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アイビーシー Research Memo(4):主力事業はITシステム性能監視ソフトウェアのライセンス販売(3)
配信日時:2025/02/07 14:04
配信元:FISCO
*14:04JST アイビーシー Research Memo(4):主力事業はITシステム性能監視ソフトウェアのライセンス販売(3)
■事業概要
5) 課題解決事例
同製品は、上記のような特色・利点を有しているため、様々な問題を解決できる。下記のような事例がある。
〇機器ごとにツールがバラバラで何を見たらいいかわからない⇒ マルチベンダー対応で一元管理が可能
〇過去の蓄積データがサマリーされて使えない⇒ 収集したデータを5年間平均化せず非圧縮で保存可能
〇OSSツールの専任者がいなくなった⇒ わかりやすい日本語UIやトレーニングサービスにて活用まで支援
〇設定漏れや設定ミスで稼働状況を正確に把握できない⇒ 登録・修正の自動化により的確に把握可能
〇サイレント障害や急激なシステム変動を把握したい⇒ 将来予測機能で簡単に分析が可能
〇定期レポートの作成に工数がかかる⇒ 性能評価レポートサービスで簡単に運用報告を実現
(3) 提供形態(ビジネスモデル)
基本的に主力の「System Answer G3」はライセンス販売で様々な環境に対応できるラインアップとなっている。価格は、「監視を行う項目数」、「契約期間」「オプション」によって決められるが、通常は年間契約となっている。
したがって、1ライセンス(契約)当りの価格は数百万円から数千万円と幅が広い。通常は、一度契約した顧客は毎年更新する場合が多い。(前期の平均更新率は96%であった)したがって、この事業モデルはいわゆる「積み上げ型(ストック型)」と言える。
一方で、ソリューション事業、物販などはその都度の契約(販売)のケースが多いので、これらは「フロー型」と言える。アイビーシー<3920>にとっては、「ストック型」の売上が増加することが収益基盤の安定につながる。2024年9月期のストック型の売上比率は60.1%、フロー型は39.9%であった。
(4) 顧客ポートフォリオ
販売形態は、約40%が直販で、残り60%が代理店販売(主に大手ITベンダーなど)となっている。既に約1,000社の導入実績があり、下記のような大手企業が同社製品を導入している。
(主な導入顧客)
シチズン時計、 ソニービズネットワークス、 サイバーコネクトツー、 明治学院大学、
あすか製薬ホールディングス、 auカブコム証券、 TIS、 ダイキン工業、 東京証券取引所、
名古屋工業大学、 ケーブルテレビ、 マックス、 JR東日本情報システム、 神奈川県教育委員会、
沼尻産業、 東京音楽大学、 宇都宮市、 稲畑産業、リクルートテクノロジーズ、 グリー、
GMOフィナンシャルホールディングス、 千代田区役所、 大阪チタニウムテクノロジーズ、
日本農産工業、 メディカル東友、 日本大学(文理学部)、 荏原製作所、 トラスコ中山 その他多数
出所:同社ホームページよりフィスコ作成、順不同、敬称略
3. 特色、強み、競合
(マルチベンダー、多項目対応)
記述のように同社の主力製品である「System Answer G3」は、メーカー133社、監視項目5,384種類に対応が可能。これだけ幅広くの機器や項目に対応できる製品は他にはない。
(ワンストップでのサービス提供)
さらに同社製品及びサービスは、監視、データ収集、分析、事前予知、レポーティングなど幅広く一気通貫でサービスを提供できる。そのため、結果的にユーザーはトータルコストを下げることが可能となる。
(競合)
部分的には多くの監視関連ソフトウェアメーカーと競合するが、同社は「当社と同等レベルで幅広いサービスを提供できる企業は他にはない。その点では競合はいないと言える」と述べている。むしろ最大の競合としては、同社の製品やサービスを使わずに「社内のIT部門が監視業務を行っていること」、あるいは「大手ITベンダーへ他のサービスと一緒に発注する総合委託」が最大の競合とも言えるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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5) 課題解決事例
同製品は、上記のような特色・利点を有しているため、様々な問題を解決できる。下記のような事例がある。
〇機器ごとにツールがバラバラで何を見たらいいかわからない⇒ マルチベンダー対応で一元管理が可能
〇過去の蓄積データがサマリーされて使えない⇒ 収集したデータを5年間平均化せず非圧縮で保存可能
〇OSSツールの専任者がいなくなった⇒ わかりやすい日本語UIやトレーニングサービスにて活用まで支援
〇設定漏れや設定ミスで稼働状況を正確に把握できない⇒ 登録・修正の自動化により的確に把握可能
〇サイレント障害や急激なシステム変動を把握したい⇒ 将来予測機能で簡単に分析が可能
〇定期レポートの作成に工数がかかる⇒ 性能評価レポートサービスで簡単に運用報告を実現
(3) 提供形態(ビジネスモデル)
基本的に主力の「System Answer G3」はライセンス販売で様々な環境に対応できるラインアップとなっている。価格は、「監視を行う項目数」、「契約期間」「オプション」によって決められるが、通常は年間契約となっている。
したがって、1ライセンス(契約)当りの価格は数百万円から数千万円と幅が広い。通常は、一度契約した顧客は毎年更新する場合が多い。(前期の平均更新率は96%であった)したがって、この事業モデルはいわゆる「積み上げ型(ストック型)」と言える。
一方で、ソリューション事業、物販などはその都度の契約(販売)のケースが多いので、これらは「フロー型」と言える。アイビーシー<3920>にとっては、「ストック型」の売上が増加することが収益基盤の安定につながる。2024年9月期のストック型の売上比率は60.1%、フロー型は39.9%であった。
(4) 顧客ポートフォリオ
販売形態は、約40%が直販で、残り60%が代理店販売(主に大手ITベンダーなど)となっている。既に約1,000社の導入実績があり、下記のような大手企業が同社製品を導入している。
(主な導入顧客)
シチズン時計、 ソニービズネットワークス、 サイバーコネクトツー、 明治学院大学、
あすか製薬ホールディングス、 auカブコム証券、 TIS、 ダイキン工業、 東京証券取引所、
名古屋工業大学、 ケーブルテレビ、 マックス、 JR東日本情報システム、 神奈川県教育委員会、
沼尻産業、 東京音楽大学、 宇都宮市、 稲畑産業、リクルートテクノロジーズ、 グリー、
GMOフィナンシャルホールディングス、 千代田区役所、 大阪チタニウムテクノロジーズ、
日本農産工業、 メディカル東友、 日本大学(文理学部)、 荏原製作所、 トラスコ中山 その他多数
出所:同社ホームページよりフィスコ作成、順不同、敬称略
3. 特色、強み、競合
(マルチベンダー、多項目対応)
記述のように同社の主力製品である「System Answer G3」は、メーカー133社、監視項目5,384種類に対応が可能。これだけ幅広くの機器や項目に対応できる製品は他にはない。
(ワンストップでのサービス提供)
さらに同社製品及びサービスは、監視、データ収集、分析、事前予知、レポーティングなど幅広く一気通貫でサービスを提供できる。そのため、結果的にユーザーはトータルコストを下げることが可能となる。
(競合)
部分的には多くの監視関連ソフトウェアメーカーと競合するが、同社は「当社と同等レベルで幅広いサービスを提供できる企業は他にはない。その点では競合はいないと言える」と述べている。むしろ最大の競合としては、同社の製品やサービスを使わずに「社内のIT部門が監視業務を行っていること」、あるいは「大手ITベンダーへ他のサービスと一緒に発注する総合委託」が最大の競合とも言えるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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