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ヒーハイスト Research Memo(4):2022年3月期は直動機器が牽引し大幅増益
配信日時:2022/06/24 15:24
配信元:FISCO
■業績動向
1. 2022年3月期の業績概要
ヒーハイスト<6433>の2022年3月期決算は、売上高が2,742百万円(前期比21.9%増)、営業利益228百万円(同159.8%増)、経常利益258百万円(同177.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益217百万円(同419.4%増)となった。
設備投資額は310百万円(前期120百万円)、主な投資は機械装置259百万円、器具備品30百万円などである。減価償却費は147百万円(同127百万円)であった。
2. 品目別状況
各品目別状況は以下のようであった。
(1) 直動機器
主力のTHK向けが堅調に推移した。特に半導体製造装置向けが好調であったが、工作機械やその他精密機械向けも堅調であったようだ。またルアー向けも比較的堅調に推移し、第4四半期には遊技機(主にパチンコ)向けも回復した。この結果、通期の売上高は1,837百万円(前期比47.5%増)と大幅増となった。
(2) 精密部品加工
この期はまだホンダのF-1撤退の影響は大きくは出ておらず、通期の売上高は788百万円(同4.9%増)と前期比微増となった。
(3) ユニット製品
中国の電子デバイス組立用途向けが低迷した。加えて、例年だと入る予定の大口案件が消失し、売上高は115百万円(同53.9%減)となった。
自己資本比率は66.1%、手元現預金は9億円超で財務的には安定
3. 財務状況
2022年3月期末の総資産は前期末比307百万円増の4,896百万円となった。流動資産は同83百万円増の2,692百万円となったが、主に現金及び預金の増加19百万円、受取手形及び売掛金(電子記録債権含む)の増加50百万円、たな卸資産の増加12百万円による。固定資産は同223百万円増の2,204百万円となったが、主に有形固定資産の増加160百万円、無形固定資産の減少4百万円、投資その他の資産の増加67百万円による。
流動負債は同83百万円増の1,016百万円となったが、主に支払手形及び買掛金(電子記録債務含む)の増加38百万円による。固定負債は同9百万円減の642百万円となったが、社債の減少23百万円、長期借入金の増加2百万円による。この結果、負債合計は同74百万円増の1,658百万円となった。
純資産は親会社株主に帰属する当期純利益の計上などによる利益剰余金の増加等により同233百万円増の3,238百万円となった。その結果、2022年3月期末の自己資本比率は66.1%(前期末65.4%)となった。
4. キャッシュ・フローの状況
2022年3月期の営業活動によるキャッシュ・フローは417百万円の収入であったが、主な収入は税金等調整前当期純利益257百万円、減価償却費147百万円、仕入債務の増加31百万円等で、一方で主な支出は売上債権の増加46百万円、たな卸資産の増加7百万円等であった。投資活動によるキャッシュ・フローは207百万円の支出であったが、主な支出は有形固定資産の取得190百万円等であった。財務活動によるキャッシュ・フローは203百万円の支出であったが、主な支出は長短借入金の返済144百万円等であった。
この結果、期中の現金及び現金同等物は19百万円増加し、期末の現金及び現金同等物残高は973百万円となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<SI>
1. 2022年3月期の業績概要
ヒーハイスト<6433>の2022年3月期決算は、売上高が2,742百万円(前期比21.9%増)、営業利益228百万円(同159.8%増)、経常利益258百万円(同177.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益217百万円(同419.4%増)となった。
設備投資額は310百万円(前期120百万円)、主な投資は機械装置259百万円、器具備品30百万円などである。減価償却費は147百万円(同127百万円)であった。
2. 品目別状況
各品目別状況は以下のようであった。
(1) 直動機器
主力のTHK向けが堅調に推移した。特に半導体製造装置向けが好調であったが、工作機械やその他精密機械向けも堅調であったようだ。またルアー向けも比較的堅調に推移し、第4四半期には遊技機(主にパチンコ)向けも回復した。この結果、通期の売上高は1,837百万円(前期比47.5%増)と大幅増となった。
(2) 精密部品加工
この期はまだホンダのF-1撤退の影響は大きくは出ておらず、通期の売上高は788百万円(同4.9%増)と前期比微増となった。
(3) ユニット製品
中国の電子デバイス組立用途向けが低迷した。加えて、例年だと入る予定の大口案件が消失し、売上高は115百万円(同53.9%減)となった。
自己資本比率は66.1%、手元現預金は9億円超で財務的には安定
3. 財務状況
2022年3月期末の総資産は前期末比307百万円増の4,896百万円となった。流動資産は同83百万円増の2,692百万円となったが、主に現金及び預金の増加19百万円、受取手形及び売掛金(電子記録債権含む)の増加50百万円、たな卸資産の増加12百万円による。固定資産は同223百万円増の2,204百万円となったが、主に有形固定資産の増加160百万円、無形固定資産の減少4百万円、投資その他の資産の増加67百万円による。
流動負債は同83百万円増の1,016百万円となったが、主に支払手形及び買掛金(電子記録債務含む)の増加38百万円による。固定負債は同9百万円減の642百万円となったが、社債の減少23百万円、長期借入金の増加2百万円による。この結果、負債合計は同74百万円増の1,658百万円となった。
純資産は親会社株主に帰属する当期純利益の計上などによる利益剰余金の増加等により同233百万円増の3,238百万円となった。その結果、2022年3月期末の自己資本比率は66.1%(前期末65.4%)となった。
4. キャッシュ・フローの状況
2022年3月期の営業活動によるキャッシュ・フローは417百万円の収入であったが、主な収入は税金等調整前当期純利益257百万円、減価償却費147百万円、仕入債務の増加31百万円等で、一方で主な支出は売上債権の増加46百万円、たな卸資産の増加7百万円等であった。投資活動によるキャッシュ・フローは207百万円の支出であったが、主な支出は有形固定資産の取得190百万円等であった。財務活動によるキャッシュ・フローは203百万円の支出であったが、主な支出は長短借入金の返済144百万円等であった。
この結果、期中の現金及び現金同等物は19百万円増加し、期末の現金及び現金同等物残高は973百万円となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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