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<動意株・13日>(大引け)=ミガロHD、いよぎんHD、エニーカラーなど

配信日時:2025/03/13 15:33 配信元:MINKABU
 ミガロホールディングス<5535.T>=後場一段高。同社はきょう午前11時30分ごろ、グループのDXYZが手掛ける顔認証プラットフォーム「FreeiD(フリード)」が、三菱地所レジデンス(東京都千代田区)が開発する「ザ・パークハビオ名古屋松原」に導入されることが決まったと発表。これが株価を刺激しているようだ。「FreeiD」は、スマートフォンアプリから顔を登録するだけで、日々の暮らしのさまざまな行動(入退、本人確認、決済など)を顔認証でつなぎ、カギや財布を持たない環境を実現。多種多様な顔認証AIとの連携が可能で、利用シーンごとに最適な顔認証AIの提供ができるという。  いよぎんホールディングス<5830.T>=上げ足強め25日線上抜く。同社は四国最大の地銀である伊予銀行を中核とし、25年3月期の純利益予想は前期比26.7%増の500億円と前期に続き過去最高益の更新を計画する。第3四半期累計(4~12月)の純利益は前年同期比40.1%増の461億9300万円で、通期計画に対する進捗率は92%に上る。関税発動に伴うインフレ懸念を背景に、米長期金利に再び上昇圧力が働くなど、世界的に金利の先高観(債券価格の先安観)が強まるなかにあって、いよぎんHDは過去に巧みな運用力を発揮し、他の地銀との比較で高い収益を上げた実績を持つ。金融機関全般に債券運用での損失計上リスクが意識される局面において、銀行セクターでは収益性の高いネット銀行などを選別して物色する投資家の姿勢が強まっているが、いよぎんHDに対しても安定的な利益創出を期待した買いが続いているようだ。  ANYCOLOR<5032.T>=ストップ高。同社は12日取引終了後、25年4月期通期の単独業績予想を修正。営業利益の見通しは従来の148億円から154億円(前期比24.6%増)に引き上げた。売上高予想も390億円から407億円(同27.2%増)に上方修正。Vチューバーグループ「にじさんじ」では、ファンや顧客企業からの強い需要を背景としてコマース領域及びプロモーション領域を中心に、当初業績予想時の想定を上回る業績進捗になっているという。  gumi<3903.T>=急伸。12日取引終了後に24年5月~25年1月期連結決算を発表し、売上高は74億500万円(前年同期比14.6%減)、最終損益は15億500万円の黒字(前年同期11億300万円の赤字)だった。黒字に転換したことが買い材料視されている。主力のモバイルオンラインゲーム事業は不採算タイトルの早期撤退や一部タイトルの他社への運営移管により減収となったものの、コスト適正化などが奏功しセグメント損益は大幅に改善した。ブロックチェーン関連の事業では推し活プラットフォームプロジェクト「OSHI3」に関わる売り上げ計上などがあり好調だった。なお、通期見通しは引き続き非開示とした。あわせて、連結子会社でブロックチェーン事業を展開するgC LabsがTIS<3626.T>との間で、合弁会社の設立に関する基本合意契約を締結すると発表した。4月1日付で「Hinode Technologies」を設立する予定。ブロックチェーンのノード運営や暗号資産会計管理システムの提供を行う。出資比率はgC Labsが65.97%、TISが34.03%となる見通し。  ゼンショーホールディングス<7550.T>=大幅続伸。同社傘下のすき家が12日、値上げの実施を発表した。収益性の向上を期待した買いを誘ったようだ。国産米や牛肉の高値が長期化していることを踏まえ、今月18日午前9時に価格を改定する。牛丼並盛は450円から480円、中盛は630円から650円、大盛は650円から680円に値上げする。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS

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