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ムサシ Research Memo(5):2025年3月期は開発投資先行で減益予想
配信日時:2024/07/10 13:15
配信元:FISCO
*13:15JST ムサシ Research Memo(5):2025年3月期は開発投資先行で減益予想
■今期の見通し
ムサシ<7521>の2025年3月期の業績は、売上高33,739百万円(前期比1.8%増)、営業利益790百万円(同26.7%減)、経常利益1,946百万円(同73.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,439百万円(同87.4%増)と予想されている。経常利益が大幅増益予想となっているのは、持分法子会社が有形固定資産の売却益を計上するので、同社の営業外収益(持分法利益)が約1,300百万円増加する予定であるためだ。
情報・産業システム機材、選挙システム機材は増収予想だが、印刷システム機材、金融汎用システム機材は減収予想となっており、全体では微増収予想。利益率の高い選挙が増収となるものの、研究開発費が増加することから営業利益は減益予想となっている。しかしこの予想は、期間中に大型国政選挙がないという前提なので、仮に期中に衆議院の解散・総選挙が行われた場合には売上高は25億円以上が上乗せされ、利益予想も上方修正される可能性は高いだろう。
連結セグメント別売上高は、情報・印刷・産業システム機材が19,283百万円(前期比1.6%増)、金融汎用・選挙システム機材が4,969百万円(同6.3%増)、紙・紙加工品が9,190百万円(同0.3%減)、不動産賃貸・リース事業等が295百万円(同10.9%増)と予想されている。設備投資額は170百万円(前期は411百万円)、減価償却費は433百万円(同395百万円)、研究開発費は580百万円(同353百万円)となる予定である。
サブセグメント別(単体ベース)の見通しでは、情報・産業システム機材の売上高は8,450百万円(同7.5%増)と増収予想だが、注力している文書のデジタル化事業の売上高は5,419百万円(同5.1%増)と回復する予想。依然として全体の引き合いは強い。印刷システム機材では、オリジナル製品の販売は堅調であるが、印刷材料の需要が弱含みであることから、売上高は8,270百万円(同1.2%減)を見込んでいる。
金融汎用システム機材では、新紙幣向けの需要のピークは過ぎたことから、売上高は1,730百万円(同10.0%減)を見込んでいる。主力の選挙システム機材では、通年で大型の国政選挙がない見通しだが、東京都知事選があることから売上高は3,100百万円(同20.5%増)と回復が見込まれている。紙・紙加工品については、各種パッケージ用の板紙の販売は堅調に推移するものの、情報用紙等の需要は低迷が予想され、売上高は5,650百万円(同1.5%増)を見込んでいる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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ムサシ<7521>の2025年3月期の業績は、売上高33,739百万円(前期比1.8%増)、営業利益790百万円(同26.7%減)、経常利益1,946百万円(同73.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,439百万円(同87.4%増)と予想されている。経常利益が大幅増益予想となっているのは、持分法子会社が有形固定資産の売却益を計上するので、同社の営業外収益(持分法利益)が約1,300百万円増加する予定であるためだ。
情報・産業システム機材、選挙システム機材は増収予想だが、印刷システム機材、金融汎用システム機材は減収予想となっており、全体では微増収予想。利益率の高い選挙が増収となるものの、研究開発費が増加することから営業利益は減益予想となっている。しかしこの予想は、期間中に大型国政選挙がないという前提なので、仮に期中に衆議院の解散・総選挙が行われた場合には売上高は25億円以上が上乗せされ、利益予想も上方修正される可能性は高いだろう。
連結セグメント別売上高は、情報・印刷・産業システム機材が19,283百万円(前期比1.6%増)、金融汎用・選挙システム機材が4,969百万円(同6.3%増)、紙・紙加工品が9,190百万円(同0.3%減)、不動産賃貸・リース事業等が295百万円(同10.9%増)と予想されている。設備投資額は170百万円(前期は411百万円)、減価償却費は433百万円(同395百万円)、研究開発費は580百万円(同353百万円)となる予定である。
サブセグメント別(単体ベース)の見通しでは、情報・産業システム機材の売上高は8,450百万円(同7.5%増)と増収予想だが、注力している文書のデジタル化事業の売上高は5,419百万円(同5.1%増)と回復する予想。依然として全体の引き合いは強い。印刷システム機材では、オリジナル製品の販売は堅調であるが、印刷材料の需要が弱含みであることから、売上高は8,270百万円(同1.2%減)を見込んでいる。
金融汎用システム機材では、新紙幣向けの需要のピークは過ぎたことから、売上高は1,730百万円(同10.0%減)を見込んでいる。主力の選挙システム機材では、通年で大型の国政選挙がない見通しだが、東京都知事選があることから売上高は3,100百万円(同20.5%増)と回復が見込まれている。紙・紙加工品については、各種パッケージ用の板紙の販売は堅調に推移するものの、情報用紙等の需要は低迷が予想され、売上高は5,650百万円(同1.5%増)を見込んでいる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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