注目トピックス 日本株

いちご---増配のお知らせ

配信日時:2025/04/16 13:59 配信元:FISCO
*13:59JST いちご---増配のお知らせ いちご<2337>は14日、2025年2月期の決算と同時に増配を発表した。配当は、前回予想の10.0円から10.5円とし、前期比では17%増となる。同社が掲げる経営目標のうち、株主還元策に係る「累進的配当政策」(原則として「維持か増配」とし「減配しない」)の堅持および「DOE(株主資本配当率)4%以上」を順守する姿勢を示した。

同社は、指名委員会等設置会社であり、社外取締役が取締役会の過半を占めることから、配当に関する決定を取締役会により決議することが可能であるが、ガバナンスのさらなる向上および株主重視に基づく株主との対話拡充と意思確認を目的として、配当については同社定時株主総会に付議される予定で、配当総額は約44億円となる想定(基準日 2025年2月28日、効力発生 2025年5月26日)。

同社が掲げる株主還元における経営目標は、配当だけではない。同社は利益とともにキャッシュの創出に注力しており、創出したキャッシュにより、株主価値の最大化に資する成長投資と株主への還元の両面を追求するとしている。

自社株買いについては「機動的な自社株買い」を経営目標として定めており、2025年2月期は、55億円(発行済株式総数の3.3%)の自社株買いを行った。また、新たに50億円の自社株買いも決定し、現在取得を進めている。9期連続の自社株買いの実施となる。さらに、2025年2月期は、従前に取得した自己株60百万株(消却前発行済株式数の12%)の消却も実施している。

株主優待については、同社がトップパートナーを務めるJリーグの全クラブ・全試合の観戦チケットを対象とする抽選式の「いちごJリーグ株主・投資主優待」制度も導入している。

なお、同社の2025年2月期決算は、前期比2桁増益と大幅に伸長している。営業利益163.09億円(前期比25.8%増)、経常利益137.64億円(同32.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は151.87億円(同 25.4%増)となった。
また、2026年2月期業績予想においては、純利益で過去最高益更新となる160億円を予想しており、配当金については2025年2月期から約10%増となる11.5円を予想している。

<AK>

Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.

ニュースカテゴリ