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coly Research Memo(2):高いヒット率を誇るIPクリエイター&ディベロッパー
配信日時:2022/06/09 16:02
配信元:FISCO
■会社概要
1. 会社概要
coly<4175>は「もっと、面白く」をビジョンに掲げ、女性向けエンタメ市場をリードするIPクリエイター&ディベロッパーである。2014年、現在の代表取締役社長である中島瑞木(なかじま みずき)氏と代表取締役副社長である中島杏奈(なかじま あんな)氏の姉妹で創業し、社名は「共に」を意味する接頭語「co」をもとに命名した。その後、2015年に恋愛ノベルゲーム「ドラッグ王子とマトリ姫」をリリースしたのを皮切りに、自社IPの活用による複数タイトルやグッズ販売を軸に、TVアニメ、漫画、舞台など様々なメディアへも展開し業績を拡大してきた。2021年2月には東証マザーズ市場に上場。今後は、他社IPの活用やM&Aを通じた事業の拡張、海外展開を含めた事業拡大を目指していく方針である。
2. 事業内容
コンテンツ事業の単一セグメントであるが、現在は、(1)モバイルオンラインゲームの開発・運営と、(2)マーチャンダイジング(MD)の2つのサービスに分かれている。
(1) モバイルオンラインゲームの開発・運営
主にApple とGoogle LLCが運営する各プラットフォームにおいて、モバイルオンラインゲームを提供し、自社IP創出の原点となってきた事業である。現在は、1作目となる恋愛ノベルゲーム「ドラッグ王子とマトリ姫」をはじめ、その世界観をより広げ、パズルゲームとして制作した「スタンドマイヒーローズ」(2作目)、2021年11月に2周年を迎えた育成ゲーム「魔法使いの約束」(4作目)、2022年5月30日にリリースした探偵&恋愛シミュレーションゲーム「&0(アンドゼロ)」(5作目)の4タイトル※を運営している。成長期にある「魔法使いの約束」がゲーム売上の約60%を占める一方、「ドラッグ王子とマトリ姫」「スタンドマイヒーローズ」についても多くのユーザーに支えられ、長期的な運営が継続されている。また、今後に向けても他社との協業案件を含め、複数タイトルの開発が同時進行中である。モバイルオンラインゲームの形態についてはダウンロードや月額基本料は無料で、一部アイテムによる課金制となっているが、タイトルによってはストーリーを1作品ずつ購入し読み進める仕組みも導入している。
※2018年にリリースした「オンエア!」(3作目)については2020年10月にサービスを終了した。ただ、その後も熱量の高いユーザーからの声に応え、グッズ・メディアミックス展開などを通じて積極的な事業を継続している。
(2) マーチャンダイジング(MD)
MDでは自社IPの活用によりグッズ企画・制作・販売などを展開している。販売はネット販売、イベントにおける対面販売、実店舗を有する企業への委託販売・卸販売などで行うほか、飲食店運営会社などと委託契約を締結し、コラボカフェでの販売なども手掛けている。1)自社企画による高クオリティな制作、2)ゲーム内施策との連動、3)自社ECサイトによる販売コストの削減、4)高い利益率の実現など、自社MD展開によるメリットは大きく、2018年1月期の本格開始以降はMD売上も順調に伸びてきた。また、同社IPについて、アミューズメント事業会社や宿泊施設、百貨店が提供するカード事業などとライセンス契約を締結し、ロイヤルティ収益やマーケティング機会の獲得にも注力している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
<EY>
1. 会社概要
coly<4175>は「もっと、面白く」をビジョンに掲げ、女性向けエンタメ市場をリードするIPクリエイター&ディベロッパーである。2014年、現在の代表取締役社長である中島瑞木(なかじま みずき)氏と代表取締役副社長である中島杏奈(なかじま あんな)氏の姉妹で創業し、社名は「共に」を意味する接頭語「co」をもとに命名した。その後、2015年に恋愛ノベルゲーム「ドラッグ王子とマトリ姫」をリリースしたのを皮切りに、自社IPの活用による複数タイトルやグッズ販売を軸に、TVアニメ、漫画、舞台など様々なメディアへも展開し業績を拡大してきた。2021年2月には東証マザーズ市場に上場。今後は、他社IPの活用やM&Aを通じた事業の拡張、海外展開を含めた事業拡大を目指していく方針である。
2. 事業内容
コンテンツ事業の単一セグメントであるが、現在は、(1)モバイルオンラインゲームの開発・運営と、(2)マーチャンダイジング(MD)の2つのサービスに分かれている。
(1) モバイルオンラインゲームの開発・運営
主にApple とGoogle LLCが運営する各プラットフォームにおいて、モバイルオンラインゲームを提供し、自社IP創出の原点となってきた事業である。現在は、1作目となる恋愛ノベルゲーム「ドラッグ王子とマトリ姫」をはじめ、その世界観をより広げ、パズルゲームとして制作した「スタンドマイヒーローズ」(2作目)、2021年11月に2周年を迎えた育成ゲーム「魔法使いの約束」(4作目)、2022年5月30日にリリースした探偵&恋愛シミュレーションゲーム「&0(アンドゼロ)」(5作目)の4タイトル※を運営している。成長期にある「魔法使いの約束」がゲーム売上の約60%を占める一方、「ドラッグ王子とマトリ姫」「スタンドマイヒーローズ」についても多くのユーザーに支えられ、長期的な運営が継続されている。また、今後に向けても他社との協業案件を含め、複数タイトルの開発が同時進行中である。モバイルオンラインゲームの形態についてはダウンロードや月額基本料は無料で、一部アイテムによる課金制となっているが、タイトルによってはストーリーを1作品ずつ購入し読み進める仕組みも導入している。
※2018年にリリースした「オンエア!」(3作目)については2020年10月にサービスを終了した。ただ、その後も熱量の高いユーザーからの声に応え、グッズ・メディアミックス展開などを通じて積極的な事業を継続している。
(2) マーチャンダイジング(MD)
MDでは自社IPの活用によりグッズ企画・制作・販売などを展開している。販売はネット販売、イベントにおける対面販売、実店舗を有する企業への委託販売・卸販売などで行うほか、飲食店運営会社などと委託契約を締結し、コラボカフェでの販売なども手掛けている。1)自社企画による高クオリティな制作、2)ゲーム内施策との連動、3)自社ECサイトによる販売コストの削減、4)高い利益率の実現など、自社MD展開によるメリットは大きく、2018年1月期の本格開始以降はMD売上も順調に伸びてきた。また、同社IPについて、アミューズメント事業会社や宿泊施設、百貨店が提供するカード事業などとライセンス契約を締結し、ロイヤルティ収益やマーケティング機会の獲得にも注力している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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