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午後:債券サマリー 先物反落、日銀国債買い入れ減額リスク重荷 長期金利1.085%
配信日時:2024/07/10 15:34
配信元:MINKABU
10日の債券市場で、先物中心限月9月限は反落した。日銀が9日に開いた銀行や証券会社などを対象とする債券市場参加者会合の資料公表を受け、国債の減額規模がこれまでの想定よりも大きくなるリスクが意識された。この日は定例の国債買い入れオペが実施され、買い入れ結果は市場における一定の債券保有ニーズを示唆するものとなった。結果公表後に先物に買い戻しが入ったものの、プラス転換には至らなかった。
日銀が公表した資料では、足もとで月間6兆円程度の国債買い入れ額の最終的な減額幅について、市場から「買入れはゼロにすべき」、「月間2~3兆円程度の買入れとすべき」、「月間4兆円程度の買入れは継続すべき」など幅広い意見があったことが明らかになった。これまでの市場の想定よりも大きな減額幅を望む声があり、今後の日銀のオペの方針にどのような影響をもたらすのか、警戒感が広がった。10日にはバイサイドを対象とした会合が開かれる。
日銀が実施した定例の国債買い入れオペは、「残存期間1年超3年以下」と「同3年超5年以下」、「同5年超10年以下」、「同25年超」が対象。このうち「同3年超5年以下」の応札倍率は2倍を下回ったほか、「同5年超10年以下」の応札倍率は2.18倍と前回の2.43倍から低下した。午後に先物は一時142円88銭まで下げ幅を縮小したものの、その後は戻り売りに押された。ロイター通信は10日、日銀が7月の金融政策決定会合にあわせて示す「経済・物価情勢の展望(展望レポート)」において、24年度の成長率見通しを引き下げる可能性が高い、と報じた。円債相場の反応は限られた。
先物9月限は前営業日比8銭安の142円82銭で取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.015ポイント高い1.085%で推移。一時1.090%に上昇した。
出所:MINKABU PRESS
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