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午後:債券サマリー 先物は反発、米金利の上昇一服で買い優勢

配信日時:2022/08/09 15:32 配信元:MINKABU
 9日の債券市場で、先物中心限月9月限は反発。米雇用統計を受けた米長期金利の上昇が一服したことを受け、国内債にも買いが入った。  8日の米長期債相場は反発(金利は低下)した。5日に発表された7月の米雇用統計が労働需給の逼迫を示す結果となり、前週末の債券相場が大幅安となっていたことから持ち高調整の買いなどが入りやすかったもよう。また、ニューヨーク連銀が8日に発表した7月の調査で、米消費者の1年先と3年先のインフレ期待がともに低下したことも米債券高につながったようだ。こうした流れが東京市場に波及し、債券先物は買い優勢でスタート。10日に発表される7月の米消費者物価指数(CPI)の結果を見極めたいとして模様眺めムードが広がりやすかったものの、日経平均株価の下落が支援材料となり堅調に推移した。なお、この日に実施された30年債入札の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が19銭と前回(7月7日)の13銭から拡大し、応札倍率は2.95倍と前回の3.25倍を下回ったが、相場への影響は限定的だった。  先物9月限の終値は前日比11銭高の150円65銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.010%低下の0.160%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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