注目トピックス 市況・概況
19日の米国市場ダイジェスト:NYダウ754ドル高、企業の好決算で投資家心理改善
配信日時:2022/07/20 07:33
配信元:FISCO
■NY株式:NYダウ754ドル高、企業の好決算で投資家心理改善
米国株式市場は反発。ダウ平均は754.44ドル高の31827.05ドル、ナスダックは353.10ポイント高の11713.15で取引を終了した。予想を上回った企業決算を好感した買いに、寄り付き後、上昇。疾病管理予防センター(CDC)がクルーズ船での新型コロナ感染件数を監視するプロブラムを終了したため旅行関連株中心に買いが広がり、一段の上げに繋がった。ロシアの国営ガス会社がパイプライン、ノルドストリーム1を通じた欧州への天然ガスの輸出を再開するとの報道で、世界経済への悲観的見方も後退し相場の上昇ををさらに支援し、引けにかけて主要株式指数は一段高となった。セクタ—別では半導体・同製造装置、耐久消費財・アパレルの上昇が目立った。
エネルギー関連会社のハリバートン(HAL)は四半期決算で、1株利益が予想を上回り買われた。玩具メーカーのハズプロ(HAS)も四半期決算で卓上用ゲームの需要が強く、さらに値上げが奏功し1株利益が予想を上回り、上昇。石油会社のエクソンモービル(XOM)はアナリストの投資判断引上げで上昇した。自動車メーカーのフォード(F)は最新のピックアップトラック、「F150ラプター」を発表し、買われた。クルーズ船を運営するカーニバル(CCL)、ロイヤルカリビアン・グルーズ(RCL)は疾病管理予防センター(CDC)がクルーズ船運航を巡る新型コロナプロブラムの撤廃を発表したことが需要拡大期待に繋がり、上昇。短文投稿サイトのツィッター(TWTR)は、デラウェア州裁判所の判事が同社の電気自動車テスラ(TSLA)のマスク最高経営責任者(CEO)に対する訴訟を巡り、10月に審理を開始すると明らかにしマスク氏の裁判の先送りを求めた要求を退けたため上昇。製薬会社のジョンソン・アンド・ジョンソン(JNJ)は通年の業績見通し引き下げが嫌気され、売られた。
動画配信のネットフリックス(NFLX)は取引終了後に四半期決算を発表。1株利益が予想を上回ったほか、有料会員数が100万人減少と、減少数が予想の半分にとどまったため、時間外取引で買われている。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ECBやBOEが大幅利上げ検討、ユーロ買い強まる
19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、137円38銭まで下落後、138円25銭まで上昇し138円24銭で引けた。欧州通貨高に対してドル売りが優勢となったほか、米6月住宅着工件数・許可件数が前月から減少したため7月連邦公開市場委員会(FOMC)での1%利上げ観測を受けたドル買いがさらに後退。その後、米債利回りの上昇に伴うドル買いが再燃した。
ユーロ・ドルは1.0263ドルまで上昇後、1.0220ドルへじり安推移し、1.0224ドルで引けた。関係筋の話として、欧州中央銀行(ECB)が今週実施する定例理事会で真剣に0.5%の利上げを検討すると報じられたため、大幅利上げを織り込むユーロ買いが加速。さらに、関係筋の話として、ロシアが天然ガスのパイプライン、ノルドストリーム1を21日に供給量減らして再開すると報じられたため欧州経済の成長減速懸念が緩和したこともユーロの買戻しにつながった。ユーロ・円は140円71銭から141円45銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2045ドルまで上昇後、1.1985ドルまで反落した。英国中銀のベイリー総裁が8月金融政策決定会合で0.5%の利上げも選択肢になるとしたほか、量的引き締め(QT)の詳細を8月に公表するとしたためポンド買いに拍車がかかった。ドル・スイスは0.9655フランまで下落後、0.9694フランへ強含んだ。
■NY原油:続伸で100.74ドル、株高などを意識した買いが入る
NY原油先物9月限は続伸(NYMEX原油9月限終値:100.74 ↑1.32)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比+1.32ドルの100.74ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは96.52ドル-100.99ドル。アジア市場で100ドル台に上昇した後、ニューヨーク市場の序盤にかけて96.52ドルまで下げたが、需給ひっ迫の思惑は後退せず、ニューヨーク市場の後半にかけて株高などを意識して100.99ドルまで値を上げる場面があった。通常取引終了後の時間外取引でも100ドル台を維持した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 33.35ドル +1.09ドル(+3.38%)
モルガン・スタンレー(MS) 81.65ドル +2.79ドル(+3.54%)
ゴールドマン・サックス(GS)318.05ドル +16.79ドル(+5.57%)
インテル(INTC) 40.22ドル +1.51ドル(+3.90%)
アップル(AAPL) 151.00ドル +3.93ドル(+2.67%)
アルファベット(GOOG) 114.62ドル +4.71ドル(+4.29%)
メタ(META) 175.78ドル +8.55ドル(+5.11%)
キャタピラー(CAT) 179.49ドル +7.20ドル(+4.18%)
アルコア(AA) 44.90ドル +1.48ドル(+3.41%)
ウォルマート(WMT) 129.56ドル +0.79ドル(+0.61%) <ST>
米国株式市場は反発。ダウ平均は754.44ドル高の31827.05ドル、ナスダックは353.10ポイント高の11713.15で取引を終了した。予想を上回った企業決算を好感した買いに、寄り付き後、上昇。疾病管理予防センター(CDC)がクルーズ船での新型コロナ感染件数を監視するプロブラムを終了したため旅行関連株中心に買いが広がり、一段の上げに繋がった。ロシアの国営ガス会社がパイプライン、ノルドストリーム1を通じた欧州への天然ガスの輸出を再開するとの報道で、世界経済への悲観的見方も後退し相場の上昇ををさらに支援し、引けにかけて主要株式指数は一段高となった。セクタ—別では半導体・同製造装置、耐久消費財・アパレルの上昇が目立った。
エネルギー関連会社のハリバートン(HAL)は四半期決算で、1株利益が予想を上回り買われた。玩具メーカーのハズプロ(HAS)も四半期決算で卓上用ゲームの需要が強く、さらに値上げが奏功し1株利益が予想を上回り、上昇。石油会社のエクソンモービル(XOM)はアナリストの投資判断引上げで上昇した。自動車メーカーのフォード(F)は最新のピックアップトラック、「F150ラプター」を発表し、買われた。クルーズ船を運営するカーニバル(CCL)、ロイヤルカリビアン・グルーズ(RCL)は疾病管理予防センター(CDC)がクルーズ船運航を巡る新型コロナプロブラムの撤廃を発表したことが需要拡大期待に繋がり、上昇。短文投稿サイトのツィッター(TWTR)は、デラウェア州裁判所の判事が同社の電気自動車テスラ(TSLA)のマスク最高経営責任者(CEO)に対する訴訟を巡り、10月に審理を開始すると明らかにしマスク氏の裁判の先送りを求めた要求を退けたため上昇。製薬会社のジョンソン・アンド・ジョンソン(JNJ)は通年の業績見通し引き下げが嫌気され、売られた。
動画配信のネットフリックス(NFLX)は取引終了後に四半期決算を発表。1株利益が予想を上回ったほか、有料会員数が100万人減少と、減少数が予想の半分にとどまったため、時間外取引で買われている。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ECBやBOEが大幅利上げ検討、ユーロ買い強まる
19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、137円38銭まで下落後、138円25銭まで上昇し138円24銭で引けた。欧州通貨高に対してドル売りが優勢となったほか、米6月住宅着工件数・許可件数が前月から減少したため7月連邦公開市場委員会(FOMC)での1%利上げ観測を受けたドル買いがさらに後退。その後、米債利回りの上昇に伴うドル買いが再燃した。
ユーロ・ドルは1.0263ドルまで上昇後、1.0220ドルへじり安推移し、1.0224ドルで引けた。関係筋の話として、欧州中央銀行(ECB)が今週実施する定例理事会で真剣に0.5%の利上げを検討すると報じられたため、大幅利上げを織り込むユーロ買いが加速。さらに、関係筋の話として、ロシアが天然ガスのパイプライン、ノルドストリーム1を21日に供給量減らして再開すると報じられたため欧州経済の成長減速懸念が緩和したこともユーロの買戻しにつながった。ユーロ・円は140円71銭から141円45銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2045ドルまで上昇後、1.1985ドルまで反落した。英国中銀のベイリー総裁が8月金融政策決定会合で0.5%の利上げも選択肢になるとしたほか、量的引き締め(QT)の詳細を8月に公表するとしたためポンド買いに拍車がかかった。ドル・スイスは0.9655フランまで下落後、0.9694フランへ強含んだ。
■NY原油:続伸で100.74ドル、株高などを意識した買いが入る
NY原油先物9月限は続伸(NYMEX原油9月限終値:100.74 ↑1.32)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比+1.32ドルの100.74ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは96.52ドル-100.99ドル。アジア市場で100ドル台に上昇した後、ニューヨーク市場の序盤にかけて96.52ドルまで下げたが、需給ひっ迫の思惑は後退せず、ニューヨーク市場の後半にかけて株高などを意識して100.99ドルまで値を上げる場面があった。通常取引終了後の時間外取引でも100ドル台を維持した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 33.35ドル +1.09ドル(+3.38%)
モルガン・スタンレー(MS) 81.65ドル +2.79ドル(+3.54%)
ゴールドマン・サックス(GS)318.05ドル +16.79ドル(+5.57%)
インテル(INTC) 40.22ドル +1.51ドル(+3.90%)
アップル(AAPL) 151.00ドル +3.93ドル(+2.67%)
アルファベット(GOOG) 114.62ドル +4.71ドル(+4.29%)
メタ(META) 175.78ドル +8.55ドル(+5.11%)
キャタピラー(CAT) 179.49ドル +7.20ドル(+4.18%)
アルコア(AA) 44.90ドル +1.48ドル(+3.41%)
ウォルマート(WMT) 129.56ドル +0.79ドル(+0.61%) <ST>
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