１日の米株式市場の概況、ＮＹダウ４９４ドル安　米景気後退懸念で心理悪化

　１日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比４９４．８２ドル安の４万０３４７．９７ドルと３日ぶりに大幅反落した。７月の米ＩＳＭ製造業景況感指数は４６．８と前月から低下。４カ月間連続で好況・不況の境目とされる５０を割り込み、市場予測に対しても下振れて着地した。週間の新規失業保険申請件数は前週から増加し、およそ１年ぶりの高水準となった。米国の景気後退懸念が強まるなか、今年に入り株高を演じていた半導体・ハイテク株を中心に売りが膨らんだ。ＮＹダウの下げ幅は一時７００ドルを超えた。 　キャタピラー＜CAT＞やボーイング＜BA＞、シェブロン＜CVX＞が大幅安。ＪＰモルガン・チェース＜JPM＞やホームデポ＜HD＞、ダウ＜DOW＞が水準を切り下げた、半面、プロクター・アンド・ギャンブル＜PG＞が買われ、ウォルマート＜WMT＞やコカ・コーラ＜KO＞がしっかり。イーライ・リリー＜LLY＞が高く、カーバナ＜CVNA＞が急伸した。 　ナスダック総合株価指数は４０５．２５５ポイント安の１万７１９４．１４５と大幅反落した。エヌビディア＜NVDA＞やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ＜AMD＞、ブロードコム＜AVGO＞、クアルコム＜QCOM＞、アプライド・マテリアルズ＜AMAT＞など半導体株は総崩れの展開。アーム・ホールディングス＜ARM＞も急落し、テスラ＜TSLA＞やウエスタン・デジタル＜WDC＞、モービルアイ・グローバル＜MBLY＞が下値を探り、モデルナ＜MRNA＞への売りも膨らんだ。一方、メタ・プラットフォームズ＜META＞は急伸。ＣＨロビンソン・ワールドワイド＜CHRW＞が上値指向を強めた。 出所：MINKABU PRESS

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