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米外為市場サマリー:一時153円10銭台に上伸、節目突破後の円売り続く
配信日時:2024/10/24 07:55
配信元:MINKABU
23日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=152円76銭前後と前日に比べて1円68銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=164円69銭前後と同1円52銭程度のユーロ高・円安だった。
米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げペースが緩やかなものになるとの見方が優勢となり、大統領選でトランプ氏が当選することによるインフレ高進シナリオが意識されるなか、米財務省が実施した20年債入札は低調な結果となった。米国の長期金利は一時4.26%をつけるなど、上昇を継続しドルの支援材料となった。ドル円相場はテクニカル的な節目と位置付けられていた200日移動平均線を突破したことを受け円売りが加速し、一時1ドル=153円10銭台まで上伸した。一方、23日にFRBは米地区連銀経済報告(ベージュブック)を公表。経済活動が総じて横ばいだったことが示された。これを受けてドルを売る動きもあって152円台後半に伸び悩んだ。急ピッチな円安進行を受けた政府・日銀による円買い介入リスクも意識された。日銀の植田和男総裁が対談で、インフレ目標の持続的な達成には「まだ時間がかかる」と発言したと伝わったが、市場には目立った反応はみられなかった。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0782ドル前後と前日に比べて0.0017ドル程度のユーロ安・ドル高だった。
出所:MINKABU PRESS
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