１１日の米株式市場の概況、ＮＹダウ小幅続伸　ハイテク株への利益確定売りでナスダック大幅安

　１１日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比３２．３９ドル高の３万９７５３．７５ドルと小幅続伸した。６月の米消費者物価指数は、市場予想に反して前月比で低下した。市場での９月の利下げ観測を一段と強める結果となり、全体相場を支援したものの、直近で上昇が顕著となっていたＩＴ・ハイテク関連には利益確定売りが出た。 　ホーム・デポ＜HD＞やマクドナルド＜MCD＞、スリーエム＜MMM＞が買われ、ダウ＜DOW＞やメルク＜MRK＞がしっかり。アルコア＜AA＞が堅調に推移し、ウーバー・テクノロジーズ＜UBER＞とクアンタムスケープ＜QS＞が大幅高となった。半面、ウォルマート＜WMT＞やプロクター・アンド・ギャンブル＜PG＞が冴えない展開となり、シティグループ＜C＞とコナグラ・ブランズ＜CAG＞が水準を切り下げた。 　ナスダック総合株価指数は３６４．０４１ポイント安の１万８２８３．４０７と８日ぶりに急反落した。エヌビディア＜NVDA＞とメタ・プラットフォームズ＜META＞、テスラ＜TSLA＞が大幅安。アップル＜AAPL＞やマイクロソフト＜MSFT＞が売られ、アルファベット＜GOOG＞とアマゾン・ドット・コム＜AMZN＞が軟調に推移した。一方、ＷＤ－４０＜WDFC＞とマイクロストラテジー＜MSTR＞、リフト＜LYFT＞が上伸した。 出所：MINKABU PRESS

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