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午後:債券サマリー 先物は反落、米金利上昇が影響

配信日時:2022/08/17 15:37 配信元:MINKABU
 17日の債券市場で、先物中心限月9月限は3営業日ぶりに反落。前日の米長期債相場が下落(金利は上昇)したことで、国内債にも売り圧力がかかった。  16日に発表された7月の米鉱工業生産が市場予想を上回ったことで、同日の米市場では景気減速の懸念がやや後退。また、17日に公表される7月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、タカ派的な姿勢が示されるとの観測もあり、米長期金利が一時2.8%台後半に上昇したことが国内債に影響した。NYダウの続伸を手掛かりに日経平均株価が反発したことも重荷となり、債券先物は朝方から軟調に推移。この日に日銀が実施した国債買いオペは総じて無難な結果となったものの、午後の寄り付き直後には一時150円42銭まで下押した。ただ、FOMC議事要旨の内容を見極めるまでは一方向に持ち高を傾けにくく、その後は150円53銭に下げ渋る場面があった。なお、日銀オペの結果は「残存期間1年超3年以下」の応札倍率が1.99倍(前回は1.80倍)、「同5年超10年以下」は2.13倍(同2.97倍)、「同25年超」は3.61倍(同3.44倍)だった。  先物9月限の終値は前日比13銭安の150円48銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.015%上昇の0.180%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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