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午後:債券サマリー 先物は反落、米利上げ減速観測後退で売り優勢

配信日時:2022/11/18 15:46 配信元:MINKABU
 18日の債券市場で、先物中心限月12月限は反落。米連邦準備理事会(FRB)高官のタカ派的な発言を受け、前日の米長期債相場が下落(金利は上昇)したことが影響した。  米セントルイス地区連銀のブラード総裁は17日のイベントで、「これまでの利上げは観測されるインフレに対して限られた効果しかない」「ハト派的な仮定でも5%程度まで金利を引き上げる必要があり、より厳格な仮定では7%以上への利上げが推奨される」などと述べた。これを受けて同日の米債券市場ではFRBの利上げ減速観測が後退し、米長期金利が上昇した流れが東京市場に波及した。北朝鮮が発射したミサイルが日本の排他的経済水域(EEZ)内に着弾したとの報道を受け、午前10時30分過ぎには安全資産とされる債券を買う動きもみられたが、時間外取引で米長期金利が高い水準で推移していたことが重荷となり戻りは限定的。午後には週末に伴う持ち高調整の売りなどがみられ、債券先物は149円33銭まで軟化する場面があった。  先物12月限の終値は前営業日比12銭安の149円38銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、同横ばいの0.240%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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