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【↓】日経平均 大引け| 続落、米CPI発表を前に買い手控えムードが広がる (8月10日)
配信日時:2022/08/10 18:40
配信元:MINKABU
日経平均株価
始値 27955.11
高値 27964.96(09:00)
安値 27729.46(09:15)
大引け 27819.33(前日比 -180.63 、 -0.65% )
売買高 10億5522万株 (東証プライム概算)
売買代金 2兆5809億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続落、7月の米CPI発表を前に買い手控え
2.米半導体大手の下方修正で東京市場も半導体関連に売り
3.後場は2万7800円近辺の狭いレンジもみ合いに終始
4.電力や石油関連株が買われ、ハイテクや空運は売られる
5.33業種の半分が高く、値上がり値下がり銘柄数も拮抗
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比58ドル安と3日ぶりに反落した。マイクロン・テクノロジー業績見通しが軟調だったことから、半導体関連株などハイテク株が売られた。
東京市場では、前日の米株安を引き継ぎ日経平均株価は続落。半導体関連株などが売られ、全体指数を押し下げた。
10日の東京市場は、朝方から売りが先行した。前日の米国株市場では主要株価指数が揃って下落、大手半導体メーカーの下方修正を受け半導体関連株が売られたことが地合いを悪くしたが、これが東京市場にも波及した。日本時間今晩に発表が予定される7月の米CPIの結果を前に、買い手控えムードが広がった。日経平均は朝方に270円あまりの下げをみせたが、その後は押し目買いが入り下げ渋った。後場に入ると売り買いともに様子見ムードが強まり、2万7800円を挟んだ非常に狭いレンジでもみ合う展開となった。業種別では33業種中、ほぼ半分の17業種が高く、電力や石油などエネルギー関連株が買われる一方、ハイテクや空運株などに売りが目立った。また、プライム市場の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数はいずれも900弱で拮抗した状態となっている。
個別では、売買代金で群を抜いたレーザーテック<6920>が大きく水準を切り下げ、東京エレクトロン<8035>も下値模索が続いた。ここ上値追い態勢を鮮明としていたファーストリテイリング<9983>も2000円を超える下げで反落した。ソニーグループ<6758>が軟調、メルカリ<4385>、キーエンス<6861>なども安い。メドピア<6095>がストップ安、OATアグリオ<4979>も大幅安となった、ペプチドリーム<4587>、藤倉コンポジット<5121>の下げも目立つ。
半面、レノバ<9519>が商いを伴い値を飛ばし、住友林業<1911>も大幅高。マツダ<7261>も物色人気に。三菱重工業<7011>も買いが優勢だった。マクロミル<3978>はストップ高で値上がり率トップとなり、ロート製薬<4527>が急騰、ジェイリース<7187>、東洋エンジニアリング<6330>なども大きく上昇した。三菱マテリアル<5711>も活況高。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファナック <6954>、セコム <9735>、アサヒ <2502>、SBG <9984>、KDDI <9433>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約25円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、東エレク <8035>、アドテスト <6857>、エムスリー <2413>、テルモ <4543>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約168円。
東証33業種のうち上昇は17業種。上昇率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)石油石炭製品、(3)パルプ・紙、(4)非鉄金属、(5)食料品。一方、下落率の上位5業種は(1)空運業、(2)電気機器、(3)精密機器、(4)鉱業、(5)サービス業。
■個別材料株
△和弘食品 <2813> [東証S]
4-6月期(1Q)経常は18倍増益・上期計画を超過。
△フォーライフ <3477> [東証G]
9月末を基準日として1→2の株式分割へ。
△セグエG <3968> [東証P]
22年12月期最終利益予想を上方修正。
△マクロミル <3978> [東証P]
今6月期営業利益2ケタ成長評価。
△ロート <4527> [東証P]
今期上方修正と増配。
△新田ゼラチン <4977> [東証P]
第1四半期最終利益が上期計画上回る。
△東洋エンジ <6330> [東証P]
第1四半期営業利益は26%増。
△日本マイクロ <6871> [東証P]
第3四半期業績予想を上方修正。
△理計器 <7734> [東証P]
第1四半期営業益69%増で上半期計画進捗率76%超。
△ヨネックス <7906> [東証S]
上期経常を一転49%増益に上方修正・最高益、通期も増額。
▼i3 <4495> [東証G]
23年6月期は20%営業減益予想。
▼メドピア <6095> [東証P]
今期経常を一転42%減益に下方修正。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)マクロミル <3978>、(2)新田ゼラチン <4977>、(3)ロート <4527>、(4)ジェイリース <7187>、(5)理計器 <7734>、(6)東洋エンジ <6330>、(7)セグエG <3968>、(8)日本マイクロ <6871>、(9)新日本製薬 <4931>、(10)住友林 <1911>。
値下がり率上位10傑は(1)メドピア <6095>、(2)OATアグリ <4979>、(3)カナミックN <3939>、(4)ペプドリ <4587>、(5)JMDC <4483>、(6)藤コンポ <5121>、(7)やまみ <2820>、(8)じげん <3679>、(9)藤田観 <9722>、(10)青山商 <8219>。
【大引け】
日経平均は前日比180.63円(0.65%)安の2万7819.33円。TOPIXは前日比3.37(0.17%)安の1933.65。出来高は概算で10億5522万株。東証プライムの値上がり銘柄数は874、値下がり銘柄数は896となった。東証マザーズ指数は708.97円(21.63円安)。
[2022年8月10日]
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