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午後:債券サマリー 先物は続伸、世界的な景気減速懸念で買い優勢

配信日時:2022/08/16 15:43 配信元:MINKABU
 16日の債券市場で、先物中心限月9月限は続伸。世界的に景気減速への懸念が強まるなか、欧米市場での債券高(金利は低下)に追随するかたちとなった。  15日に発表された中国の7月鉱工業生産や7月小売売上高が市場予想を下回ったほか、ニューヨーク連銀が発表した8月の製造業景気指数が大きく落ち込んだことで、同日の海外市場ではドイツや米国の長期金利が低下した。この流れが東京市場に波及し、国内債は買い優勢の展開となった。この日に財務省が実施した5年債入札の結果はやや弱めとなったが、相場への影響は限定的。時間外取引で米長期金利が低位で推移したことが支えとなり、債券先物は引けにかけて上げ幅を広げた。なお、5年債入札の結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が2銭と前回(7月12日)のゼロ銭から拡大し、応札倍率は3.40倍と前回の3.92倍を下回った。  先物9月限の終値は前日比28銭高の150円61銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.020%低下の0.165%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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