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【↑】日経平均 大引け| 反発、欧米株高で先物主導の買い戻しが優勢 (1月20日)
配信日時:2025/01/20 18:21
配信元:MINKABU
日経平均株価
始値 38671.77
高値 39032.93(10:40)
安値 38671.77(09:00)
大引け 38902.50(前日比 +451.04 、 +1.17% )
売買高 14億9872万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆3768億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は反発、一時3万9000円台乗せも
2.前週末の欧米株全面高受け、買い戻しが優勢に
3.米成長率見通し上方修正、欧米金利上昇も一服
4.トランプ氏の米大統領就任直前で高揚感高まる
5.今晩の米株市場休場で売買代金は3.3兆円と低調
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比334ドル高と反発した。米経済の先行きに楽観的な見方が広がり買いが優勢となった。
週明けの東京市場では、先物主導の買い戻しが入り、日経平均株価が大きく切り返す展開となった。一時3万9000円台に乗せる場面もあった。
20日の東京市場は、広範囲の銘柄でリスクを取る動きが優勢だった。前週末の欧州株市場が全面高だったほか、米国株市場でもNYダウやナスダック総合株価指数など主要株価指数が上昇し、特にハイテク株への買いが顕著だったことでナスダック指数の上昇率は1.5%に達した。この日に発表されたIMFの世界経済見通しで米国の成長率が前回予想から上方修正されたことが投資マインドに追い風となったほか、欧米の長期金利が揃って上昇一服となったことが買い安心感につながった。トランプ米大統領の就任式を20日に控え、株式市場でも高揚感が高まった。これを受け、東京市場も主力株をはじめ幅広い銘柄に買い戻しが入る形に。ただ、日本時間今晩の米国株市場がキング牧師生誕に伴う祝日で休場となることから、海外投資家の参戦が限られ、プライム市場全体売買代金は3兆3000億円台と低水準だった。
個別では、商いを伴いIHI<7013>が高く、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>なども買いが優勢だった。キーエンス<6861>が高く、フジ・メディア・ホールディングス<4676>も戻り足に。トヨタ自動車<7203>が値を上げ、ソフトバンクグループ<9984>も上昇した。ファーストリテイリング<9983>も堅調。システムリサーチ<3771>が値上がり率首位、日本板硝子<5202>の上げも目立つ。第一三共<4568>が物色人気、東邦チタニウム<5727>も値を飛ばした。
半面、任天堂<7974>が前週末に続き利益確定売りに押されたほか、ディー・エヌ・エー<2432>も下落した。古河電気工業<5801>が下値を探り、キオクシアホールディングス<285A>も安い。野村マイクロ・サイエンス<6254>が下落、神戸物産<3038>、セレス<3696>なども値を下げている。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、ファストリ <9983>、SBG <9984>、第一三共 <4568>、ファナック <6954>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約195円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は任天堂 <7974>、コナミG <9766>、バンナムHD <7832>、電通グループ <4324>、ネクソン <3659>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約19円。
東証33業種のうち30業種が上昇し、下落はその他製品、鉱業、海運業の3業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)輸送用機器、(2)医薬品、(3)銀行業、(4)証券商品先物、(5)ガラス土石製品。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)倉庫運輸関連、(2)空運業、(3)陸運業、(4)パルプ・紙、(5)小売業。
■個別材料株
△イルグルム <3690> [東証G]
25年9月期最終45%増益計画を好感。
△システムリサ <3771> [東証P]
配当予想の増額修正を材料視。
△イビデン <4062> [東証P]
米インテル株急伸でツレ高の動き。
△第一三共 <4568> [東証P]
FDA「ダトロウェイ」承認をポジティブ視。
△フジHD <4676> [東証P]
フジテレビ騒動巡り思惑的な動き。
△エレメンツ <5246> [東証G]
「LIQUID eKYC」の累計本人確認件数が6000万件突破。
△ノーリツ <5943> [東証P]
英ファンドから株主提案受領と開示。
△宝&CO <7921> [東証P]
米ミリ・キャピタルの5%超保有が判明。
△GFA <8783> [東証S]
トランプ氏公式仮想通貨を購入と発表。
△揚羽 <9330> [東証G]
上場1周年記念特別株主優待の実施を好感。
▼ヨロズ <7294> [東証P]
業績下方修正で一転営業赤字見通しに。
▼任天堂 <7974> [東証P]
モルガン・スタンレーMUFG証券が投資判断を格下げ。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)システムリサ <3771>、(2)宝&CO <7921>、(3)板硝子 <5202>、(4)理計器 <7734>、(5)邦チタ <5727>、(6)オーケストラ <6533>、(7)第一三共 <4568>、(8)GDO <3319>、(9)長野計器 <7715>、(10)三井ハイテク <6966>。
値下がり率上位10傑は(1)ヨロズ <7294>、(2)キオクシア <285A>、(3)野村マイクロ <6254>、(4)キヤノン電 <7739>、(5)任天堂 <7974>、(6)大黒天 <2791>、(7)リンガハット <8200>、(8)古河電 <5801>、(9)ベイカレント <6532>、(10)朝日工 <1975>。
【大引け】
日経平均は前日比451.04円(1.17%)高の3万8902.50円。TOPIXは前日比31.85(1.19%)高の2711.27。出来高は概算で14億9872万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1290、値下がり銘柄数は304となった。東証グロース250指数は631.26ポイント(5.41ポイント高)。
[2025年1月20日]
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