注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~米中対立の緩和期待からハイテク株などを買い戻す動き~
配信日時:2025/04/24 08:35
配信元:FISCO
*08:35JST 前場に注目すべき3つのポイント~米中対立の緩和期待からハイテク株などを買い戻す動き~
24日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■米中対立の緩和期待からハイテク株などを買い戻す動き
■ファナック、25/3営業利益 11.9%増 1588億円、26/3は非開示
■前場の注目材料:パナソニックHD、パナエナジー、米商用EVに電池供給、テスラ以外へも拡大
■米中対立の緩和期待からハイテク株などを買い戻す動き
24日の日本株市場は、買い先行で始まり、その後もリバウンドを意識した底堅さが意識されそうだ。23日の米国市場は、NYダウが419ドル高、ナスダックは407ポイント高だった。トランプ米大統領は米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長を解任する意向がないことを明らかにしたことが安心感につながった。さらに、関税を巡る米中対立への警戒感が和らいだことで、NYダウの上げ幅は一時1000ドルを超えた。その後、ベッセント米財務長官が大統領から中国に対する関税を引き下げるための提案はないとの発言が重荷となった。シカゴ日経225先物は大阪比435円高の35355円。円相場は1ドル=143円00銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。米国市場ではトランプ大統領の発言に振らされやすい状況が続いているが、対中関税の引き下げを検討しているとの報道を受けた中国政府の反応が注目されそうだ。中国政府が協議再開に向けた姿勢を示してくるようだと、これを好感する形で売り方の買い戻しの動きが強まりやすいと考えられる。
米中貿易摩擦の影響が警戒されていたハイテク株などの上昇が意識されるなかで、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が強い動きをみせてくるようだと、日経平均株価を押し上げてくる可能性はあるだろう。一方で、リスク回避姿勢や円高を受けて買われていた内需系の一角には利益確定の動きに向かわせそうだ。米国では取引終了後に決算を発表した半導体のテキサス・インスツルメンツが、予想を上回る内容だったことが好感されて時間外取引で買われている。
国内では引け後に決算を発表したファナック<6954>がPTS(私設取引)、ADR(米預託証券)で3%超の上昇だったことも材料視されそうである。ゴールデンウイークを控えて積極的な売買は手控えられるだろうが、調整が続いていた銘柄に対する押し目狙いのスタンスに向かわせよう。日経平均株価は35000円回復から、4月3日の下落局面で空けたマド(35044.73円~35426.33円)埋めが意識されてきそうだ。
■ファナック、25/3営業利益 11.9%増 1588億円、26/3は非開示
ファナック<6954>が発表した2025年3月期業績は、売上高が前期比0.2%増の7971億2900万円、営業利益は同11.9%増の1588億4600万円だった。FA部門について、CNCシステムの主要顧客である工作機械業界の需要は、国内や欧州で低調に推移したものの、インドや設備投資に積極的な産業からの需要が旺盛だった中国で堅調に推移。ロボット部門については、国内では自動車関連向け、一般産業向け共に堅調に推移。中国では好調だったEV関連向けが下降気味。26年3月期見通しは、トランプ米政権の関税政策や世界経済への影響、為替動向など不透明感が強く、現時点で合理的に算定することが困難として開示しなかった。あわせて自社株買いを発表。発行済み株式数(自己株式を除く)の1.34%にあたる1250万株、500億円を上限に実施する。
■前場の注目材料
・米、対中関税引き下げを検討
・日経平均株価は上昇(34868.63、+648.03)
・NYダウは上昇(39606.57、+419.59)
・ナスダック総合指数は上昇(16708.05、+407.63)
・SOX指数は上昇(3983.92、+151.87)
・シカゴ日経225先物は上昇(35355、+435)
・VIX指数は低下(28.45、-2.12)
・為替相場は円安・ドル高(143.40-50)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・パナソニックHD<6752>パナエナジー、米商用EVに電池供給、テスラ以外へも拡大
・三洋貿易<3176>フッ素ゴムで攻勢、専任担当配置
・楽天グループ<4755>楽天モバイル、衛星と直接ビデオ通話、市販スマホで成功
・SBIHD<8473>住友商事などと、AIで合弁会社、GPU貸し出し
・アルファ<3434>仏社に出資、車用樹脂成形、スロバキアで内製化
・三菱地所<8802>ロンドンで大規模オフィス開発、総事業費2480億円
・コマツ<6301>車内から建機を遠隔操作できる大型バン発売
・ブラザー工業<6448>中国・天津に営業拠点、加工機を拡販
・ローム<6963>小型・高出力SiCモジュール開発、車載充電器向け
・ヒロセ電機<6806>世界最薄級のフレキ基板コネクター、ウエアラブル向け
・富士電機<6504>ナノ粒子製造の新興に出資
・フルヤ金属<7826>旭化成など4社で、レアメタル再生効率化、高純度・低コスト回収
・メタウォーター<9551>蘭社の水処理技術を国内独占契約
・駒井ハルテック<5915>インドで供給網調査、風力発電部品の製造現地化探る
・ADワークスG<2982>系統用蓄電所に参入、小規模施設に特化
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし <ST>
■米中対立の緩和期待からハイテク株などを買い戻す動き
■ファナック、25/3営業利益 11.9%増 1588億円、26/3は非開示
■前場の注目材料:パナソニックHD、パナエナジー、米商用EVに電池供給、テスラ以外へも拡大
■米中対立の緩和期待からハイテク株などを買い戻す動き
24日の日本株市場は、買い先行で始まり、その後もリバウンドを意識した底堅さが意識されそうだ。23日の米国市場は、NYダウが419ドル高、ナスダックは407ポイント高だった。トランプ米大統領は米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長を解任する意向がないことを明らかにしたことが安心感につながった。さらに、関税を巡る米中対立への警戒感が和らいだことで、NYダウの上げ幅は一時1000ドルを超えた。その後、ベッセント米財務長官が大統領から中国に対する関税を引き下げるための提案はないとの発言が重荷となった。シカゴ日経225先物は大阪比435円高の35355円。円相場は1ドル=143円00銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。米国市場ではトランプ大統領の発言に振らされやすい状況が続いているが、対中関税の引き下げを検討しているとの報道を受けた中国政府の反応が注目されそうだ。中国政府が協議再開に向けた姿勢を示してくるようだと、これを好感する形で売り方の買い戻しの動きが強まりやすいと考えられる。
米中貿易摩擦の影響が警戒されていたハイテク株などの上昇が意識されるなかで、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が強い動きをみせてくるようだと、日経平均株価を押し上げてくる可能性はあるだろう。一方で、リスク回避姿勢や円高を受けて買われていた内需系の一角には利益確定の動きに向かわせそうだ。米国では取引終了後に決算を発表した半導体のテキサス・インスツルメンツが、予想を上回る内容だったことが好感されて時間外取引で買われている。
国内では引け後に決算を発表したファナック<6954>がPTS(私設取引)、ADR(米預託証券)で3%超の上昇だったことも材料視されそうである。ゴールデンウイークを控えて積極的な売買は手控えられるだろうが、調整が続いていた銘柄に対する押し目狙いのスタンスに向かわせよう。日経平均株価は35000円回復から、4月3日の下落局面で空けたマド(35044.73円~35426.33円)埋めが意識されてきそうだ。
■ファナック、25/3営業利益 11.9%増 1588億円、26/3は非開示
ファナック<6954>が発表した2025年3月期業績は、売上高が前期比0.2%増の7971億2900万円、営業利益は同11.9%増の1588億4600万円だった。FA部門について、CNCシステムの主要顧客である工作機械業界の需要は、国内や欧州で低調に推移したものの、インドや設備投資に積極的な産業からの需要が旺盛だった中国で堅調に推移。ロボット部門については、国内では自動車関連向け、一般産業向け共に堅調に推移。中国では好調だったEV関連向けが下降気味。26年3月期見通しは、トランプ米政権の関税政策や世界経済への影響、為替動向など不透明感が強く、現時点で合理的に算定することが困難として開示しなかった。あわせて自社株買いを発表。発行済み株式数(自己株式を除く)の1.34%にあたる1250万株、500億円を上限に実施する。
■前場の注目材料
・米、対中関税引き下げを検討
・日経平均株価は上昇(34868.63、+648.03)
・NYダウは上昇(39606.57、+419.59)
・ナスダック総合指数は上昇(16708.05、+407.63)
・SOX指数は上昇(3983.92、+151.87)
・シカゴ日経225先物は上昇(35355、+435)
・VIX指数は低下(28.45、-2.12)
・為替相場は円安・ドル高(143.40-50)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・パナソニックHD<6752>パナエナジー、米商用EVに電池供給、テスラ以外へも拡大
・三洋貿易<3176>フッ素ゴムで攻勢、専任担当配置
・楽天グループ<4755>楽天モバイル、衛星と直接ビデオ通話、市販スマホで成功
・SBIHD<8473>住友商事などと、AIで合弁会社、GPU貸し出し
・アルファ<3434>仏社に出資、車用樹脂成形、スロバキアで内製化
・三菱地所<8802>ロンドンで大規模オフィス開発、総事業費2480億円
・コマツ<6301>車内から建機を遠隔操作できる大型バン発売
・ブラザー工業<6448>中国・天津に営業拠点、加工機を拡販
・ローム<6963>小型・高出力SiCモジュール開発、車載充電器向け
・ヒロセ電機<6806>世界最薄級のフレキ基板コネクター、ウエアラブル向け
・富士電機<6504>ナノ粒子製造の新興に出資
・フルヤ金属<7826>旭化成など4社で、レアメタル再生効率化、高純度・低コスト回収
・メタウォーター<9551>蘭社の水処理技術を国内独占契約
・駒井ハルテック<5915>インドで供給網調査、風力発電部品の製造現地化探る
・ADワークスG<2982>系統用蓄電所に参入、小規模施設に特化
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