本日の注目個別銘柄
WNIウェザー、ハローズ、アダストリアなど
配信日時:2024/12/30 15:54
配信元:FISCO
<7201> 日産自 480 -29.2大幅続落。先週末の一部報道では、ホンダとの統合比率はおよそ5対1が協議の出発点になりそうと伝わった。近年の持株会社方式の経営統合では、合意までの1カ月、3カ月、6カ月の3つの期間の平均株価を算出し、それを参考に統合比率を決めることが多いとして試算。統合報道後はショートカバーの動きも強まったとみられ、こうした動きに一巡感も意識されることから、同社にとってのディスカウント再編を織り込む動きに。
<5631> 日製鋼所 5778 -300大幅続落。本日は同社のほか、総合重機3社の下げが目立つなど、主力の防衛関連に売りが優勢となっている。2024年は大きく上昇した銘柄も多く、年末年始休暇入りを控えて、利益確定売りの動きが強まっているようだ。また、政府では先週末に2025年度の防衛予算案を閣議決定、過去最大の8兆7005億円になったとされているが、短期的な材料出尽くし感にもつながる形とみられる。
<2742> ハローズ 4625 +425急伸。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は86.6億円で前年同期比11.8%
増となり、据え置きの通期計画109.6億円、前期比0.8%増に対する進捗率は79%に達しており、業績上振れへの期待が高まる状況となっているもよう。原材料の高騰などによる商品価格の上昇を背景に、スーパーマーケット業界のおける既存店売上高は増加基調となっているようだ。
<3050> DCM 1432 -30伸び悩んで反落。先週末に第3四半期の決算を発表。累計営業利益は279億円で前年同期比17.9%増となり、9-11月期も2ケタ増益基調が継続する形になっている。ただ、上半期実績の同18.3%増、据え置き通期計画の同18.5%増との比較ではサプライズ限定的。目先の出尽くし感にもつながる格好のようだ。足もとでも防災用品は好調推移だったが、気温が下がらず冬物商品は動きが鈍かったもよう。
<3010> ポラリスHD 184 +12急伸で一時46円高まで。25年3月期業績予想の上方修正を発表。売上高は従来予想の201億円から260億円に、営業利益は18.9億円から22億円に引き上げ。経営統合に伴うミナシアの3カ月分の売上高を計上することが上振れの主因となるほか、既存ホテルの運営実績が当初見込みよりも好調のようだ。ミナシアとの経営統合が完了したことも同時に発表している。
<5802> 住友電工 2853.5 -31反落。EV向け半導体材料の量産計画を取りやめると報じられている。富山県に新工場を建設するほか、兵庫県の既存工場にも新ラインを設ける計画だったが、EVの需要回復が見通しにくいことから撤回するようだ。投資額は計300億円を予定していたもよう。工場建設に経産省から最大100億円の補助金を受けることになっていたが、こちらも取り消されている。長期戦略の変更による不透明感を警戒視する動きへ。
<2685> アダストリア 3465 -345大幅反落。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は148億円で前年同期比9.4%減、9-11月期は48.5億円で同19.0%減と減益率が拡大する形になっている。秋物商品の消化やポイント利用率の変動による粗利率の低下、海外子会社や飲食子会社の苦戦により減益となったもよう。通期計画の190億円、前期比5.5%増は据え置いているが、達成ハードルは高まったとの見方のようだ。
<3391> ツルハHD 8725 +509大幅続伸。現在ウエルシアHDと経営統合に向け協議しているが、統合時期を25年末にする方向で調整していることが分かったと伝わっている。当初は27年末までとしていたが、想定していた海外当局の手続きが不要になったもようだ。ドラッグストア大手2社の経営統合となる大型再編の前進をポジティブに捉える動き。ウエルシアHDも買いが優勢となっている。
<6264> マルマエ 1630 +113大幅続伸。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は4.4億円で前年同期0.2億円の赤字から黒字転換。据え置きの上半期計画7億円に対する進捗率は63.4%に達している。半導体分野の売上急拡大が業績急改善の背景に。受注高は21.3億円で同2.3倍となり、受注残高も同2.1倍と膨らむ形に。通期業績の達成確度も高まる方向とみられ、半導体関連が本日は軟調な中も買い優勢の展開となっている。
<4825> WNIウェザー 3870 +545急騰。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は16.8億円で前年同期比32.8%増となり、第1四半期の4.6億円、同9.6%増から増益率は拡大する形になっている。Sea, Land Domainが売上成長を牽引し、開発環境の強化でAIを活用した運営の効率化が進んだもよう。通期予想は38億円、前期比16.2%増を据え置きだが、上振れ期待などが高まる状況のようだ。
<ST>
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