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午後:債券サマリー 先物は小反発、売り先行も持ち直す

配信日時:2022/11/21 15:44 配信元:MINKABU
 21日の債券市場で、先物中心限月12月限は小反発。朝方は売りが優勢だったものの、時間外取引での米長期金利の上昇一服を手掛かりに持ち直した。  債券先物は前週末比14銭安の149円24銭で寄り付いた。米ボストン連銀のコリンズ総裁が18日のインタビューで12月の米連邦公開市場員会(FOMC)での利上げ幅について「0.75%の選択肢もまだある」と述べたことを受け、同日の米長期債相場が続落(金利は上昇)したことが国内債に影響した。ただ、米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は19日に「12月のFOMCで大幅利上げから脱却する用意がある」と発言するなど、米連邦準備理事会(FRB)高官のなかでも見解は定まっておらず、債券先物は売りが一巡したあとは下げ渋り。この日に実施された日銀の国債買いオペで、「残存期間10年超25年以下」の応札倍率が1.33倍(前回は3.04倍)となるなど、総じてしっかりとした結果だったことも安心感を誘い、午後は強含む動きとなった。  先物12月限の終値は前週末比3銭高の149円41銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.005%低下の0.240%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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