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米外為市場サマリー:米景気減速が意識され一時146円50銭台に軟化

配信日時:2022/11/07 07:28 配信元:MINKABU
 4日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=146円62銭前後と前日に比べ1円60銭強のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=145円99銭前後と同1円40銭強のユーロ高・円安だった。  この日に米労働省が発表した10月の雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比26万1000人の増加(市場予想は20万人程度の増加)となったことを受け、一時的にドル買い・円売りが強まった。ただ、失業率が3.7%(市場予想は3.6%程度)となったほか、平均時給の伸びが前年同月比4.7%と前月の5.0%から鈍化したことから徐々に米景気の減速を意識したドル売り・円買いが流入。米シカゴ地区連銀のエバンス総裁がロイターとのインタビューで「必要以上の金融引き締めを避けるため、米連邦準備理事会(FRB)はより小幅な利上げにシフトするべき」と述べたほか、米ボストン地区連銀のコリンズ総裁が講演で「金融政策は比較的小幅な利上げを必要とする新たな段階に入りつつある」と指摘したことで米金利の先高観が薄れたこともあり、ドル円相場は146円56銭まで軟化する場面があった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=0.9957ドル前後と前日に比べて0.0210ドル弱のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS

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