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午後:債券サマリー 先物は反落、前週末の米債券安が影響

配信日時:2022/08/08 15:46 配信元:MINKABU
 8日の債券市場で、先物中心限月9月限は反落。7月の米雇用統計が強い結果となり、前週末の米長期債相場が下落(金利は上昇)したことが国内債に影響した。  5日に発表された注目の米7月雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月に比べ52万8000人の増加と市場予想のほぼ倍だったほか、平均時給の伸びも市場予想を上回った。これを受けて市場では米景気の後退懸念が和らぐとともに、米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げを継続するとの観測が再燃。同日の米長期金利が上昇した流れが東京市場に波及し、国内債は売り優勢の展開となった。債券先物は午前に150円40銭まで下押ししたあとは下げ渋る動きとなったが、10日に7月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて模様眺めムードが広がりやすく戻りは限定的だった。なお、あす9日は財務省による30年債入札が予定されている。  先物9月限の終値は前週末比16銭安の150円54銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.010%上昇の0.170%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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