注目トピックス 日本株
アルプス技研 Research Memo(1):2024年12月期も良好な受注環境を背景に業績は順調に拡大
配信日時:2025/04/02 11:01
配信元:FISCO
*11:01JST アルプス技研 Research Memo(1):2024年12月期も良好な受注環境を背景に業績は順調に拡大
■要約
1. 会社概要
アルプス技研<4641>は、機械、電気・電子、ソフト・IT、化学などの分野において、大手製造業各社に高度技術サービスを提供する総合エンジニアリングアウトソーシング企業である。経営理念である“Heart to Heart”「人と人との心のつながり」を大切にしており、技術者としてのみならず社会人としても一流であるべしとの思いから、創業以来一貫して、技術力の強化に加え、ヒューマン教育にも注力している。創業55周年を迎えた2023年7月には、2028年までのありたい姿として第12次5ヵ年計画(定性目標)を公表した。最先端技術の活用による新領域への挑戦や、農業・介護事業など新たな収益の柱を伸ばすことにより、持続的な成長に向けた基盤強化に取り組む構えであり、足元では着実に成果が出始めている。
2. 2024年12月期の業績
2024年12月期の連結業績は、売上高が前期比7.9%増の49,858百万円、営業利益が同3.6%増の5,159百万円と増収増益となった。半導体関連や次世代車の開発が激化する自動車業界などを中心に、競争優位に向けた研究開発投資を継続しており、稼働人数の拡大(高稼働率の維持)と契約単価の向上が増収に寄与した。利益面では、処遇改善に伴う売上原価の増加や新規事業への先行費用などが利益を押し下げる要因となったものの、増収により営業増益を確保し、営業利益率も10%を超える水準を維持した。将来を見据えた活動面では、サービス付き高齢者向け住宅事業や新領域と位置付ける航空宇宙分野などで注目すべき成果を上げることができた。
3. 2025年12月期の業績見通し
2025年12月期の業績については、売上高を前期比5.7%増の52,700百万円、営業利益を同4.7%増の5,400百万円と引き続き増収増益を見込んでいる。旺盛な研究開発投資が続く自動車及び半導体関連のほか、需要が拡大している医療系や先端技術にかかわるソフト開発等の好調な顧客ニーズを取り込み、売上高、利益ともに拡大傾向が継続するとの見通しだ。
4. 中長期の成長戦略
2023年7月に公表した第12次5ヵ年計画(定性目標)では、「技術を活用し共創社会のパートナーへ挑戦」をテーマとし、(1) 技術系アウトソーシング事業の新領域への挑戦、(2) 新たな収益の柱を創る、(3) 持続可能で豊かな社会の創生へ貢献、(4) デジタル化で多様な人材が活躍する組織・風土の醸成を掲げた。また、今後3ヶ年の中期経営計画(ローリング方式)では、2027年12月期の目標として売上高59,000百万円、営業利益6,000百万円、ROE20%以上を掲げている。
■Key Points
・2024年12月期は稼働人数の拡大(高稼働率の維持)や契約単価の向上により増収増益
・旺盛なR&D投資を背景に半導体関連や次世代車向けなどが好調に推移したほか、新領域である航空宇宙分野も大きく成長
・2025年12月期も増収増益基調が継続する見通し
・第12次5ヵ年計画では、「技術を活用し共創社会のパートナーへ挑戦」をテーマとし、最先端技術の活用による新領域への挑戦や、農業・介護関連分野を中心とする新たな収益の柱の伸長に取り組む
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
<HN>
1. 会社概要
アルプス技研<4641>は、機械、電気・電子、ソフト・IT、化学などの分野において、大手製造業各社に高度技術サービスを提供する総合エンジニアリングアウトソーシング企業である。経営理念である“Heart to Heart”「人と人との心のつながり」を大切にしており、技術者としてのみならず社会人としても一流であるべしとの思いから、創業以来一貫して、技術力の強化に加え、ヒューマン教育にも注力している。創業55周年を迎えた2023年7月には、2028年までのありたい姿として第12次5ヵ年計画(定性目標)を公表した。最先端技術の活用による新領域への挑戦や、農業・介護事業など新たな収益の柱を伸ばすことにより、持続的な成長に向けた基盤強化に取り組む構えであり、足元では着実に成果が出始めている。
2. 2024年12月期の業績
2024年12月期の連結業績は、売上高が前期比7.9%増の49,858百万円、営業利益が同3.6%増の5,159百万円と増収増益となった。半導体関連や次世代車の開発が激化する自動車業界などを中心に、競争優位に向けた研究開発投資を継続しており、稼働人数の拡大(高稼働率の維持)と契約単価の向上が増収に寄与した。利益面では、処遇改善に伴う売上原価の増加や新規事業への先行費用などが利益を押し下げる要因となったものの、増収により営業増益を確保し、営業利益率も10%を超える水準を維持した。将来を見据えた活動面では、サービス付き高齢者向け住宅事業や新領域と位置付ける航空宇宙分野などで注目すべき成果を上げることができた。
3. 2025年12月期の業績見通し
2025年12月期の業績については、売上高を前期比5.7%増の52,700百万円、営業利益を同4.7%増の5,400百万円と引き続き増収増益を見込んでいる。旺盛な研究開発投資が続く自動車及び半導体関連のほか、需要が拡大している医療系や先端技術にかかわるソフト開発等の好調な顧客ニーズを取り込み、売上高、利益ともに拡大傾向が継続するとの見通しだ。
4. 中長期の成長戦略
2023年7月に公表した第12次5ヵ年計画(定性目標)では、「技術を活用し共創社会のパートナーへ挑戦」をテーマとし、(1) 技術系アウトソーシング事業の新領域への挑戦、(2) 新たな収益の柱を創る、(3) 持続可能で豊かな社会の創生へ貢献、(4) デジタル化で多様な人材が活躍する組織・風土の醸成を掲げた。また、今後3ヶ年の中期経営計画(ローリング方式)では、2027年12月期の目標として売上高59,000百万円、営業利益6,000百万円、ROE20%以上を掲げている。
■Key Points
・2024年12月期は稼働人数の拡大(高稼働率の維持)や契約単価の向上により増収増益
・旺盛なR&D投資を背景に半導体関連や次世代車向けなどが好調に推移したほか、新領域である航空宇宙分野も大きく成長
・2025年12月期も増収増益基調が継続する見通し
・第12次5ヵ年計画では、「技術を活用し共創社会のパートナーへ挑戦」をテーマとし、最先端技術の活用による新領域への挑戦や、農業・介護関連分野を中心とする新たな収益の柱の伸長に取り組む
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
<HN>
Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.
ニュースカテゴリ
注目トピックス 市況・概況
NY市場・クローズ
海外市場動向
注目トピックス 日本株
注目トピックス 経済総合
強弱材料
コラム【EMW】
オープニングコメント
日経225・本日の想定レンジ
寄り付き概況
新興市場スナップショット
注目トピックス 外国株
個別銘柄テクニカルショット
ランチタイムコメント
後場の投資戦略
後場の寄り付き概況
相場概況
本日の注目個別銘柄
JASDAQ市況
マザーズ市況
Miniトピック
来週の買い需要
日経QUICKニュース
みんかぶニュース 投資家動向
みんかぶニュース 為替・FX
みんかぶニュース 市況・概況
みんかぶニュース 個別・材料
みんかぶニュース コラム
みんかぶニュース その他
ビットコインニュース
アルトコインニュース
GRICI
暗号資産速報
Reuters Japan Online Report Business News
金融ウォッチ その他
FISCO その他
グロース市況