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ベストワンドットコム:注目集まるクルーズ市場、クルーズ旅行予約サイト運営で業績2桁成長
配信日時:2024/08/26 13:02
配信元:FISCO
*13:02JST ベストワンドットコム:注目集まるクルーズ市場、クルーズ旅行予約サイト運営で業績2桁成長
ベストワンドットコム<6577>は、マリンテクノロジー事業を主力としており、クルーズ旅行専門のオンライン旅行会社として業界No.1のコース数を誇るクルーズ旅行予約サイト「ベストワンクルーズ」を運営している。また、子会社では豪華客船・高級クルーズを専門に取り扱う「ファイブスタークルーズ」を運営するほか、京都では旅館「えびす旅館」の運営も手掛けている。
「ベストワンクルーズ」は、主に個人顧客をターゲットに、海外・国内クルーズの乗船券やパッケージ旅行の販売を行っている。また、クルーズ旅行に必要な航空券、ホテル、送迎、オプショナルツアーなど様々な旅行商品を提供。乗船券、自社企画商品に加えて、提携旅行会社のツアーも予約できる。顧客層は、旅行会社のメインターゲットのシニア世代(70~80代)ではなく、40~60代の家族やカップルなどが中心で、リピーターの割合も多い一方で、Web経由やイベント・セミナー経由で新規顧客も順調に獲得している。コロナ禍を経て、訪日クルーズが急激に減少したなか、直近は日本発着のクルーズ旅行を日本在住者向けに提供している。
24年7月期第3四半期累計の売上高は前年同期比2.8倍の2,023百万円、営業損益は43百万円の黒字に転換した。第3四半期(2月~4月)の取扱高は同2.5倍の772百万円で、2019年7月期比2.2倍となり、第3四半期における取扱高の過去最高を大幅に更新した。MSCベリッシマ横浜発着をはじめGWの需要をしっかり取り込めたようで、4月においては単月で営業利益が1億円を超え過去最高益となった。また、「ベストワンクルーズ」のユーザー数、セッション数推移ともに4月は急激に増加し、日本発着クルーズを中心に様々なお得なキャンペーンを展開したことが奏功した。
そのほか、予約受注も堅調で、7月の月間予約受注額は294,336千円と7月としては過去最高となり、今年の秋から冬にかけて行われるMSCベリッシマ東京発着クルーズや那覇発着クルーズ、2025年のダイヤモンド・プリンセス日本発着クルーズを中心に予約が積み上がった。にっぽん丸やMITSUI OCEAN FUJI等の日本船2船の予約受付が開始され、これら2船の予約も受注額増加に寄与した。今期売上高は前期比2.3~2.4倍の3,000~3,250百万円、営業利益は250~300百万円(前期は19百万円)を見込んでいる。
オリエンタルランド<4661>が新たな事業として国内でディズニークルーズを展開することを決めており、クルーズ市場には注目が集まっている。日本ではクルーズは高価なイメージを持たれているが、世界で運航されているクルーズの多くはカジュアルクルーズとなっており、米国・英国の1年間のクルーズ旅行者数の人口に占める割合が3%前後なのに対し、日本は0.2%となっている。日本のクルーズ旅行者が少ない要因としては、高価なイメージが先行しているほか、日本発着のクルーズが少なかった背景がある。ただ、同社を筆頭に日本発着のクルーズは増加しており、船のサイズ効率化などで単価も下がっており、マーケット規模は急激に拡大する可能性を秘めている。このような状況下で、同社は日本発着のクルーズの商品供給をさらに増加させていく方針。また、コロナ前に需要もあった訪日クルーズについても取り扱いを回復させていき、クルーズ市場の拡大+シェアアップで年25~35%での成長を目指していくようだ。さらに、クルーズ以外でも、オンライン完結型の国内旅行関連の予約サイトをリリースして旅行テクノロジー事業の拡大、新たな領域として金融テクノロジー事業も合わせて会社全体で成長戦略を計画している。業績の本格成長が期待されるなか、市場環境の拡大とともに同社の動向を注目しておきたい。
<NH>
「ベストワンクルーズ」は、主に個人顧客をターゲットに、海外・国内クルーズの乗船券やパッケージ旅行の販売を行っている。また、クルーズ旅行に必要な航空券、ホテル、送迎、オプショナルツアーなど様々な旅行商品を提供。乗船券、自社企画商品に加えて、提携旅行会社のツアーも予約できる。顧客層は、旅行会社のメインターゲットのシニア世代(70~80代)ではなく、40~60代の家族やカップルなどが中心で、リピーターの割合も多い一方で、Web経由やイベント・セミナー経由で新規顧客も順調に獲得している。コロナ禍を経て、訪日クルーズが急激に減少したなか、直近は日本発着のクルーズ旅行を日本在住者向けに提供している。
24年7月期第3四半期累計の売上高は前年同期比2.8倍の2,023百万円、営業損益は43百万円の黒字に転換した。第3四半期(2月~4月)の取扱高は同2.5倍の772百万円で、2019年7月期比2.2倍となり、第3四半期における取扱高の過去最高を大幅に更新した。MSCベリッシマ横浜発着をはじめGWの需要をしっかり取り込めたようで、4月においては単月で営業利益が1億円を超え過去最高益となった。また、「ベストワンクルーズ」のユーザー数、セッション数推移ともに4月は急激に増加し、日本発着クルーズを中心に様々なお得なキャンペーンを展開したことが奏功した。
そのほか、予約受注も堅調で、7月の月間予約受注額は294,336千円と7月としては過去最高となり、今年の秋から冬にかけて行われるMSCベリッシマ東京発着クルーズや那覇発着クルーズ、2025年のダイヤモンド・プリンセス日本発着クルーズを中心に予約が積み上がった。にっぽん丸やMITSUI OCEAN FUJI等の日本船2船の予約受付が開始され、これら2船の予約も受注額増加に寄与した。今期売上高は前期比2.3~2.4倍の3,000~3,250百万円、営業利益は250~300百万円(前期は19百万円)を見込んでいる。
オリエンタルランド<4661>が新たな事業として国内でディズニークルーズを展開することを決めており、クルーズ市場には注目が集まっている。日本ではクルーズは高価なイメージを持たれているが、世界で運航されているクルーズの多くはカジュアルクルーズとなっており、米国・英国の1年間のクルーズ旅行者数の人口に占める割合が3%前後なのに対し、日本は0.2%となっている。日本のクルーズ旅行者が少ない要因としては、高価なイメージが先行しているほか、日本発着のクルーズが少なかった背景がある。ただ、同社を筆頭に日本発着のクルーズは増加しており、船のサイズ効率化などで単価も下がっており、マーケット規模は急激に拡大する可能性を秘めている。このような状況下で、同社は日本発着のクルーズの商品供給をさらに増加させていく方針。また、コロナ前に需要もあった訪日クルーズについても取り扱いを回復させていき、クルーズ市場の拡大+シェアアップで年25~35%での成長を目指していくようだ。さらに、クルーズ以外でも、オンライン完結型の国内旅行関連の予約サイトをリリースして旅行テクノロジー事業の拡大、新たな領域として金融テクノロジー事業も合わせて会社全体で成長戦略を計画している。業績の本格成長が期待されるなか、市場環境の拡大とともに同社の動向を注目しておきたい。
<NH>
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