みんかぶニュース 為替・FX

午後:債券サマリー 先物は反落、リスク回避姿勢の後退で下げに転じる

配信日時:2022/11/16 15:38 配信元:MINKABU
 16日の債券市場で、先物中心限月12月限は反落。前日の米債券高(金利は低下)を好感した買いが先行したものの、午後はリスク回避姿勢の後退からマイナス圏に沈んだ。  15日に発表された10月の米卸売物価指数(PPI)が市場予想ほど上昇しなかったことで、同日の米債券市場では米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが減速するとの見方が広がった。米長期金利が低下した流れが東京市場に波及し、債券先物は堅調にスタート。ロシアのミサイルがポーランドに着弾したとの報道も安全資産とされる債券買いにつながり、寄り付き直後には149円62銭をつける場面があった。ただ、クックFRB理事やバーFRB副議長が15日に「インフレは高すぎる」との見解を示したことなどから米金利の先高観は払しょくされておらず、一段と上値を追う勢いには乏しかった。午後に入り、バイデン米大統領がポーランドに着弾したミサイルについて「軌道から考えるとロシアから発射された可能性は低い」と述べたことが伝わると、地政学リスクへの意識が薄まるとともに時間外取引で米長期金利が上昇。これが影響するかたちで国内債にも売りが増えた。  先物12月限の終値は前日比7銭安の149円36銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて横ばいの0.240%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ