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前澤給装 Research Memo(1):コア事業である給水装置事業での安定的な収益拡大と、持続的な成長を目指す
配信日時:2024/07/12 13:21
配信元:FISCO
*13:21JST 前澤給装 Research Memo(1):コア事業である給水装置事業での安定的な収益拡大と、持続的な成長を目指す
■要約
前澤給装工業<6485>は東京都目黒区に本社を置き、給水装置の総合メーカーとして、サドル付分水栓、止水栓、継手といった製品の製造・販売を行っている。「きれいな水」「安全な水」「おいしい水」を届けることを使命に、大切な水を人々の暮らしへとつなぐ給水装置のトップメーカーとして成長し、近年は屋内給水・給湯配管部材や床暖房部材の製造・販売まで事業領域を拡大している。
1. 2024年3月期の業績概要
2024年3月期の連結業績は、売上高32,008百万円(前期比3.2%増)、営業利益2,466百万円(同12.9%増)、経常利益2,598百万円(同14.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,681百万円(同17.3%増)となった。新設住宅着工戸数が前年度比7.0%減の800,176戸と低調に推移したが、販売価格の改定効果が寄与し増収増益となり、売上高は3期連続で最高売上を更新した。利益面では、数量効果が得られないなか、給水装置事業の価格改定効果がけん引し、2ケタ増益となった。
2. 2025年3月期の業績見通し
2025年3月期の連結業績は、売上高32,000百万円(前期比0.0%減)、営業利益2,580百万円(同4.6%増)、経常利益2,730百万円(同5.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,780百万円(同5.9%増)の予想とした。住宅需要の低下や、主要原材料の銅価格の高止まりなど、先行きが不透明ななか、コスト上昇による収益低下に歯止めをかけるため、2024年4月出荷分から全製品の販売価格改定を実施した。これに加え、業務効率化の推進などにより、増益を確保する計画としている。なお「中期経営計画2024」では数値目標として、2025年3月期に売上高305億円、営業利益26億円を掲げている。これに対しては、売上高で上振れ、営業利益でほぼ目標値となる計画だ。
3. サステナビリティ経営の実現
同社は「将来にわたり、すべての人々が安心して暮らせる社会の実現に貢献し、広く社会から必要とされる存在であり続ける」ことを実現するために、サステナビリティ基本方針の下、マテリアリティを特定し、優先的に取り組んでいる。
■Key Points
・給水装置のトップメーカーとして、生活に欠かせない「水」の安定供給を支えることで事業を拡大
・2024年3月期は前期比3.2%増収、同12.9%営業増益となり、売上高は3期過去最高売上を更新
・2025年3月期は価格転嫁を継続し、確実に浸透させることで営業増益を予想
・サステナビリティ基本方針の下で「将来にわたり、すべての人々が安心して暮らせる社会の実現に貢献し、広く社会から必要とされる存在であり続ける」ことの実現を目指す
(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)
<SO>
前澤給装工業<6485>は東京都目黒区に本社を置き、給水装置の総合メーカーとして、サドル付分水栓、止水栓、継手といった製品の製造・販売を行っている。「きれいな水」「安全な水」「おいしい水」を届けることを使命に、大切な水を人々の暮らしへとつなぐ給水装置のトップメーカーとして成長し、近年は屋内給水・給湯配管部材や床暖房部材の製造・販売まで事業領域を拡大している。
1. 2024年3月期の業績概要
2024年3月期の連結業績は、売上高32,008百万円(前期比3.2%増)、営業利益2,466百万円(同12.9%増)、経常利益2,598百万円(同14.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,681百万円(同17.3%増)となった。新設住宅着工戸数が前年度比7.0%減の800,176戸と低調に推移したが、販売価格の改定効果が寄与し増収増益となり、売上高は3期連続で最高売上を更新した。利益面では、数量効果が得られないなか、給水装置事業の価格改定効果がけん引し、2ケタ増益となった。
2. 2025年3月期の業績見通し
2025年3月期の連結業績は、売上高32,000百万円(前期比0.0%減)、営業利益2,580百万円(同4.6%増)、経常利益2,730百万円(同5.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,780百万円(同5.9%増)の予想とした。住宅需要の低下や、主要原材料の銅価格の高止まりなど、先行きが不透明ななか、コスト上昇による収益低下に歯止めをかけるため、2024年4月出荷分から全製品の販売価格改定を実施した。これに加え、業務効率化の推進などにより、増益を確保する計画としている。なお「中期経営計画2024」では数値目標として、2025年3月期に売上高305億円、営業利益26億円を掲げている。これに対しては、売上高で上振れ、営業利益でほぼ目標値となる計画だ。
3. サステナビリティ経営の実現
同社は「将来にわたり、すべての人々が安心して暮らせる社会の実現に貢献し、広く社会から必要とされる存在であり続ける」ことを実現するために、サステナビリティ基本方針の下、マテリアリティを特定し、優先的に取り組んでいる。
■Key Points
・給水装置のトップメーカーとして、生活に欠かせない「水」の安定供給を支えることで事業を拡大
・2024年3月期は前期比3.2%増収、同12.9%営業増益となり、売上高は3期過去最高売上を更新
・2025年3月期は価格転嫁を継続し、確実に浸透させることで営業増益を予想
・サステナビリティ基本方針の下で「将来にわたり、すべての人々が安心して暮らせる社会の実現に貢献し、広く社会から必要とされる存在であり続ける」ことの実現を目指す
(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)
<SO>
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