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<動意株・17日>(大引け)=共同PR、サムコ、デジプラなど

配信日時:2025/01/17 15:34 配信元:MINKABU
 共同ピーアール<2436.T>=思惑買いに急動意。全体相場に逆行し一気に800円台を回復した。米国では来週明け20日にトランプ新政権が発足する。同社はトランプ次期米大統領との関係が最も親密といわれる米大手ロビー会社のバラード・パートナーズと戦略的パートナーシップを締結しており、中小型株の中ではトランプ関連株の最右翼に位置付けられる。バラード社との連携で米国での日本企業支援ビジネスを随時打ち出していく構えにあり、今後の展開に期待がかかる。業績は絶好調で最高益更新路線をまい進中、24年12月期は営業25%増益と大幅な伸びで初の10億円台乗せが見込まれている。  サムコ<6387.T>=6%超の上昇でフシ目の3000円台回復。化合物半導体分野の研究開発型企業として高度な技術力に定評があり、特に薄膜形成技術をコアとする製品で業界他社と一線を画す。プラズマCVD装置やALD装置、ドライエッチング装置(ICPエッチング装置)、ドライ洗浄装置などで実力をいかんなく発揮している。業績は売上高、利益ともに過去最高更新が続いており、25年7月期は売上高が前期比16%増の95億円、営業利益が同10%増の22億2000万円といずれも2ケタ成長が予想されている。株式需給面では貸株市場を経由した空売りが高水準であり、足もとその買い戻しが株高を後押ししているもようだ。  デジタルプラス<3691.T>=3日ぶり大幅反発で新高値。同社は16日取引終了後、子会社のデジタルフィンテックが運営する「デジタルギフト」がラクーンホールディングス<3031.T>に採用されたことを明らかにしており、これが株価を刺激しているようだ。デジタルギフトは、会員登録不要で誰でも簡単に自分の欲しいギフトを自由に選択できるサービス。同社は「支払いのDX(金融)領域」を注力領域と位置付けており、株主の利便性向上とデジタルギフトの利用拡大に向けて取り組むとしている。  ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324.T>=上値追い。同社は16日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想の修正とともに、自社株買いの実施を発表した。これまで4億円の赤字としていた今期の最終損益予想について、36億円の黒字(前期は248億600万円の赤字)に見直した。一転して黒字確保の見通しとなったほか、取得総数40万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.42%)、取得総額12億円を上限とする自社株買いの実施を発表しており、これらをポジティブ視した買いが入ったようだ。投資有価証券の売却を決定し、特別利益を計上する見込みとなり、業績予想に織り込んだ。17日に同社は、保有するナブテスコ<6268.T>株式の全数となる326万5000株について、証券会社を通じたブロックトレードによる売却を実施したと開示している。投資有価証券売却益は58億6500万円。今期の売上高と営業・経常利益の予想は据え置いた。自社株の取得期間は2月10日から6月30日までとする。  アイビー化粧品<4918.T>=活況高。高級スキンケア製品を主力に化粧品の訪問販売を手掛けており、25年3月期は増収効果と合理化努力で営業利益は急回復する見通しにある。そうしたなか、16日取引終了後に「MAO阻害剤」の発明について特許査定を受領したことを発表、今後は所定手続きを経て、特許権を設定登録することになる。MAO阻害剤は、外用剤として美肌効果や美白効果が期待できるほか、各種製剤化することで医薬品や健康食品などとして服用や摂取することもでき、飲食品に配合することも可能。同社の発表を受け、今後の業容拡大に向けた期待感が高まり投資資金を呼び込む形となった。  エコナビスタ<5585.T>=急反発。同社は16日の取引終了後、SaaS型高齢者見守りシステム「ライフリズムナビ+Dr.」と、BONX(東京都中央区)が展開するデスクレスワーカー向けの音声コミュニケーションツール「BONX WORK」との機能連携に関する発表を行い、販売拡大を期待した買いが入ったようだ。高齢者見守りシステムが発するアラート通知の内容を、介護スタッフが迅速に共有できるようにし、業務負荷の低減と生産性の向上を促すという。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS

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