注目トピックス 市況・概況
21日の米国市場ダイジェスト:NYダウ162ドル高、企業決算を好感
配信日時:2022/07/22 07:49
配信元:FISCO
■NY株式:NYダウ162ドル高、企業決算を好感
米国株式市場は続伸。ダウ平均は162.06ドル高の32036.90ドル、ナスダックは161.96ポイント高の12059.61で取引を終了した。週次新規失業保険申請件数が予想外に増加したほか、7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数や6月景気先行指数が予想外に悪化したため、景気減速を懸念した売りが先行し、寄り付き後、下落。バイデン大統領が新型コロナウイルス検査で陽性症状との政府公表を受け、警戒感から売りが一段と加速した。その後、報道官が会見で、大統領の病状が深刻化するリスクは低いと表明したため安心感から買戻しが強まり、ダウは上昇に転じた。ハイテクセクターが支援したほか、予想を上回る企業決算を好感した買いも後押しし、引けにかけて、上げ幅を拡大。セクタ—別では自動車・自動車部品が上昇した一方で、電気通信サービスが下落した。
オンライン小売のアマゾン(AMZN)は1ライフヘルスケア(ONEM)傘下のプライマリーケア(1次医療)を手がけるワン・メディカルを全額現金で買収すると発表し、上昇。1ライフヘルスケア(ONEM)も大きく買われた。鉄道会社のCSXは第2四半期決算の内容が予想を上回り、上昇。一方で、航空会社のユナイテッド(UAL)は四半期決算でパンデミック以降初めての黒字計上したものの市場予想に満たず売られた。同業のアメリカン(AAL)は成長計画の縮小を発表し、下落。クルーズ船運営のカーニバル(CCL)は10億ドル相当の新株売却による増資計画を発表し、下落した。同業のロイヤル・カリビアン・クルーズ(RCL)やノルウエージャンクルーズ(NCLH)も連れて、下落。また、通信のAT&T(T)は一部顧客による利用料金の支払い遅滞が見られ始めていると指摘し、通年のフリーキャッシュフロ予想を下方修正したことが嫌気され売られた。
写真・動画共有アプリのスナップ(SNAP)は取引終了後に四半期決算を発表。デジタル広告収入が弱く、内容がアナリスト予想を下回り、時間外取引で大きく売られている。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ECBが11年ぶりの利上げに踏み切る、ユーロは乱高下
21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、138円84銭まで強含んだのち、137円30銭まで反落し137円34銭で引けた。欧州中央銀行(ECB)の予想を上回る利上げを受けて米債利回りが上昇したためドル買いが一時強まった。その後、7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想外に2カ月連続のマイナスに落ち込んだほか、米先週分新規失業保険申請件数も予想外に増加、6月景気先行指数も予想を下回るなどさえない経済指標の結果を受けて、米債利回りが低下に転じ、ドル売りに拍車がかかった。さらに、バイデン大統領が新型コロナ検査で陽性との報道もドル売り圧力となった。
ユーロ・ドルは1.0278ドルまで上昇後、1.0154ドルまで反落し、1.0230ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で11年ぶり予想を上回る幅の利上げに踏み切り、追加利上げを示唆したためユーロ買いが加速。同時に、危機対応ツール(TPI)を発表した。ただ、イタリアのドラギ首相が辞任を表明し、政局不安が強まり同国国債利回りが急伸したほか、ラガルド総裁が大幅な利上げが最終的な金利水準を変えることはないとしたためユーロ売りが再燃した。ユーロ・円は142円32銭まで上昇後、140円14銭まで反落。ポンド・ドルは1.1992ドルまで上昇後、1.1890ドルまで反落した。ドル・スイスは0.9730フランから0.9665フランまで反落。
■NY原油:下落で96.35ドル、ロンドン市場で一時95ドルを下回る
NY原油先物9月限は下落(NYMEX原油9月限終値:96.35 ↓3.53)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比-3.53ドルの96.35ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは94.59ドル-99.99ドル。アジア市場の序盤に99.99ドルまで買われたが、戻り売りの興味が強まり、ロンドン市場で一時94.59ドルまで下落した。需給ひっ迫の思惑は消えていないため、ニューヨーク市場の序盤にかけて97ドル台半ばまで反発したが、買いは続かず、通常取引終了後の時間外取引では主に96ドル台で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 33.65ドル +0.29ドル(+0.87%)
モルガン・スタンレー(MS) 83.02ドル +1.21ドル(+1.48%)
ゴールドマン・サックス(GS)326.54ドル +5.09ドル(+1.58%)
インテル(INTC) 40.61ドル +0.05ドル(+0.12%)
アップル(AAPL) 155.35ドル +2.31ドル(+1.51%)
アルファベット(GOOG) 115.04ドル +0.34ドル(+0.30%)
メタ(META) 183.17ドル +0.08ドル(+0.04%)
キャタピラー(CAT) 180.99ドル +1.02ドル(+0.57%)
アルコア(AA) 45.15ドル +0.09ドル(+0.20%)
ウォルマート(WMT) 132.55ドル +1.91ドル(+1.46%) <ST>
米国株式市場は続伸。ダウ平均は162.06ドル高の32036.90ドル、ナスダックは161.96ポイント高の12059.61で取引を終了した。週次新規失業保険申請件数が予想外に増加したほか、7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数や6月景気先行指数が予想外に悪化したため、景気減速を懸念した売りが先行し、寄り付き後、下落。バイデン大統領が新型コロナウイルス検査で陽性症状との政府公表を受け、警戒感から売りが一段と加速した。その後、報道官が会見で、大統領の病状が深刻化するリスクは低いと表明したため安心感から買戻しが強まり、ダウは上昇に転じた。ハイテクセクターが支援したほか、予想を上回る企業決算を好感した買いも後押しし、引けにかけて、上げ幅を拡大。セクタ—別では自動車・自動車部品が上昇した一方で、電気通信サービスが下落した。
オンライン小売のアマゾン(AMZN)は1ライフヘルスケア(ONEM)傘下のプライマリーケア(1次医療)を手がけるワン・メディカルを全額現金で買収すると発表し、上昇。1ライフヘルスケア(ONEM)も大きく買われた。鉄道会社のCSXは第2四半期決算の内容が予想を上回り、上昇。一方で、航空会社のユナイテッド(UAL)は四半期決算でパンデミック以降初めての黒字計上したものの市場予想に満たず売られた。同業のアメリカン(AAL)は成長計画の縮小を発表し、下落。クルーズ船運営のカーニバル(CCL)は10億ドル相当の新株売却による増資計画を発表し、下落した。同業のロイヤル・カリビアン・クルーズ(RCL)やノルウエージャンクルーズ(NCLH)も連れて、下落。また、通信のAT&T(T)は一部顧客による利用料金の支払い遅滞が見られ始めていると指摘し、通年のフリーキャッシュフロ予想を下方修正したことが嫌気され売られた。
写真・動画共有アプリのスナップ(SNAP)は取引終了後に四半期決算を発表。デジタル広告収入が弱く、内容がアナリスト予想を下回り、時間外取引で大きく売られている。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ECBが11年ぶりの利上げに踏み切る、ユーロは乱高下
21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、138円84銭まで強含んだのち、137円30銭まで反落し137円34銭で引けた。欧州中央銀行(ECB)の予想を上回る利上げを受けて米債利回りが上昇したためドル買いが一時強まった。その後、7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想外に2カ月連続のマイナスに落ち込んだほか、米先週分新規失業保険申請件数も予想外に増加、6月景気先行指数も予想を下回るなどさえない経済指標の結果を受けて、米債利回りが低下に転じ、ドル売りに拍車がかかった。さらに、バイデン大統領が新型コロナ検査で陽性との報道もドル売り圧力となった。
ユーロ・ドルは1.0278ドルまで上昇後、1.0154ドルまで反落し、1.0230ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で11年ぶり予想を上回る幅の利上げに踏み切り、追加利上げを示唆したためユーロ買いが加速。同時に、危機対応ツール(TPI)を発表した。ただ、イタリアのドラギ首相が辞任を表明し、政局不安が強まり同国国債利回りが急伸したほか、ラガルド総裁が大幅な利上げが最終的な金利水準を変えることはないとしたためユーロ売りが再燃した。ユーロ・円は142円32銭まで上昇後、140円14銭まで反落。ポンド・ドルは1.1992ドルまで上昇後、1.1890ドルまで反落した。ドル・スイスは0.9730フランから0.9665フランまで反落。
■NY原油:下落で96.35ドル、ロンドン市場で一時95ドルを下回る
NY原油先物9月限は下落(NYMEX原油9月限終値:96.35 ↓3.53)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比-3.53ドルの96.35ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは94.59ドル-99.99ドル。アジア市場の序盤に99.99ドルまで買われたが、戻り売りの興味が強まり、ロンドン市場で一時94.59ドルまで下落した。需給ひっ迫の思惑は消えていないため、ニューヨーク市場の序盤にかけて97ドル台半ばまで反発したが、買いは続かず、通常取引終了後の時間外取引では主に96ドル台で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 33.65ドル +0.29ドル(+0.87%)
モルガン・スタンレー(MS) 83.02ドル +1.21ドル(+1.48%)
ゴールドマン・サックス(GS)326.54ドル +5.09ドル(+1.58%)
インテル(INTC) 40.61ドル +0.05ドル(+0.12%)
アップル(AAPL) 155.35ドル +2.31ドル(+1.51%)
アルファベット(GOOG) 115.04ドル +0.34ドル(+0.30%)
メタ(META) 183.17ドル +0.08ドル(+0.04%)
キャタピラー(CAT) 180.99ドル +1.02ドル(+0.57%)
アルコア(AA) 45.15ドル +0.09ドル(+0.20%)
ウォルマート(WMT) 132.55ドル +1.91ドル(+1.46%) <ST>
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