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午後:債券サマリー 先物は反発、目先の戻りを期待した買い流入

配信日時:2022/11/07 15:40 配信元:MINKABU
 7日の債券市場で、先物中心限月12月限は反発。朝方こそ小安くなる場面がみられたものの、その後は目先の戻りを期待した買いなどが入り堅調に推移した。  前週末に発表された注目の米10月雇用統計は、非農業部門雇用者数が市場予想を上回った半面、失業率が上昇するなど強弱まちまちの内容だった。これを受けた同日の米長期債相場がほぼ横ばいで取引を終了したことで、東京市場は手掛かり材料に乏しいなかでのスタートとなった。ただ、債券先物は前週末に大きく下落していたことから徐々に自律反発を期待した買いが流入。また、この日に財務省が実施した10年物価連動債入札の応札倍率が3.28倍(前回は3.32倍)と一定の需要が確認できたことも安心感につながり、午後には一時148円54銭まで上伸した。ただ、市場参加者の間では今週10日に発表される米10月消費者物価指数(CPI)への関心が高いほか、国内では9日に30年債入札が予定されていることから模様眺めムードが広がりやすく上値は限定的。また、8日には政府が22年度第2次補正予算案を閣議決定する見通しであることから、国債の発行計画を見極めたいとする向きも多かった。  先物12月限の終値は前週末比5銭高の148円48銭となった。一方、現物債市場で新発10年債の取引は、午後3時時点でまだ成立していない。 出所:MINKABU PRESS

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