注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は一時140円付近、ドル売り継続
配信日時:2024/09/16 13:05
配信元:FISCO
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株ブロガー・さなさえ:期待の新規テーマも追加!今注目の話題株をテーマ株別にまとめます【FISCOソーシャルレポーター】
*17:00JST 株ブロガー・さなさえ:期待の新規テーマも追加!今注目の話題株をテーマ株別にまとめます【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「さなさえ」氏(ブログ:『さなさえの麗しき投資ライフ』)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年10月5日10時に執筆皆様、おはこんばんちは。夕刊フジが来年2025年1月末にまさかの休刊。それは同紙連載の『株1グランプリ』で年間グランプリ優勝を目指し切磋琢磨してきたわたしにとって、新たな戦地を探す旅が始まった事を意味します。地方地場筋主催や合同コンペなど、ヒリつくオファー、待っています…株業界の小さなアジャコング、さなさえです。夕刊フジ主催・株1GPグランドチャンピオン大会・準優勝(21年度)のアラフォー女性投資家が綴る当記事の連載も2年目…はや89回目です。今回も表題のコラムと共に、最近の注目株をご紹介していきます。<石破政権とマーケット>あれほど「金融所得課税を強化すべし」と主張していた方が新首相になった事で、マーケットはアレルギー『石破ショック』を引き起こして急落。さらに総裁選前にはあれだけ「すぐにはしない」と言っていた解散総選挙を即時表明したり、自民党のイメージダウンの主因であった裏金議員を衆院選で公認する方針としたり…(中略)…極めつけは、あれだけ利上げ推進を主張していたにも関わらず、首相になったとたんに日銀追加利上げへの否定的な見解を述べて為替や円安&株高を引き起こすなど…総裁選からわずか一週間ではありますが、石破茂新首相のその『お人柄』に触れて、マーケットは早くも「あー、そういう人だったのね…」と、落ち着きを取り戻したように見えますね。目先には今の自民党(与党)に対して国民の意志が示される衆院選挙が迫っているのですが、そんな日本のドタバタ政権を横に、マーケットは新たなトレンドを創出し続けています。今回は直近の市場の話題となったテーマと、わたしが選ぶ注目株を中心にご紹介していきます。<あのニュースが株価を刺激!その上昇期待株とは?>まずは10月4日付の日経新聞が「3日に健保連が高齢者の窓口負担や高額医療費補助の患者負担を引き上げる要望を提出した」と報じられた事で、どちらかと言えば目新しいテーマの『予防医療関連』へと物色が入ったようです。まずはそのシンボルストックとしてエムスリー<2413>が動いていましたね。わたしはこれを受けてメディカルプラットフォーム事業とスマートクリニック事業を展開するGENOVA<9341>をチェック。上場からわずかな期間でプライムへと市場変更するなど、業績と共に成長性への期待も十分だと見ています。その他、風邪薬「改源」で知られたカイゲンファーマを子会社に持つ堺化学<4078>、産業医支援のメンタルヘルステクノロジーズ<9218>なども面白そうですね。そして同じく3日、米グーグルでは原子力発電所から調達した電力をデータセンターで利用する検討が進めていると報じられ、そこから九州電力<9508>、北海道電力<9509>、東北電力<9506>が買われていましたね。いずれも共通するのが、TSMCやラピダス、PSMCなどの半導体工場新設での需要と思惑がありますよね。それに伴って、電設関連の関電工<1942>、住友電設<1949>、北陸電気工事<1930>なども要チェックです。最後は、結局続く日銀の利上げで目先続きそう円高メリット関連として、インバウンド人気が続くラウンドワン<4680>、米国で住宅事業を手掛ける住友林業<1911>、小売り業から業績期待が高そうなワールド<3612>、三陽商会<8011>をピックアップしたいと思います。はい、ホントはもっと色々ご紹介したいのですが…今回は以上です。ここ最近のわたしのブログでは、上記でご紹介した株以外にも「さなさえのひとり株1GP」として月毎の『注目3銘柄』をピックアップして、毎週末にその値幅を計測しています。もちろん株以外のネタも多種多様…怖いもの見たさでもお気軽にどうぞ (笑)。ではでは。Have a nice trade.----執筆者名:さなさえブログ名:『さなさえの麗しき投資ライフ』
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2024/10/12 17:00
注目トピックス 市況・概況
来週の相場で注目すべき3つのポイント:衆議院議員選挙公示、米小売売上高、欧州中央銀行(ECB)政策金利発表
*16:30JST 来週の相場で注目すべき3つのポイント:衆議院議員選挙公示、米小売売上高、欧州中央銀行(ECB)政策金利発表
■株式相場見通し予想レンジ:上限40300円-下限39000円プライム市場の売買代金は、週明けの7日こそ米雇用統計を材料に売買が活発化したものの、その後は商い閑散となり、4営業日連続で4兆円台を割り込んだ。日経平均はしっかりだが、アドバンテスト<6857>、ファーストリテ<9983>など指数インパクトが大きい銘柄に買いが集中したことから、NT倍率は14.6倍台まで拡大。8月5日の乱高下を除くと、4月上旬以来の水準までNT倍率は拡大しており、TOPIXの弱さと一部の日経平均インパクト銘柄の強さが目立つ。為替市場では1ドル148円台の円安ドル高水準で落ち着いた動きを見せたが、国慶節明けの中国市場の荒い値動きや、4万円台回復を前にした戻り待ちの売りなどが意識され、幅広い銘柄への積極的な買いが手控えられたようだ。衆議院は解散したものの、選挙関連銘柄への目立った物色も見られず、27日の投開票に向けた盛り上がりは今ひとつの状況にある。一方、2000年以降、衆議院解散は8回あり、日経平均の終値ベースでみると、解散日から投開票前までの勝率は7勝1敗と高く、平均すると4%近い上昇率となっている。「選挙は買い」を意識した強い展開はまだ見られないが、各政党の公約などが出そろう15日の公示をきっかけに、市場も選挙モード入りする可能性はある。11日の米国株式市場は反発。ダウ平均は前日比409.74ドル高の42863.86ドル、ナスダックは同60.89ポイント高の18342.94、S&P500は同34.98ポイント高の5815.03で取引を終了した。決算発表の本格化を迎え、JPモルガンやウェルズ・ファーゴの良好な決算を受けて、米国株は上昇した。来週は、シティグループやアルコアのほか、NYダウ構成銘柄のゴールドマン・サックス、プロクター・アンド・ギャンブルといった決算も控えている。史上最高値を更新しているNYダウが構成銘柄の急騰で一段高する可能性もあり、決算発表への関心は高めたいところ。また、エヌビディアが6月の史上最高値を起点とした上値抵抗線を上放れていることで、ナスダックも史上最高値更新が期待できよう。アドバンテストの上昇が目立っているが、東京エレクトロン<8035>にも買いが波及すれば、日経平均押し上げの原動力となる。大証ナイト・セッションの日経225先物は、米国株上昇を受けて、日中終値比150円高の39760円で取引を終えた。強い米国株に東京市場が引っ張られる展開となれば、日経平均は40000円台回復も十分視野に入ろう。■為替市場見通し来週のドル・円は底堅い値動きか。中東情勢の不透明感でリスクオフのムードが広がり、安全通貨とされる円が選好されやすい。ただ、米金融緩和は想定ほど進まないとの見方から、ドルは売りづらい。また、日本のインフレ鈍化予想や解散・総選挙を控え日本銀行による追加利上げは遅れる見通しであることから、中東地域における地政学的リスクを意識した円買いは多少弱まることも予想される。一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、複数の政策メンバーが大幅利下げに慎重だったことが明らかになった。連邦準備制度理事会(FRB)の利下げペースは想定より緩慢との見方から、ドル買いに振れやすい。10月10日の米9月消費者物価指数(CPI)はやや強い内容となり、利下げペースを緩やかにする要因に。直近発表の米雇用関連指標の改善を意識して米国経済のソフトランディングを期待したドル買いも入りやすい。■来週の注目スケジュール10月14日(月):株式市場は祝日のため休場、米・NY連銀がインフレ期待発表(9月)、中・貿易収支(9月)、米・ウォラー連邦準備制度理事会(FRB)理事が経済見通しについて発言、米・債券市場は休場、ノーベル経済学賞発表など10月15日(火):衆議院議員選挙公示、鉱工業生産(8月)、設備稼働率(8月)、米・ニューヨーク連銀製造業景気指数(10月)、中・1年物中期貸出ファシリティ金利(25日までに)、英・失業率(9月)、米・サンフランシスコ連銀総裁が基調講演など10月16日(水):コア機械受注(8月)、訪日外客数(9月)、日水コンが東証スタンダードに新規上場、米・輸入物価指数(9月)、英・消費者物価コア指数(9月)、英・生産者物価産出指数(9月)、NZ・消費者物価指数(7-9月)など10月17日(木):貿易収支(9月)、米・小売売上高(9月)、米・新規失業保険申請件数(先週)、米・鉱工業生産指数(9月)、欧・欧州中央銀行(ECB)が政策金利発表、ラガルド総裁が記者会見、欧・ユーロ圏CPI(9月)、欧・EU首脳会議(18日まで)など10月18日(金):消費者物価コア指数(9月)、インターメスティックが東証プライムに新規上場、米・住宅着工件数(9月)、中・新築住宅価格(9月)、中・GDP(7-9月)、中・鉱工業生産(9月)、中・固定資産投資(都市部)(9月)、中・不動産投資(9月)、欧・ユーロ圏経常収支(8月)、英・小売売上高指数(9月)など
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2024/10/12 16:30
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英ポンド週間見通し:底堅い値動きか、英追加利下げ観測も日銀の政策維持を好感
*14:08JST 英ポンド週間見通し:底堅い値動きか、英追加利下げ観測も日銀の政策維持を好感
■下げ渋り、日英金利差の大幅縮小観測は後退今週のポンド・円は下げ渋り。英国経済の減速やインフレ緩和を意識したポンド売りが観測されたが、日英金利差の大幅縮小観測は後退したこと、米ドル・円相場は円安方向に振れたことから、リスク回避のポンド売り・円買いは縮小。中東情勢の悪化を警戒して原油先物は底堅い動きを維持したことも意識されたようだ。取引レンジ:192円89銭-195円63銭。■底堅い値動きか、英追加利下げ観測も日銀の政策維持を好感来週のポンド・円は底堅い値動きか。雇用やインフレ、個人消費の関連指標がまずまず良好だった場合、早期利下げ観測は後退か。原油高は引き続きポンド買い材料となる。一方、日本銀行は金融正常化に前向きだが、早期追加利上げは想定されていないため、リスク回避の円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。○発表予定の英主要経済指標・注目イベント・18日:9月小売利上高(8月:前月比+1.0%)予想レンジ:193円00銭-197円00銭
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2024/10/12 14:08
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豪ドル週間見通し:もみ合いか、9月雇用統計に注目
*14:07JST 豪ドル週間見通し:もみ合いか、9月雇用統計に注目
■弱含み、追加利上げ観測後退で豪ドル売り強まる今週の豪ドル・円は弱含み。豪準備銀行(中央銀行)による利上げ観測は後退し、リスク選好的な豪ドル買い・円売りは縮小した。中国政府による追加景気刺激策への期待が後退したことや中東情勢の緊迫化も豪ドル売りにつながったようだ。取引レンジ:99円09銭-101円42銭。■もみ合いか、9月雇用統計に注目来週の豪ドル・円は弱含みか。豪準備銀行(中央銀行)による利上げ観測は後退したが、10月17日発表の9月雇用統計で雇用者数が市場予想を上回った場合、リスク選好的な豪ドル買いが一時強まる場面がありそうだ。○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント・17日:9月雇用統計(8月:失業率4.2%、雇用者数増減+4.75万人)予想レンジ:99円00銭-102円00銭
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2024/10/12 14:07
注目トピックス 市況・概況
ユーロ週間見通し:下げ渋りか、ECB追加利下げもリスク回避の円買い後退
*14:06JST ユーロ週間見通し:下げ渋りか、ECB追加利下げもリスク回避の円買い後退
■弱含み、米インフレ緩和ペース減速でユーロ売り強まる今週のユーロ・ドルは弱含み。週前半に1.0996ドルまで反発したが、欧州中央銀行(ECB)による10月追加利下げが想定されていること、米国のインフレ緩和ペースの減速を受けてユーロ売り・米ドル買いが優勢となった。ユーロ・ドルは一時1.09ドルを下回った。複数の米経済指標は市場予想を上回ったことも意識されたようだ。取引レンジ:1.0898ドル-1.0996ドル。■もみ合いか、ECB追加利下げとFRBの利下げペース減速に注目来週のユーロ・ドルはもみ合いか。10月17日開催の欧州中央銀行(ECB)理事会で追加利下げが見込まれるが、金融緩和によって域内経済の持ち直しが期待され、過度なユーロ売りは抑制されそうだ。一方、米国経済のソフトランディングが期待され、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げペースは緩やかとみたドル買いが入りやすい。予想レンジ:1.0800ドル-1.1100ドル■上げ渋り、ドイツ経済の停滞を警戒したユーロ売りも今週のユーロ・円は上げ渋り。日本とユーロ圏の金利差縮小観測は後退し、リスク選好的なユーロ買い・円売りが観測されたが、ドイツ経済の停滞を警戒したユーロ売りも観測されており、この影響でユーロ・円は163円台後半で上げ渋る状態が続いた。取引レンジ:161円91銭-163円61銭。■下げ渋りか、ECB追加利下げもリスク回避の円買い後退来週のユーロ・円は下げ渋りか。欧州中央銀行(ECB)は10月17日開催の理事会で追加利下げが予想されるが、金融緩和による域内経済の回復を期待したユーロ買いも入りやすい。一方、日本銀行は今月末の金融政策決定会合では現行の政策を維持する見通し。中東の混迷が深まりつつあるものの、円買いは抑制されるだろう。○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント・17日(木):欧州中央銀行主要政策金利発表(現行:3.60%)予想レンジ:161円50銭-164円50銭
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2024/10/12 14:06
注目トピックス 市況・概況
為替週間見通し:ドルは底堅い値動きか、米利下げぺース減速の思惑残る
*14:04JST 為替週間見通し:ドルは底堅い値動きか、米利下げぺース減速の思惑残る
【今週の概況】■米インフレ緩和ぺース減速でリスク回避のドル売り縮小今週のドル・円はやや強含み。米国のインフレ緩和ペースの減速などを意識してリスク回避的な米ドル売り・円買いは縮小し、米ドル・円は149円台半ばまで買われる場面があった。週前半は中東地域における地政学的リスクの高まりや中国経済の減速を警戒して米ドル売り・円買いがやや優勢となったが、ハリス米副大統領は10月10日、「パレスチナ自治区ガザとレバノンでの戦闘で長く緊張状態にある中東地域には緊張緩和が必要」との見解を示したことを受けてリスク回避の米ドル売りは縮小。同日発表された9月米消費者物価コア指数(CPI)は前月比+0.2%、前年比+3.3%と市場予想を上回ったことからドル買い材料となり、米ドル・円は149円台半ばまで上昇した。11日のニューヨーク外為市場でドル・円は149円28銭まで反発した。この日発表された9月米生産者物価コア指数(PPI)は市場予想を上回り、インフレ緩和のペースは減速していないとの見方が広がった。米長期金利は上昇し、リスク選好的な米ドル買い・円売りがやや優勢となった。米ドル・円は149円16銭でこの週の取引を終えた。ドル・円の取引レンジ:147円35銭-149円55銭。【来週の見通し】■ドルは底堅い値動きか、米利下げぺース減速の思惑残る来週のドル・円は底堅い値動きか。中東情勢の不透明感でリスクオフのムードが広がり、安全通貨とされる円が選好されやすい。ただ、米金融緩和は想定ほど進まないとの見方から、ドルは売りづらい。また、日本のインフレ鈍化予想や解散・総選挙を控え日本銀行による追加利上げは遅れる見通しであることから、中東地域における地政学的リスクを意識した円買いは多少弱まることも予想される。一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、複数の政策メンバーが大幅利下げに慎重だったことが明らかになった。連邦準備制度理事会(FRB)の利下げペースは想定より緩慢との見方から、ドル買いに振れやすい。10月10日の米9月消費者物価指数(CPI)はやや強い内容となり、利下げペースを緩やかにする要因に。直近発表の米雇用関連指標の改善を意識して米国経済のソフトランディングを期待したドル買いも入りやすい。【米・9月小売売上高】(17日発表予定)10月17日発表の9月小売売上高は前月比+0.2%と、8月実績の+0.1%から改善すれば米国経済のソフトランディング期待のドル買いにつながる。【日・9月消費者物価指数(CPI)コア指数】(10月18日)10月18日発表の日本の9月消費者物価指数(CPI)コア指数は前年比+2.3%と、8月実績+2.8%を下回る見込み。そのため、市場予想と一致しても日本銀行による追加利上げを見込んだ円買いは後退する可能性がある。ドル・円の予想レンジ:147円50銭-151円50銭
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2024/10/12 14:04
注目トピックス 市況・概況
国内株式市場見通し:薄商いだが堅調推移、米企業決算次第では4万円台回復も視野に
*14:03JST 国内株式市場見通し:薄商いだが堅調推移、米企業決算次第では4万円台回復も視野に
■事前報道通り9日に衆議院解散今週の日経平均は週間で970.18円高(+2.51%)の39605.80円と上昇。米国の9月雇用統計発表後の円安ドル高、米株高を材料に日経平均は週初から39000円台を回復した。10月9日に石破首相が衆議院を解散、事前に伝わっていたスケジュール(15日公示、27日投開票)通りに衆議院議員選挙が実施されることとなったため、目立った物色こそなかったものの高市トレードでつけた9月27日の戻り高値39829.56円にじりじりと迫る展開に。国慶節明けの中国市場で、上海総合指数、香港ハンセン指数が乱高下したことから、リスク選考の地合いとはならず、戻り高値更新とはならなかったが、週末にかけて3日続伸と週を通して堅調推移となった。ただ、11日に算出されたオプション・ミニ日経平均先物の特別清算指数(SQ)値は、39701.93円(速報値)と上に残す「幻のSQ」に。なお、10月第1週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は現物を4202億円買い越し、TOPIX先物を4039億円売り越し、225先物を1669億円売り越したことから、合計1506億円の売り越しとなった。一方、個人投資家は現物を1371億円買い越すなど合計で815億円買い越し。自己は現物を1兆2330億円売り越し、信託は現物を2109億円買い越した。■プライム市場の売買代金は4日連続で4兆円割れプライム市場の売買代金は、週明けの7日こそ米雇用統計を材料に売買が活発化したものの、その後は商い閑散となり、4営業日連続で4兆円台を割り込んだ。日経平均はしっかりだが、アドバンテスト<6857>、ファーストリテ<9983>など指数インパクトが大きい銘柄に買いが集中したことから、NT倍率は14.6倍台まで拡大。8月5日の乱高下を除くと、4月上旬以来の水準までNT倍率は拡大しており、TOPIXの弱さと一部の日経平均インパクト銘柄の強さが目立つ。為替市場では1ドル148円台の円安ドル高水準で落ち着いた動きを見せたが、国慶節明けの中国市場の荒い値動きや、4万円台回復を前にした戻り待ちの売りなどが意識され、幅広い銘柄への積極的な買いが手控えられたようだ。衆議院は解散したものの、選挙関連銘柄への目立った物色も見られず、27日の投開票に向けた盛り上がりは今ひとつの状況にある。一方、2000年以降、衆議院解散は8回あり、日経平均の終値ベースでみると、解散日から投開票前までの勝率は7勝1敗と高く、平均すると4%近い上昇率となっている。「選挙は買い」を意識した強い展開はまだ見られないが、各政党の公約などが出そろう15日の公示をきっかけに、市場も選挙モード入りする可能性はある。■米決算発表が本格化を迎える11日の米国株式市場は反発。ダウ平均は前日比409.74ドル高の42863.86ドル、ナスダックは同60.89ポイント高の18342.94、S&P500は同34.98ポイント高の5815.03で取引を終了した。決算発表の本格化を迎え、JPモルガンやウェルズ・ファーゴの良好な決算を受けて、米国株は上昇した。来週は、シティグループやアルコアのほか、NYダウ構成銘柄のゴールドマン・サックス、プロクター・アンド・ギャンブルといった決算も控えている。史上最高値を更新しているNYダウが構成銘柄の急騰で一段高する可能性もあり、決算発表への関心は高めたいところ。また、エヌビディアが6月の史上最高値を起点とした上値抵抗線を上放れていることで、ナスダックも史上最高値更新が期待できよう。アドバンテストの上昇が目立っているが、東京エレクトロン<8035>にも買いが波及すれば、日経平均押し上げの原動力となる。大証ナイト・セッションの日経225先物は、米国株上昇を受けて、日中終値比150円高の39760円で取引を終えた。強い米国株に東京市場が引っ張られる展開となれば、日経平均は40000円台回復も十分視野に入ろう。■17日にECB理事会開催来週、国内では、15日に8月鉱工業生産(確報値)、16日に8月機械受注、17日に9月貿易収支、18日に9月消費者物価指数などが予定されている。海外では、14日に中・9月貿易収支、15日に英・9月雇用統計、独・10月ZEW景況感指数、欧・10月ZEW景況感指数、8月鉱工業生産指数、米・10月NY連銀製造業景気指数、16日にNZ・第3四半期消費者物価指数、豪・9月Westpac先行指数、英・9月消費者物価指数、小売物価指数、生産者物価指数、南ア・8月小売売上高、米・9月輸入物価指数、17日に豪・9月雇用統計、トルコ・中銀政策金利、欧・ECB政策金利、米・9月小売売上高、10月フィラデルフィア連銀景況指数、週次新規失業保険申請件数、9月鉱工業生産指数、週次原油在庫、18日に中・9月新築住宅販売価格、第3四半期実質GDP、9月鉱工業生産指数、小売売上高、英・9月小売売上高、米・9月住宅着工件数などが予定されている。
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2024/10/12 14:03
注目トピックス 市況・概況
新興市場見通し:グロース市場の商い閑散は継続か、短期資金は直近IPO銘柄へ
*14:02JST 新興市場見通し:グロース市場の商い閑散は継続か、短期資金は直近IPO銘柄へ
■薄商いでは指数の方向感はつかみにくいか今週の新興市場は下落。同時期の騰落率は、日経平均が+2.51%だったのに対して、グロース市場指数は-1.50%、グロース市場250指数は-1.39%とグロース市場の弱さが目立った。プライム市場同様、週初は米国株上昇を材料とした買いが入ったものの、円安ドル高推移などにより大型株物色が優勢となったことで、買い一巡後は上値の重い展開となった。売買代金は1000億円前後にとどまり参加者は限定的で、グロース市場指数、グロース市場250指数ともに、7日につけた高値を一度も上回ることなく、週末にかけてはじり安の展開となった。時価総額上位銘柄では、2日に上場来高値を更新したGENDA<9166>が3日以降売りに押され、今週は4日続落した。円安ドル高推移が重しとなり、アドベンチャー<6030>もさえない。一方、特段の買い材料は観測されていないが、フリー<4478>の上昇が目立ったほか、8日に上場来安値をつけたタイミー<215A>が下げ渋る動きを見せた。このほか、グローバルウェイ<3936>が連日急騰したが、週末は利益確定売りが入り急落するなど荒い値動きとなった。なお、8日に名証ネクストに上場したケイ・ウノ<259A>の初値は、公開価格を8.0%下回る2134円となった。一方、11日にグロース市場に上場したオルツ<260A>の初値は、公開価格を5.6%上回る570円となった。オルツは初値形成後、売り圧力が強まったが、大引けにかけて値を戻し、初値を上回って取引を終えた。■主力株は高安まちまちか来週の新興市場は、引き続き売買低迷で方向感に乏しい展開となりそうだ。グロース市場250指数は9月27日に200日移動平均線まで上昇したが、「高市トレード」の逆転も影響し跳ね返された。7月18日、9月3日に続き三度この水準に押し戻されたことから、この水準が上値抵抗として強く意識されている。また、右肩下がりの25日移動平均線にも頭を押さえられており、目先のトレンドは弱い。売買代金が1000億円を割り込むような薄商いでは、指数の方向感はつかみにくい。個別では、腰の据わった資金は期待できず、主力株は高安まちまちが続きそうだ。短期資金は直近IPO銘柄に向かおう。11日に上場したばかりのオルツや、安値圏から反発しているダイブ<151A>、週末動き出したD&Mカンパニー<189A>あたりに物色が向かいそうだ。なお、来週は、16日にスタンダード市場に上下水道を中心とした水に関する建設コンサルティング事業を手掛ける日水コン<261A>、18日にはプライム市場に眼鏡関連事業を手掛けるインターメスティック<262A>がそれぞれ上場する。インターメスティックは今年初のプライム上場銘柄となる。グロース市場に上場する銘柄のような初値に対する期待感は低いかもしれないが、パッシブ資金による買い需要などを材料に、堅調な株価推移を期待したいところだ。
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2024/10/12 14:02
注目トピックス 市況・概況
米国株式市場見通し:企業決算への期待感強く、主要3指数はそろって高値更新か
*14:01JST 米国株式市場見通し:企業決算への期待感強く、主要3指数はそろって高値更新か
来週の米国株は、企業決算への期待感先行で、主要3指数はそろって史上最高値更新の強い動きを示す可能性がある。中東情勢の緊迫化や、大型ハリケーン上陸に伴う経済への影響などは引き続き重しとなっており、先行き警戒感を示すVIX指数は20ポイント台で推移している。ただ、中国当局による景気刺激策に対する期待感や、ソフトランディングに伴う楽観的な企業決算見通しの高まりなどが相場の下支えとなろう。来週決算発表を迎えるシティグループやバンカメ、ゴールドマン・サックス(GS)は、JPモルガンなどの好決算を受けて、株価は今週末の時点で既に上昇している。来週は、GSのほか、ユナイテッドヘルス、プロクター&ギャンブル、トラベラーズ、ジョンソン&ジョンソン5社のNYダウ構成銘柄の決算発表を控えていることから、NYダウの動向に注目したい。一方、6月20日の史上最高値140.76ドルを起点とした上値抵抗線を明確に上放れたエヌビディアは、8-9月の戻り高値をクリアして7月高値136.15ドル手前まで上昇した。鴻海精密工業に関するニュースのほか、今年のノーベル物理学賞と化学賞をAI関連の研究者が受賞したことも刺激材料となっており、同社を取り巻く環境は良好だ。エヌビディアが史上最高値を更新するタイミングで、ナスダックも史上最高値を更新するだろう。経済指標は、15日に10月NY連銀製造業景気指数、16日に9月輸入物価指数、17日に9月小売売上高、10月フィラデルフィア連銀景況指数、週次新規失業保険申請件数、9月鉱工業生産指数、週次原油在庫、18日に9月住宅着工件数などが予定されている。主要企業決算は、15日にユナイテッドヘルス、バンク・オブ・アメリカ、ステート・ストリート、GS、ジョンソン&ジョンソン、シティグループ、16日にUSバンコープ、モルガン・スタンレー、アルコア、キンダー・モルガン、エキファックス、17日にブラックストーン、スナップオン、キーコープ、トラベラーズ、ネットフリックス、アラスカ・エア・グループ、18日にアメックス、プロクター&ギャンブルなどが予定されている。
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2024/10/12 14:01
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