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午後:債券サマリー 先物は大幅反発、30年債入札結果を受け一段高

配信日時:2022/11/09 15:39 配信元:MINKABU
 9日の債券市場で、先物中心限月12月限は大幅反発。米債券高(金利は低下)を受けた買いが先行し、午後は30年債入札の結果を手掛かりに一段と上げ幅を広げた。  8日投開票の米中間選挙は共和党が総じて優勢との見方が多く、同日の米債券市場では政権と議会の多数派が異なる「ねじれ」となれば財政支出が抑えられるとの見方が台頭。米長期金利の低下が国内債の追い風となり、債券先物は寄り付きから買いが優勢となった。また、財務省が8日、22年度第2次補正予算案が閣議決定されたことに伴って変更した国債発行計画で、増発対象は6カ月物国庫短期証券(TB)と2年債となり、長期金利の指標となる10年債や超長期債は当初計画から変更がなかったことが買い安心感を誘った面もあった。午後に入ると、財務省が実施した30年債入札が順調な結果となったことを好感した買いが流入。日経平均株価の下落でリスクオフ資産が選好されやすかったこともあり、債券先物は一時148円90銭まで上伸した。なお、30年債入札の結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が11銭と前回(10月12日)の32銭から縮小し、応札倍率は3.28倍と前回の2.89倍を上回った。  先物12月限の終値は前日比44銭高の148円85銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の0.245%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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