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午後:債券サマリー 先物は反発、長期金利1.060%に低下

配信日時:2024/06/03 15:39 配信元:MINKABU
 3日の債券市場で、先物中心限月6月限は反発。米インフレ加速への警戒感が和らいだとして米長期金利が低下し、この流れを引き継ぐかたちで国内債も買いが優勢となった。  前週末に米商務省が発表した4月の個人消費支出(PCE)物価指数で、エネルギーと食品を除くコア指数の前月比の上昇率は0.2%と3月の0.3%から減速した。これを受けて同日の米債券市場では、高インフレが続くとの懸念が後退するとともに米長期金利が4.50%に低下。この日の時間外取引で一段と水準を切り下げたことも国内債相場を押し上げる要因となり、債券先物は143円20銭まで上伸する場面があった。ただ、来週13~14日に開かれる日銀金融政策決定会合を控えるなか、国債買い入れの減額や追加利上げへの不透明感が残っていることから一段の上値追いには慎重ムード。また、あす4日に財務省が10年債入札を実施することから積極的には買いを入れにくい面もあった。  先物6月限の終値は、前週末比17銭高の143円16銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前週末比0.010%低下の1.060%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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