注目トピックス 市況・概況
25日の米国市場ダイジェスト:NYダウ90ドル高、FOMCを控えた調整
配信日時:2022/07/26 07:39
配信元:FISCO
■NY株式:NYダウ90ドル高、FOMCを控えた調整
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は90.75ドル高の31990.04ドル、ナスダックは51.44ポイント安の11782.67で取引を終了した。6月シカゴ連銀全米活動指数や7月ダラス連銀製造業活動指数が予想を下回り2カ月連続のマイナスに落ち込んだため景気後退懸念に寄り付き後、下落。連邦準備制度理事会(FRB)が今週開催を予定している連邦公開市場委員会(FOMC)を警戒し、終日調整が続き売り買いが交錯。ダウはプラス圏を維持したものの、ハイテクは金利の上昇や主要ハイテク企業決算の発表を控えた警戒感に売られ、ナスダック総合指数は下落で終了した。セクタ—別ではエネルギーが上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落。
製薬会社のシガテクノロジー(SIGA)、経口抗ウイルス治療薬開発のカイメリックス(CRMX)は、世界保健機関(WHO)がウイルス感染症「サル痘」を「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に相当すると宣言したことを受け、それぞれ買われた。石油・天然ガス会社のダイアモンドバック・エネルギー(FANG)や石油化学メーカーのエクソンモービル(XOM)は原油高を受けて、収益増期待に上昇。また、世界最大のプロレス団体、ワールド・レスリング・エンターテインメント(WWE)はマクマホーン氏の会長兼最高経営責任者(CEO)退任発表を受け、アナリストが買収ターゲットになり得るとの分析をもとに同社の投資判断・目標株価を引き上げ、期待感に上昇した。一方、鉱山会社のニューモント(NEM)は第2四半期決算でコストの33%上昇が響き調整後の1株利益が予想に満たず、下落。写真・動画共有アプリのスナップ(SNAP)はアナリストによる2段階の投資判断引き下げで売られた。
デイスカウント小売りのウォルマート(WMT)は取引終了後、インフレや過剰在庫が響き第2四半期と通年の業績見通し引き下げを発表し、時間外取引で売られている。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:FOMCでの追加利上げ織り込みドル売り縮小
25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、136円42銭まで弱含んだのち136円79銭まで上昇し、136円67銭で引けた。6月シカゴ連銀全米活動指数が予想外に5月に続き2カ月連続のマイナスとなったほか、7月ダラス連銀製造業活動指数がパンデミックによる経済封鎖直後の20年5月来で最低となったため一時ドル売りが優勢となった。しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)が今週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で75ベーシスポイントの追加利上げ実施を織り込む債券売りが強まり、利回りの上昇に伴うドル買いに底堅い展開となった。
ユーロ・ドルは1.0255ドルまで上昇後、1.0204ドルまで下落し、1.0225ドル引けた。欧州中央銀行(ECB)のタカ派で知られるラトビア中銀総裁の発言を受けて9月の0.5%の利上げの思惑に一時ユーロ買いが優勢となったのち、ロシアがノルドストリーム1での欧州向け天然ガス供給をさらに削減したため景気減速懸念が強まりユーロ売りに転じた。ユーロ・円は140円07銭まで上昇後、139円40銭まで反落した。ポンド・ドルは1.2086ドルまで上昇後、1.2025ドルまで反落。ドル・スイスは0.9635フランから0.9658フランまで上昇。
■NY原油:反発で96.70ドル、需要減少の思惑後退
NY原油先物9月限は反発(NYMEX原油9月限終値:96.70 ↑2.00)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比+2.00ドルの96.70ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは93.01ドル-96.94ドル。ロンドン市場の序盤にかけて93.01ドルまで売られたが、押し目買いの興味が強まり、まもなく96ドル台に反発。ニューヨーク市場の中盤にかけて95ドルを再び下回ったが、需要減少の思惑は後退し、通常取引終了後の時間外取引で一時96.94ドルまで買われている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 33.73ドル +0.30ドル(+0.90%)
モルガン・スタンレー(MS) 82.55ドル +0.12ドル(+0.15%)
ゴールドマン・サックス(GS)324.12ドル +0.19ドル(+0.06%)
インテル(INTC) 39.16ドル -0.04ドル(-0.10%)
アップル(AAPL) 152.95ドル -1.14ドル(-0.74%)
アルファベット(GOOG) 108.21ドル -0.15ドル(-0.14%)
メタ(META) 166.65ドル -2.62ドル(-1.55%)
キャタピラー(CAT) 181.81ドル +3.19ドル(+1.79%)
アルコア(AA) 46.80ドル +1.00ドル(+2.18%)
ウォルマート(WMT) 132.02ドル -0.19ドル(-0.14%) <ST>
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は90.75ドル高の31990.04ドル、ナスダックは51.44ポイント安の11782.67で取引を終了した。6月シカゴ連銀全米活動指数や7月ダラス連銀製造業活動指数が予想を下回り2カ月連続のマイナスに落ち込んだため景気後退懸念に寄り付き後、下落。連邦準備制度理事会(FRB)が今週開催を予定している連邦公開市場委員会(FOMC)を警戒し、終日調整が続き売り買いが交錯。ダウはプラス圏を維持したものの、ハイテクは金利の上昇や主要ハイテク企業決算の発表を控えた警戒感に売られ、ナスダック総合指数は下落で終了した。セクタ—別ではエネルギーが上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落。
製薬会社のシガテクノロジー(SIGA)、経口抗ウイルス治療薬開発のカイメリックス(CRMX)は、世界保健機関(WHO)がウイルス感染症「サル痘」を「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に相当すると宣言したことを受け、それぞれ買われた。石油・天然ガス会社のダイアモンドバック・エネルギー(FANG)や石油化学メーカーのエクソンモービル(XOM)は原油高を受けて、収益増期待に上昇。また、世界最大のプロレス団体、ワールド・レスリング・エンターテインメント(WWE)はマクマホーン氏の会長兼最高経営責任者(CEO)退任発表を受け、アナリストが買収ターゲットになり得るとの分析をもとに同社の投資判断・目標株価を引き上げ、期待感に上昇した。一方、鉱山会社のニューモント(NEM)は第2四半期決算でコストの33%上昇が響き調整後の1株利益が予想に満たず、下落。写真・動画共有アプリのスナップ(SNAP)はアナリストによる2段階の投資判断引き下げで売られた。
デイスカウント小売りのウォルマート(WMT)は取引終了後、インフレや過剰在庫が響き第2四半期と通年の業績見通し引き下げを発表し、時間外取引で売られている。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:FOMCでの追加利上げ織り込みドル売り縮小
25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、136円42銭まで弱含んだのち136円79銭まで上昇し、136円67銭で引けた。6月シカゴ連銀全米活動指数が予想外に5月に続き2カ月連続のマイナスとなったほか、7月ダラス連銀製造業活動指数がパンデミックによる経済封鎖直後の20年5月来で最低となったため一時ドル売りが優勢となった。しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)が今週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で75ベーシスポイントの追加利上げ実施を織り込む債券売りが強まり、利回りの上昇に伴うドル買いに底堅い展開となった。
ユーロ・ドルは1.0255ドルまで上昇後、1.0204ドルまで下落し、1.0225ドル引けた。欧州中央銀行(ECB)のタカ派で知られるラトビア中銀総裁の発言を受けて9月の0.5%の利上げの思惑に一時ユーロ買いが優勢となったのち、ロシアがノルドストリーム1での欧州向け天然ガス供給をさらに削減したため景気減速懸念が強まりユーロ売りに転じた。ユーロ・円は140円07銭まで上昇後、139円40銭まで反落した。ポンド・ドルは1.2086ドルまで上昇後、1.2025ドルまで反落。ドル・スイスは0.9635フランから0.9658フランまで上昇。
■NY原油:反発で96.70ドル、需要減少の思惑後退
NY原油先物9月限は反発(NYMEX原油9月限終値:96.70 ↑2.00)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比+2.00ドルの96.70ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは93.01ドル-96.94ドル。ロンドン市場の序盤にかけて93.01ドルまで売られたが、押し目買いの興味が強まり、まもなく96ドル台に反発。ニューヨーク市場の中盤にかけて95ドルを再び下回ったが、需要減少の思惑は後退し、通常取引終了後の時間外取引で一時96.94ドルまで買われている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 33.73ドル +0.30ドル(+0.90%)
モルガン・スタンレー(MS) 82.55ドル +0.12ドル(+0.15%)
ゴールドマン・サックス(GS)324.12ドル +0.19ドル(+0.06%)
インテル(INTC) 39.16ドル -0.04ドル(-0.10%)
アップル(AAPL) 152.95ドル -1.14ドル(-0.74%)
アルファベット(GOOG) 108.21ドル -0.15ドル(-0.14%)
メタ(META) 166.65ドル -2.62ドル(-1.55%)
キャタピラー(CAT) 181.81ドル +3.19ドル(+1.79%)
アルコア(AA) 46.80ドル +1.00ドル(+2.18%)
ウォルマート(WMT) 132.02ドル -0.19ドル(-0.14%) <ST>
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