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午後:債券サマリー 先物は続伸、米CPIを控え上値限定的

配信日時:2022/11/10 15:32 配信元:MINKABU
 10日の債券市場で、先物中心限月12月限は続伸。朝方から堅調な展開だったが、今晩に米10月消費者物価指数(CPI)の発表を控えて上値を追う動きは限られた。  前日に財務省が実施した30年債入札が順調な結果となったことを好感した買いが続き、債券先物は寄り付き直後に一時149円22銭まで上伸。9日の米市場では米中間選挙の情勢を巡る先行き不透明感や暗号資産(仮想通貨)の価格急落を受けて投資家心理が悪化し、相対的な安全資産とされる米国債が買われたことも国内債の支援材料となった。ただ、米10月CPIが市場予想を上回る結果となれば、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めの長期化観測が再び台頭する可能性があり、一方向には持ち高を傾けにくいといった様子だった。債券先物は日経平均株価の下落などを手掛かりに堅調地合いを維持したものの、この日は国債入札や日銀の国債買いオペがなく需給面での手掛かりが乏しいこともあって買いは続かなかった。  先物12月限の終値は前日比26銭高の149円11銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の0.245%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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