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午後:債券サマリー 先物は反落、FRBのタカ派姿勢を警戒

配信日時:2022/11/22 15:46 配信元:MINKABU
 22日の債券市場で、先物中心限月12月限は反落。米連邦準備理事会(FRB)のタカ派姿勢が警戒されるなか、寄り付きから売りが優勢だった。  前週に伝えられたブラード米セントルイス連銀総裁やコリンズ米ボストン連銀総裁の発言で、市場では米利上げ減速観測が後退している。前日21日にはデイリー米サンフランシスコ地区連銀総裁が、インフレが抑制されなければFRBは政策金利を5%超まで引き上げる可能性があるとの見解を示し、FRBによる積極的な金融引き締めが長期化するとの見方が再び強まっていることが国内債の重荷となっている様子だった。朝方の売りが一巡したあとは下げ渋る場面もみられたが、あす23日は日本が勤労感謝の日、24日は米国が感謝祭の祝日となることから模様眺めムードが広がりやすく戻りは限定的。午後には財務省が25日に実施する40年債入札を控えた調整売りなどが出て、債券先物は一時149円27銭まで軟化した。なお、この日は流動性供給入札(対象:残存期間1年超5年以下)が行われ、応札倍率は5.39倍と前回の3.15倍を上回ったが相場の反応は薄かった。  先物12月限の終値は前日比7銭安の149円34銭となった。一方、現物債市場で新発10年債の取引は、午後3時時点でまだ成立していない。 出所:MINKABU PRESS

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