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午後:債券サマリー 先物は続伸、長期金利0.235%に低下

配信日時:2022/11/11 16:05 配信元:MINKABU
 11日の債券市場で、先物中心限月12月限は3日続伸。米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを緩めるとの見方を背景に、前日の米長期債相場が大幅に上昇した流れを引き継いだ。  10日に発表された米10月消費者物価指数(CPI)の伸び率が市場予想以上に鈍化したことで、同日の米市場ではインフレがピークアウトしたとの見方が台頭。米長期金利は一時3.80%と1カ月ぶりの低水準をつけ、これが東京市場に波及するかたちで債券先物は寄り付き直後に一時149円70銭まで上伸した。ただ、米クリーブランド連銀のメスター総裁が10日の講演で「金融引き締めが不十分なリスクの方がまだ大きい」との見解を示すなど、FRB高官が引き締めに積極的な姿勢を崩していないことから一段と上値を追う動きは広がらず。また、この日の日経平均株価が大幅に上昇したことや、今晩の米債券市場がベテランズデーの祝日で休場となることも重荷となった。なお、きょう財務省が実施した流動性供給入札(対象:残存期間5年超15.5年以下)の結果は、応札倍率が3.93倍と前回の6.39倍を下回ったが、相場への影響は限定的だった。  先物12月限の終値は前日比37銭高の149円48銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.010%低下の0.235%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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