みんかぶニュース 為替・FX

米外為市場サマリー:日米金利差の拡大を手掛かりに一時134円40銭台に上昇

配信日時:2022/06/10 07:59 配信元:MINKABU
 9日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=134円36銭前後と前日に比べて10銭程度のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=142円64銭前後と同1円20銭強のユーロ安・円高だった。  欧州中央銀行(ECB)は9日の理事会で、量的緩和措置である資産購入プログラム(APP)を7月1日に終了するとともに、同月から利上げを開始する方針を示した。これを受けた欧州債利回りの上昇が米国債にも波及するなか、日米金利差の拡大を手掛かりとしたドル買い・円売りが優勢となった。この日に発表された前週分の米新規失業保険申請件数が市場予想以上に増加したことがドルの重荷となったが、10日に発表される5月の米消費者物価指数(CPI)がインフレの高止まりを示す内容になるとの見方から米金利の先高観は根強く、ドル円相場は一時134円45銭近辺まで強含んだ。一方、ユーロはECB理事会の結果を受けて買われる場面もあったが、次第に欧州経済の成長鈍化を懸念した売りが優勢となった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0617ドル前後と前日に比べて0.0100ドル弱のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ