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午後:債券サマリー 先物は続落、米債券安や株高が影響

配信日時:2022/08/12 15:52 配信元:MINKABU
 12日の債券市場で、先物中心限月9月限は続落。前日の米長期債相場が下落(金利は上昇)したことや、この日の日経平均株価が急反発したことが影響した。  10日に発表された7月の米消費者物価指数(CPI)や11日に発表された7月の米卸売物価指数(PPI)はインフレ減速を示す内容となったが、米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁が英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)のインタビューで「インフレとの戦いで勝利宣言するのは時期尚早」と述べるなど、米連邦準備理事会(FRB)高官のタカ派的な発言が相次いでいることが米債の重荷となっている。また、CPIやPPIの結果を受けてFRBが利上げペースを緩めるとの見方を背景に金融引き締めが米景気を冷やすとの懸念が薄れ、日経平均株価が大幅高となったこともあり、東京市場の債券先物は午前に150円10銭台に軟化する場面があった。その後はやや下げ渋る動きとなったが、きょうは財務省による国債入札や日銀の国債買いオペがなく需給面での手掛かり材料に乏しいほか、今晩に米8月ミシガン大学消費者態度指数(速報値)の発表が予定されていることもあって戻りは鈍かった。  先物9月限の終値は10日に比べ7銭安の150円26銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、同0.005%低下の0.185%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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