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午後:債券サマリー 先物は続伸、流動性供給入札結果は強め

配信日時:2022/06/09 15:37 配信元:MINKABU
 9日の債券市場で、先物6月限は続伸。この日に実施された流動性供給入札(対象:残存期間5年超15.5年以下)が強めの結果となったことが好感された。  8日の米長期債相場が反落(金利は上昇)したことを受け、債券先物は軟調に始まったものの下値は限定的ですぐに持ち直した。日銀の黒田総裁が8日に行われた英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)主催のイベントで「日銀は金融緩和によって新型コロナウイルス禍からの景気回復を支え続けなければならない」との考えを示したことや、日銀が国内金利の上昇を抑える「指し値オペ」を原則として毎営業日実施していることが投資家心理を下支えしているといった様子だった。今晩の欧州中央銀行(ECB)理事会や10日に発表される米5月消費者物価指数(CPI)を見極めたいとして模様眺めムードが広がりやすかったが、午後に入って流動性供給入札の応札倍率が6.15倍(前回は4.33倍)になったことが明らかになると買いが流入。債券先物は149円66銭まで上伸する場面があった。  先物6月限の終値は前日比10銭高の149円65銭。期先9月限の終値は同4銭高の149円20銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて横ばいの0.245%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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