーラブルに展開することができる。AI Security事業は、子会社のバリオセキュア<4494>がインターネットに関するセキュリティサービスを展開している。主に中小企業を対象とし、ファイアウォールなどセキュリティ機器の調達及び導入から、運用・監視・保守に至るまでワンストップでサービス提供している。サブスクリプション型の収益モデルを採用しており、専門的な知識がなくても運用も含めてセキュリティを安心して任せることが出来るサービス設計が特徴である。AIの活用などにより未知の脅威の検知や攻撃予測など高度なセキュリティ対策を実現しており、サイバー攻撃が高度化・複雑化するなかで顧客の安全性確保に貢献している。
2025年4月期第3四半期累計業績は、売上高が前年同期比19.7%増の4,346百万円ながら、EBITDA(営業利益+減価償却費+敷金償却+のれん償却額(特別損失分を除く)+株式報酬費用+棚卸資産評価損により算出)が同32.6%減の492百万円、営業利益が同60.7%減の158百万円、経常利益が同73.3%減の91百万円、親会社株主に帰属する四半期純損益が同180百万円の損失(前年同期は921百万円の損失)と減益であった。売上面は、HEROZ AIソリューション売上の拡大、リカーリング収益の積み上げ、ティファナ・ドットコム社及びVOIQ社の買収に伴う新規連結効果などにより二桁増収となった。主要KPIを見ると、ARR(年次経常収益)は同23.3%増の4,105百万円、リカーリング売上比率は同2.5ポイント改善の65.4%と伸長した。利益面は法人向け生成AIサービス「HEROZ ASK」やクラウドサービス連携プラットフォーム「JOINT」など新規サービスの先行投資費用の拡大により営業減益となったが、先行投資を除いた実力値ベースの営業利益は概ね前年同期並みであったと見られる。
2025年4月期通期業績は、売上高が前期比23.9%増の6,000百万円、EBITDAが同11.0%増の1,000百万円、営業利益が同10.8%増の500百万円、経常利益が同22.0%増の450百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が30百万円(前期は1,134百万円の損失)の見通しである。通期営業利益計画に対する第三四半期累計の進捗率は31.7%と低水準だが、第4四半期は、AI/DX事業のBtoBサービスにおいて上期に発生した売上の期ずれ解消が見込まれていることに加え、人材採用に伴うコスト増の一巡、大型案件の売上計上などが見込まれるため、通期の業績予想は精査中として据え置きとしている。
同社は中長期的には、顧客の生産性向上を支援するAIツールの提供だけにとどまらず、業務そのものをAIが担う主体へと進化させる「AI BPaaS」を加速していきたいとしている。生成AIの進展により自動化可能な業務領域が拡大しており、AIを高品質かつ低コストの労働力として活用することにより、コールセンター、営業代行、採用代行等のアウトソーシング市場を中心に、人手不足という社会課題に対する根本的な解決策の提供を目指している。
同社は、株主還元として株主優待を実施しており、700株以上保有する株主に対して年2回、所有株式数に応じた株主優待ポイントを付与している。同ポイントは株主専用サイト「HEROZプレミアム優待倶楽部」で5,000種類以上の商品と交換可能である。株主は同社が提供する「将棋ウォーズ」で提供している将棋AI利用券への交換が可能となっている。また、「WILLsCoin(ウィルズコイン)」に交換すると、他企業の株主優待ポイントと合算できる特徴がある。優待ポイントは保有株数に応じて段階的に増加し、700株で年間7,000ポイント、2,000株以上では年間50,000ポイントが付与される(2025年4月21日時点)。
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