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前場に注目すべき3つのポイント~関税交渉に対する期待から冷静に押し目を拾う動き~
配信日時:2025/04/14 08:43
配信元:FISCO
*08:43JST 前場に注目すべき3つのポイント~関税交渉に対する期待から冷静に押し目を拾う動き~
14日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■関税交渉に対する期待から冷静に押し目を拾う動き
■イオン、25/2営業利益 5.2%減 2377億円、26/2予想 13.6%増 2700億円
■前場の注目材料:NTT、NTT東日本、インドネシア社に出資、光回線普及加速
■関税交渉に対する期待から冷静に押し目を拾う動き
14日の日本株市場は、買い先行で始まることになろうが、買い一巡後は次第にこう着感が強まりそうだ。11日の米国市場は、NYダウが619ドル高、ナスダックは337ポイント高だった。中国が対米関税を125%に引き上げるとの発表を受け売りが先行したが、中国政府はこれ以上関税の引き上げ競争に付き合わないとの認識を示したことが安心感につながった。さらに、ボストン連銀のコリンズ総裁は、必要であれば市場を安定させる準備があるとの発言を受けて警戒感が和らぎ、買戻しの動きが強まった。シカゴ日経225先物は大阪比130円高の33650円。円相場は1ドル=143円60銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まることになりそうだ。中国はこれ以上対抗しないとしたことで、米中貿易戦争の拡大に対する警戒感は和らぐ可能性がありそうだ。今週は赤澤経済再生相が米国を訪れ、ベッセント米財務長官らと交渉を行う見通しである。協議の進展に対する期待感から売り込みにくくさせそうである。
トランプ大統領は11日遅くにスマートフォンなどの電子機器を関税対象から除外すると発表したが、13日には引き続き関税を課すと改めて表明した。トランプ大統領の発言に振らされやすい状況が続くことになりそうだが、11日発表の電子機器の課税除外は一時的かつ手続き上の措置だと主張しており、一時的ながらも材料視される可能性はありそうだ。ハイテク株への積極的な買いは期待しづらいところではあるものの、売り方の買い戻しにはつながる可能性がある。
週末の米国市場ではJPモルガン・チェースの決算が評価された。今週もゴールドマン・サックスなど金融セクターの決算発表が予定されているため、決算を手掛かりとした物色も意識されてくるだろう。そのほか、先週の日経平均株価は30792.74~34639.39円での荒い値動きだったが、週間では195円安にとどまっていた。グロース250指数は週間で上昇していることもあり、冷静に押し目を拾う動きに向かわせそうだ。
■イオン、25/2営業利益 5.2%減 2377億円、26/2予想 13.6%増 2700億円
イオン<8267>が発表した2025年2月期業績は、営業収益が前期比6.1%増の10兆1348億7700万円、営業利益は同5.2%減の2377億4700万円だった。円安進行を受けて拡大傾向にあるインバウンド消費については、観光地や空港周辺のモールを中心に需要の取り込みを進めた結果、免税売上は前年の約2倍に伸長した。2026年2月期業績は、営業収益が前期比3.6%増の10兆5000億円、営業利益は同13.6%増の2700億円を計画。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(40212.71、+619.05)
・ナスダック総合指数は上昇(16724.46、+337.15)
・SOX指数は上昇(3990.90、+97.61)
・シカゴ日経225先物は上昇(33650、+130)
・VIX指数は低下(37.56、-3.16)
・米原油先物相場は上昇(61.50、+1.43)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・ツルハHD<3391>ウエルシアと12月に経営統合、売上高2兆円連合誕生
・NTT<9432>NTT東日本、インドネシア社に出資、光回線普及加速
・大成建設<1801>米賃貸開発プロジェクトに参画、27年末めど竣工
・MonotaRO<3064>社長・田村咲耶氏、購買管理システム拡大
・日揮HD<1963>航空自衛隊に国産SAF
・日本シイエムケイ<6958>新事業育成に20億円、新潟工場を増強
・さくらインターネット<3778>KDDIなどと、DCのGPU相互利用、生成AI向け
・富士通<6702>セブン‐イレブン・ジャパンと店舗従業員の成長支援、教育基盤開発
・テイカ<4027>無溶剤でチタニアゾル、混合作業不要・高屈折率
・セントラル硝子<4044>機能材料研究で新棟、半導体分野を拡充
・JR東海<9022>超電導リニア車両運用システムの内製版投入、実験線で今夏
・JCRファーマ<4552>有事にコロナワクチン、希少疾病薬研究を両立、原薬工場公開
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・時間未定 中 3月貿易収支(予想:+744億ドル)
・時間未定 中 3月輸出(予想:前年比+4.4%)
・時間未定 中 3月輸入(予想:前年比-2.1%) <ST>
■関税交渉に対する期待から冷静に押し目を拾う動き
■イオン、25/2営業利益 5.2%減 2377億円、26/2予想 13.6%増 2700億円
■前場の注目材料:NTT、NTT東日本、インドネシア社に出資、光回線普及加速
■関税交渉に対する期待から冷静に押し目を拾う動き
14日の日本株市場は、買い先行で始まることになろうが、買い一巡後は次第にこう着感が強まりそうだ。11日の米国市場は、NYダウが619ドル高、ナスダックは337ポイント高だった。中国が対米関税を125%に引き上げるとの発表を受け売りが先行したが、中国政府はこれ以上関税の引き上げ競争に付き合わないとの認識を示したことが安心感につながった。さらに、ボストン連銀のコリンズ総裁は、必要であれば市場を安定させる準備があるとの発言を受けて警戒感が和らぎ、買戻しの動きが強まった。シカゴ日経225先物は大阪比130円高の33650円。円相場は1ドル=143円60銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まることになりそうだ。中国はこれ以上対抗しないとしたことで、米中貿易戦争の拡大に対する警戒感は和らぐ可能性がありそうだ。今週は赤澤経済再生相が米国を訪れ、ベッセント米財務長官らと交渉を行う見通しである。協議の進展に対する期待感から売り込みにくくさせそうである。
トランプ大統領は11日遅くにスマートフォンなどの電子機器を関税対象から除外すると発表したが、13日には引き続き関税を課すと改めて表明した。トランプ大統領の発言に振らされやすい状況が続くことになりそうだが、11日発表の電子機器の課税除外は一時的かつ手続き上の措置だと主張しており、一時的ながらも材料視される可能性はありそうだ。ハイテク株への積極的な買いは期待しづらいところではあるものの、売り方の買い戻しにはつながる可能性がある。
週末の米国市場ではJPモルガン・チェースの決算が評価された。今週もゴールドマン・サックスなど金融セクターの決算発表が予定されているため、決算を手掛かりとした物色も意識されてくるだろう。そのほか、先週の日経平均株価は30792.74~34639.39円での荒い値動きだったが、週間では195円安にとどまっていた。グロース250指数は週間で上昇していることもあり、冷静に押し目を拾う動きに向かわせそうだ。
■イオン、25/2営業利益 5.2%減 2377億円、26/2予想 13.6%増 2700億円
イオン<8267>が発表した2025年2月期業績は、営業収益が前期比6.1%増の10兆1348億7700万円、営業利益は同5.2%減の2377億4700万円だった。円安進行を受けて拡大傾向にあるインバウンド消費については、観光地や空港周辺のモールを中心に需要の取り込みを進めた結果、免税売上は前年の約2倍に伸長した。2026年2月期業績は、営業収益が前期比3.6%増の10兆5000億円、営業利益は同13.6%増の2700億円を計画。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(40212.71、+619.05)
・ナスダック総合指数は上昇(16724.46、+337.15)
・SOX指数は上昇(3990.90、+97.61)
・シカゴ日経225先物は上昇(33650、+130)
・VIX指数は低下(37.56、-3.16)
・米原油先物相場は上昇(61.50、+1.43)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・ツルハHD<3391>ウエルシアと12月に経営統合、売上高2兆円連合誕生
・NTT<9432>NTT東日本、インドネシア社に出資、光回線普及加速
・大成建設<1801>米賃貸開発プロジェクトに参画、27年末めど竣工
・MonotaRO<3064>社長・田村咲耶氏、購買管理システム拡大
・日揮HD<1963>航空自衛隊に国産SAF
・日本シイエムケイ<6958>新事業育成に20億円、新潟工場を増強
・さくらインターネット<3778>KDDIなどと、DCのGPU相互利用、生成AI向け
・富士通<6702>セブン‐イレブン・ジャパンと店舗従業員の成長支援、教育基盤開発
・テイカ<4027>無溶剤でチタニアゾル、混合作業不要・高屈折率
・セントラル硝子<4044>機能材料研究で新棟、半導体分野を拡充
・JR東海<9022>超電導リニア車両運用システムの内製版投入、実験線で今夏
・JCRファーマ<4552>有事にコロナワクチン、希少疾病薬研究を両立、原薬工場公開
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・時間未定 中 3月貿易収支(予想:+744億ドル)
・時間未定 中 3月輸出(予想:前年比+4.4%)
・時間未定 中 3月輸入(予想:前年比-2.1%) <ST>
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