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午後:債券サマリー 先物は続伸、日銀緩和維持で買い安心感

配信日時:2022/10/28 16:14 配信元:MINKABU
 28日の債券市場で、先物中心限月12月限は5日続伸。日銀金融政策決定会合の結果公表後に急落する場面があったものの、その後は金融緩和策が続くとの見方から買いが増えた。  債券先物は欧米の金利低下を手掛かりに買いが先行し、午前には一時148円95銭まで上伸した。欧州中央銀行(ECB)は27日の理事会で0.75%の利上げ決めた一方、声明文で「あと数回の利上げが決定される可能性がある」との文言を削除したことで、ECBの利上げペースが緩むとの見方が浮上。また、足もとで低調な米経済指標の発表が相次いでいることから、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ鈍化観測も根強かった。ただ、日銀が公表した「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」で、22年度の物価上昇率の見通しを7月時点の前年度比2.3%から2.9%に引き上げられたことが明らかになると、物価の上振れリスクが意識されるかたちで148円41銭まで売られる場面があった。とはいえ、日銀金融政策決定会合で大規模な金融緩和策が維持されたことが買い安心感につながり、売り一巡後は切り返した。  先物12月限の終値は前日比11銭高の148円77銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.010%低下の0.240%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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